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15分でわかる!第8章 至上者のもとに到る道

第8章 至上者のもとに到る道

【8章の主題】

主題

第8章には主に次の3つの主題があります。

①純粋な献身奉仕について
②ヨガ・ミシュラ・バクティについて
③純粋な献身者とヨガ・ミシュラ・バクタが其々行きつく先について

私:(?よーがみしゅらばくてぃ・・・ってなんだっけ?という人が居ると思います。後半で説明します)

1アルジュナの質問、クリシュナの答え(1-4)

2死の時にクリシュナを思い出す(5-9)

3ヨーガミシュラバクティによってクリシュナを思いおもう(10-13)

4純粋な献身奉仕を行う事で精神界に帰る(14ー16)

5物質界と精神界、そして神の王国(17-22)

6光と闇、バクティの優越性(23-28)

まずはアルジュナの質問から見ていきましょう

ブラフマンとは何か


この節でのブラフマンの意味は不滅にして、超越的たる生命体のことです。至高主の事ではありません。
至高主はパラㇺ・ブラフマンと呼ばれます。これは同じ性質ですが別のものです。

自己とは何か


生命体の永遠の性質を自己と呼びます

成果を求める活動とは


カルマ
生命体の体の進化に関する活動、物質的結果を生む活動

物質現象とは、
アディブータとは何か


絶え間なく変化している物質自然、物資現象

そしてデーヴァとは何なのか


太陽や月のような全てのデーヴァを含む主の宇宙体
アディダィヴァとは、宇宙内の全ての生命体全部を代表しているお方のことです。そのお方の内に、全てのデーヴァ達が従順する者として存在しています。
 〈宇宙体〉
簡単に言うと、アディダィヴァという人間の力を超えたものがあって、それは宇宙には色々な惑星があって、それらはデーヴァによって管理されていて、デーヴァ達は至高主に管理されている、というイメージです。

供養を受け取る主はどなたなのですか。


至高主(供養の主)供儀を支配する者のことです

いかにして体内に住んでいるのですか。


主は全ての生命体のハートの中に至高の魂として宿る

また献身奉仕をする者は死の時にどのようにしてあなたを知ることができるのですか。

答えは節にあります。

第5節 
anta-kāle ca mām eva
smaran muktvā kalevaram
yaḥ prayāti sa mad-bhāvaṁ
yāti nāsty atra saṁśayaḥ
死が訪れて体を離れる時に私だけを想っているものは誰でも、直ちに精神界の私のもとに来る。このことに疑いの余地はない。

バガヴァッド・ギーター8章

これがクリシュナの答えでした。
そして、間違いなく死ぬ時に考えていたことによって、死後の場所は決まります。
ですから、クリシュナの事を常に思うことでクリシュナの元に行くことが出来ます。私たちは24時間クリシュナの事を考えることは難しいですが
キールタン・チャンティング・経典を読むなどしてクリシュナを想うことは出来ます。まずは自分が出来ることをしましょう。

次に

10節からヨーガ・ミシュラ・バクティについてです


バクティ・ヨーガ + アシュターンガ・ヨーガ
= ヨガ・ミシュラ・バクティ

アシュターンガ・ヨーガを行うことで、心がクリシュナに集中し、バクティ・ヨーガが伸びること、つまり、クリシュナに集中する方法にアシュターンガ・ヨーガを使うのです。

オームを唱えるときも、クリシュナの事を想いながら行う事です。実際に、オームとはブラフマンのことでありその光はクリシュナの光の事であるからです。
しかしこの時代では、ハレークリシュナ・マントラを唱えよと、明確に勧められています。

=ヨーガ・ミシュラ・バクティのプロセスと、その重要なポイント=
①クリシュナに心を集中させ瞑想する(ハートに宿るパラマートマ)
②プラーナを眉間集中し、頭上に上げ、肉体を去る時に更に上昇する
③オームを唱える(オームはハレー・クリシュナに含まれている)
④ヴェーダを学ぶ
⑤感覚を制御する
⑥独身生活を貫き放棄階級に入る(現代社会では、ほぼ不可能)
⑦非人格主義者はブラフマジョーティーへ行く
⑧献身者はクリシュナがいる精神界にあるクリシュナの惑星に行く

バクティシャーストリより

7と8の違いは
ananya-cetāḥ — 心を逸らすことなく 
クリシュナの事を想い続けることでクリシュナの元へ到達します。機械的な方法を用いてクリシュナのことを思うことができるように訓練するのではなく、アナンヤ・バクティは愛情に満ちた関係にいることから、自然にいつもクリシュナのことを思うようになります。

純粋な献身者、アナンヤ・バクタ


いつ体を離れても神の王国に帰り、もう二度と物質界へ戻ることはありません。

未熟なヨギー


例えば、死ぬ時間をコントロールすることが出来なかったりすれば、精神界に帰れないかもしれません。天界に行けるかもしれませんが、また物質界に戻ってきてしまうのです。

献身者が達するのは、精神界にある永遠な神の王国です。その中でも最高なのは、ゴーロカ・ヴリンダーヴァンです。クリシュナが御自身のそのままの姿でいられるゴーロカ・ヴリンダーヴァンに達することができるのは、アナンヤ・バクティだけです。

プラブパーダはこう書いています。

「これらの章を学識や憶測によってではなく、献身者との交際の中で聞くことによって、理解しなければならない。第7章から第12章までは『バガヴァッド・ギーター』の真髄である。最初の6つの章と最後の6つの章は、真ん中の6つの章の覆いとも言うべきもので、主によって特別に守られている。」(BG8.28.解説)

バガヴァッド・ギーター8章28節解説

バガヴァッドギーターを様々な解説でとく人が居ますが
最高のゴールはブラフマンという人もいれば、敬虔な習慣を身に着けるためにこの本を読みましょうという方もいます。

そのようなものに惑わされずに、信念をもってこの経典を読み進めましょう。

それでは

死に備えるにはどうすればよいでしょうか?


誕生日はみんな知っているけど、いつ死ぬかはわかりません。

Always remember Krishna Never forget Krishna

常にクリシュナを覚えていてください。
クリシュナを決して忘れないでください。

これは非常に重要です。

何もしている時にも覚えていましょう。
24時間本当はクリシュナの事だけを考えていたいけど、仕事や社会の事も行わなければいけません。ですから、瞑想をする時間、本を読む時間などを一日の中でとるように決めて、その時にクリシュナを想うようにしましょう。

私たちはいつ死ぬかわかりません


急に交通事故で死ぬかもしれませんし、病気、または老いて死ぬかどうなるかわかりませんし、辛い中でクリシュナを想うことは出来るでしょうか?

死ぬ時にクリシュナを想うことが出来るように、日々の想うことで死の瞬間もクリシュナを想っていることが出来るでしょう。

オススメなのはジャパ瞑想です動画で説明しています。

ゴーロカブリンダーヴァンの魅力

私は、ゴーロカブリンダーバンの事を想像することも出来なくて、クリシュナも美しすぎるなら、私の想像では無理だと思い、あまり考えないようにしていました。
しかし、ケシャヴィさんのクラスを聞くようになり、リアルにお話してくださるので、そのことで頭がいっぱいになるようになりました。是非聞いてくださいね。


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