3/12 明治安田生命J1リーグ第4節 VS. 清水エスパルス @ IAIスタジアム日本平
開幕から勝利のない状態が続いた明治安田生命J1リーグ第4節、鬼門アイスタでのアウェイ清水エスパルス戦は3-1での勝利。リーグ戦での初勝利を飾った。
J1でのアウェイ清水戦の勝利は 2014年5月9日以来の勝利となるが、このときは西澤と大久保の2ゴールにより2-1での勝利だった。ちなみに、大久保と徳重の2人が退場している。
メンバー
セレッソ大阪は、負傷によりU-21日本代表を途中離脱し出場が危ぶまれていた西尾がスタメンに名を連ね、また今期から加入した山中が初スタメンに。前節はサイドハーフでの出場だった清武が中央に入り、為田が左サイドハーフ。そして、山田が今シーズン初スタメンと前節から3人を入れ替えてきた。
一方、清水エスパルスは前節から前線の組み合わせを変更。サイドハーフでの起用だった神谷を1列目に上げ、中山とベンジャミン コロリに代え山原と髙橋がスタメンに入った。髙橋はJ1初スタメンとなっている。
試合とは関係ないが、清水のスタメンに名を連ねた白崎の名前を見ると、10年前の高校サッカー選手権大会で、後にセレッソ大阪に加入することになる後藤寛太有する市立西宮が当時エスパルスに加入内偵していた白崎が在籍していた山梨学院をジャイアントキリングしたことを思い出したり。
試合雑感
ロングボールとセカンドボール回収部隊
セレッソ大阪は前節FC東京戦において、ビルドアップを封じられ苦しい展開となった。セレッソ大阪の低い位置からのビルドアップはサイドバックを狙い撃ちにするFC東京の守備に手を焼いていた。(話は変わるが、かつてマッシモトーキョーの4-3-1-2にも同じようにやられてたよなと思った)
一方、この試合においては、前節の反省からだろうか、今までに比べると前線へのロングボールを多用した戦い方だったように感じた。
それは、前線に身長の高い山田がいることもあったかもしれないが、例えばゴールキックのリスタートは低い位置(センターバック)から繋ぐことにこだわるということもなかった。
また、ゴールキックでロングボールを蹴る際には、原川はアンカーのようなポジションを取り、奥埜がインサイドハーフのように高い位置を取りつつ、為田が中に絞り、清武がトップ下に位置取るダイヤモンドを形成。中盤の枚数を用意しセカンドボール回収を狙っていたように見えた。
また、清水エスパルスの守備も、FC東京とは異なり、ボールの奪い所を設定しているというよりかは、前線の二枚が頑張りそれに後ろが続くというのがメインだったために、セレッソとしてもボール回しがどこかで窒息して奪われる場面は少なかったと思う。
大外への花道
セレッソ大阪の攻撃において、坂元の再来を期待される中原と初スタメンとなった山中が大外からの攻撃を担っていた。右サイドで松田・奥埜・中原のトライアングルで攻め入る場面を作った際には、逆サイドの為田が左から中へと走り込むことで、清水の選手を引っ張り、山中にスペースを作っていた。
ポケットが空く清水
大外からのセレッソの攻撃に対して、清水はサイドバックとセンターバックの間、いわゆるニアゾーンやポケットと呼ばれるエリアにスペースを発生させていた。サイドバックは外に引っ張られるものの、センターバックは中央から動かないことでその間にスペースが発生。センターハーフがそこを埋めたりということも見られない。そのできたスペースを活用していたのは奥埜で、この試合、奥埜は高い位置への侵入が多く、人への意識が強い清水守備においてセンターハーフはその動きについてこれていなかった。
ただ、セレッソの失点シーンも、スローインからの流れもあったがサイドバックセンターバック間が空いてしまっていたのだけれども。
ひとりごと
ここまでご覧いただいた方、ありがとうございました。
こういったサッカーに関する記事を書いたのは2年ぶりになるでしょうか。
長らくサッカー関連の記事は書いてなかったところ、青天の霹靂にAkiさんから後よろしくでぶん投げられて、嬉しさもありつつ、それでもやっぱり荷が重いなと。
これからどうしようと途方に暮れている今日この頃です。
今回は本当に突貫工事の記事作成となったために、セレッソ大阪U-23の観戦日記を書いていたときのフォーマットをベースに記事を書いてみました。
ので、Akiさんの記事に近いものを期待していた方には、そのニーズに応えることはできていないだろうなと感じています。
10年以上にわたりレビュー記事を書かれていた偉大過ぎるAkiさんにはまだまだ遠く及ばないものしか書けませんが、継続して記事を書いていき、少しずつ記事が内容あるものにできていければと思います。
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