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ハイパーターボプリフロップ分析【もっとディフェンス!もっとスチール!】

Pokerstarsのハイパーターボのプリフロップを分析したくなった。ので、MonkerSolverを使って簡単に分析してみた。

計算量が多すぎたので、簡易的な分析を行った。

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ESが15bb、6人がテーブルに座っている状態で、UTG~COはフォールドした状況を想定。BUからのリンプは出来ない設定。

※「UTG~COが居ない状態で分析してるじゃん、この分析方法では本来のレンジから大きくズレるのでは?」と思うかもしれないが、大きく結果は変わらないと思う。均衡的なプリフロレンジはアンティの合計額がいくらかによって大きく変わる。ブラインドが上がるスピードはプリフロレンジに影響をほぼ及ばさないはずだ。自分より先にフォールドした人が何人居たかによって、removal effectが出てくる。その関係で本来のレンジよりはルースになるが、微差だと思う。

※Pokerstarsのハイパーターボのアンティは一人あたり0.25bb、全員のアンティの合計額は0.25*6 = 1.5bbと高い。対してGGpokerのハイパーターボのアンティは一人あたり0.15bbで全員のアンティの合計額は0.9bbで、ごく普通のトーナメントと大差が無い。GGpokerで今から貼るプリフロレンジを参考にするのは賢明ではないと思う。

・BU open

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Tourney Mが5だからといって、プッシュフォールドのみ、ミニレイズを使わないのは古い戦略だ。

ミニオープンのレンジはこうだ。

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プレミアはオールインではなくミニレイズしたい。J6sやK7oのような3betオールインが返ってきたらイージーフォールドできるハンドもミニレイズしたいということか。

オールインのレンジはこうだ。

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Axやスモールポケット、スーコネ系がオールインに好まれていることが分かる。

・BB defence vs BU

vs AI

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BUの15bb AIにはBBはK9oやQToすらコールしないといけない。

アンティが大きい分、BUはルースにプッシュしてきているし、BUのオールインレンジにはAA等のプレミアハンドは無いからだろう。

vs min raise

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フォールドレンジが狭いと感じるだろう。

コールのレンジはこうだ。

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Q2oはコール、T3oすらも頻度でコールしなくてはいけない。

BUのミニオープンのレンジにはプレミアが多いにも拘わらずだ。

アンティが大きいということを忘れてはいけない。コールに必要なオッズは1/6でたったの16.67%だ。

※BBが持っているハンドのBUのオープンレンジに対するエクイティがコールに必要なオッズより高ければコール出来るというわけではない。エクイティよりも、最終的にチップをいくら取れそうか、つまりEVを気にするべきだからだ。

3bet オールインのレンジはこうだ。

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K3o、J8sのようなハンドも3bet オールインすべきだ。


ここまで載せてきたレンジはあくまで均衡的なレンジでしかない。このレンジからずれたプレーをしている人は多いと思うので、しっかりエクスプロイトを狙おう。

BUからのミニレイズを多くするのはエクスプロイトの方法の一つだろう。BBからK3o、J8sを3bet AIする相手はかなり少ないだろうし、J6oやQ7oすらフォールドしてしまうプレーヤーも居ると思う。ポストフロップ以降もエクスプロイト出来る余地が有るので、弱いハンドはオールインよりもミニレイズでスチールを狙うのが良いと思う。3bet オールインされたらスナップフォールドするまでだ。

他にもエクスプロイトする方法はいくつか有ると思うので、各々考えてみてくださいm(__)m

※バブルファクターを考慮することも忘れずに。ただ、ビビり過ぎてはいけない!MTTで大事なのはインマネすることではなくて、獲得賞金の期待値を最大化することだ。ものすごく強い人のインマネ率よりも、ものすごく弱い人のインマネ率の方が高かったりする!

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