フロップドンクオールインは有効なのか
*この記事は無料で読める。gto+のファイルのみ有料。
「SPR1~2以下の状況ではドンクオールインをしろ」というアドバイスを3人以上から聞いたことが有るが、違うのではないかと前から思っていたので、簡単にGTO+で分析してみた。
条件: SPR1。スタック20bbのBUが2bbオープン、スタック6.5bbのBBがコールした状況を想定。
IP:のオープンレンジ: GTO WizardのES20bbの際のBU2bbオープンのレンジをそのまま使用。(スーコネを少し削ったり微調整すべきだったとは思うm(__)m)
OOP:のオープンレンジ: GTO WizardのES20bbやES12bbの際のBU2bbオープンに対するコールレンジを基に僕が作成。(もう少しレンジが広い方が適切だとは思うm(__)m)
ベットの条件はフロップは1bb, 50%pot, オールイン。ターン、リバーはオールインorフォールド。(SPR1ではターン、リバーに細かい値を設定しなくても分析結果に大差はないだろう。)
GTO+にあるフロップのサブセット163フロップを分析した。
殆どドンクベットは打たなくて良いようだ。
最もドンクを打つフロップ7s6s5dですら35%はチェックして良い。
As9d2cのような相手に有利なボードでドンクオールインを打っても、相手の良いハンドにはコールされて相手の悪いハンドにはフォールドされるだけ。それにこちらが強いハンドを持っている際はチェックして相手が弱いハンドでCbetを打ってくれることを期待した方が良い。5s3sのようなドローハンドも相手がKd6dのような弱いハンドにmini Cbetさせてチェックレイズで降ろせるのを期待した方が得ということか。まあ様々な要因が複雑に絡んでいるとは思う。
逆に7s6s5dのようなこちらに有利なボードでは相手にCbetをスキップされて無料でターンを見られるべきではないので、トップペア等でドンクを打った方が良いということか。(逆転される可能性が非常に低いストレートではドンクをほぼ打たずチェックするようだ。Jd2dのような弱いハンドも100%チェックで、チェックレンジがポラライズされている。)
まぁ、理由は各々予想してみてください。。。
MTTではバブルファクターやFuture Gameを考えないといけない。GTO+にはバブルファクターを考慮した分析を行う機能があるので、興味ある人はやってみては。ただ、大差は無いと思うし、寧ろオールイン頻度は減ると思う。自分がショートスタック、相手が余裕のあるスタックなので、自分の方がバブルファクターの値が高いことが多い。相手のバブルファクターが高くなるようなスタック、相手が12bb程度なら相手はプレミアでミニオープンしてきている可能性が高まる。違ったら分析結果と一緒に教えてください。。。
OOPのベット頻度の分析結果だけ無料で置いておきます。
GTO+のファイルは有料。ただ、この程度の分析はしょぼいスペックのPCでも出来るので、面倒くさがりの人だけ購入をオススメ。
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