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日本ダービー5/28

今回のダービーは社台ファームについて考えてみた。サンデーサイレンス全盛期、クラシックといえば社台ファーム、ひどい時はクラシックさえ社台ファームの運動会と揶揄された時代があった。しかしサンデーサイレンス亡き後、種牡馬群雄割拠の時代に入ると全く勝てなくなる。あの栄華を極めた社台ファームがダービーを制したのはなんと2010のエイシンフラッシュまで遡る。そこで社台ファームは2020から調教改革を始めた。一頭一頭に対する時間をかけ、一日に馬上で乗る距離は以前の倍になったという。その効果は早くから現れる。調教改革を始めた時当歳だったスターズオンアースが桜花賞、アスクビクターモアが菊花賞を制覇。そして今年無敗で皐月賞を制したソールオリエンスが出てきたのである。クラシックの主役級に帰ってきたのだ。ホースマンなら誰しもが獲りたいダービー、ましてや低迷期を今までのやり方を捨てて乗り越えようとする社台ファーム。間違いなく勝ち負けできる状態で出してくる。1人気だろから馬券的浪漫はないが、競馬オールドファンとしては並々ならぬ勝負気配を感じるのである。エイシンフラッシュ以来のダービー制覇へ。社台ファーム復権の第一章はここで完。
時は来た。

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