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#5、「70歳を目前に控えた夫婦二人は、」

あ〜、青春が一番最後だと良いのに。
引越し、片付けは体力と根気です。
僕のこのお話は断捨離のための引越しです。


動けなくなったらどうする、いよいよ転居先選びです。

・・・もう何年も終の住処を探してようやく・・・というものではありませんでした。

ただなんとなく、二人だけでは広すぎるし家具など持ち物も多いな〜。
ここを空っぽにしても家賃とか掃除とかメンテナンスとかいろいろ無駄が多いな〜。
どうにかしないと、そのうち動けなくなったらどうするのか、最近漠然とそんなふうに思っていました。

横浜の海に近い団地に暮らす老夫婦の家探しはあるとき突然やってきました。

今年の春、「親戚のお祝いにクッキーを送りたい」と。
そういえば20何年前、今の前に暮らしていた近所にあった美味しいケーキ屋さんがあったなと懐かしく思い出し、川崎市郊外のその店を地下鉄とバスを乗り継いで訪ねました。

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地下鉄の終点を降りバスに乗り換え、その途中、バスの窓からはいくつかの団地が見えました。深々とした緑に囲まれて今の海岸沿いのコンクリだらけの街の景色とは違っていました。

集合住宅の階数はせいぜい5-6階くらいなのでバスの窓からは遠くもよく見え、空も広々としていました。静かで空気も良さそうで良いところだなと。

これがことの始まりだった。

一週間も経たない休みの日にその集合住宅の空き部屋の下見を申し込んだのです。
間取りは2DKくらいの部屋を何箇所か下見しました。

案内所に向かう途中、見回したのですが、高層階と言ってもそこは4、5階くらいなのですが、洗濯物も干されてなくほとんど空き部屋のようで、住民の気配が感じられません。下のフロアーときれいに二層化しているのです。

不思議に思って案内をしてくれた係の人に聞くと、特に最近、エレベータのない中低層の建物の上層部は階段なので僕たちのように高齢化の人には敬遠され転居したり新しい入居者が少ないからほとんど空き部屋なのだそうです。

分譲の物件も数百万円でもなかなか売れないとのこと。
妙に納得したもののこれからどうなるのでしょうか?

結果、周りの環境の良さに反して残念ながらこれはといった物件に巡り会えませんでした。

ちょっとがっかりして戻った数日後、奥さんから「ここにも空き部屋があるわよ」とチラシを見せてくれました。

なんと灯台元暗しですね、

別にこの場所が嫌なのではなかったのですから、それはまさに「その1」での条件 <今の住居から近距離のところ> 、なおかつ <部屋数を減らしたい> に合った1LDKでした。

結果、同じ団地内の物件をいくつか見せていただき4月のケーキ屋さん訪問から約1ヶ月少し経った6月初めに部屋を決めることができました。

部屋のサイズの他にもいくつか条件がありましたので備忘録もかねて記しておきます。

【希望がかなったもの】

・玄関と廊下はなるべく広めが良い。
  車椅子生活になっても多少安心
・畳の部屋は不要、全てフローリングで
  ベッドを予定していることと掃除が楽である
・障子、ふすまは不要
  張り替えなどメンテナンスが面倒
  窓は全てカーテンで良い
・風呂は浅めが良い
・台所のコンロは三口タイプ
・各部屋の間取りは長方形よりなるべく四角形に近いもの
・食堂テーブル、ソファーは窓の近くに設置できる
  日当たりが良い
・台所とトイレはなるべく離れている
  いやですよね

【希望どうりではなかったもの】

・電源コンセントの数が少なかった
  今は携帯の充電器、パソコンなど電源を必要とするものが多い
  延長タップばかりではやや不安が残ります
・光インターネットは必須
  今までがNURO高速回線でしたが、転居先はNUROが使えず
  映画、コンサートはテレビ番組よりNetFlixやYouTubeをよく見るので
  これは少し検討中です
  今は、集合住宅用のVDSL方式をやむなく使用中ですが
・ガスのスイッチはお風呂場と台所の二ヶ所にある
  今はお風呂場のみ、いちいち確認が必要です
・お風呂場内の物干し竿の位置が高い
  年々、縮んでいく身としては手が届きにくい
  同居人は届きません
  (追)便利:最近の浴室の壁はマグネット式のフックがつくんですね
・お風呂でラジオが受信できない
  越してみないとわかりませんね

おかげさまで、二人ともストレスもなくすこぶる快適に日々過ごしています^_^

【とりあえず総括】

僕の場合、賃貸から賃貸への転居でしたので転居に伴う断捨離が比較的容易にできました。このケースが誰にでも当てはまるものではありませんが、家族構成や生活スタイルの変化で住まいも変更したほうがいいです。
家は住むためのものです

長くなりましたが、また思い出したら書きます。
ここまでお読みいただきありがとうございます。

※ 引き続き断捨離の手順やコツ、不用品の処分方法、引越の手続き、苦労したことなどを紹介していきます。ぜひチェックしてみてください。

(追)9月20日(月)は敬老の日だそうです。
お爺さんお婆さんに一声かけてみましょう。

母は今年94歳になりましたが僕から電話や贈り物がないと「忘れて困った      ものだ」と言うそうです(妹談)。母には母の日があったのですが、、、

#エッセイ #引越 #転居 #高齢者 #断捨離 #ライフスタイル

(注)トップのイラストは
ねこ画伯コハクちゃん」  https://kohacu.com/
のイラストを利用させていただきました。


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