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石丸伸二 応援 いざ決戦

いよいよ都知事選挙期間が始まりました。候補者番号は7番と言うことでラッキーセブン、7月7日7番の候補者が奇跡を起こすかも知れません。初日の石丸伸二氏は若者の集まる渋谷・恵比寿・広尾・六本木で選挙演説をしていました。ただ今までの街宣のような対話形式ではなく演説は短めにして街宣車から降り一人ひとりと握手や写真撮影に時間を費やしていました。何となく従来型の選挙活動に戻ったように見えますが、今までの選挙と全く違うのは撮影した映像をどんどん拡散して下さいと事務方がお願いしていたところです。小池氏や蓮舫氏に比べ圧倒的に知名度で劣る石丸陣営としてはまずは若者を通じて友人や家族に対し石丸伸二の名前を拡散してもらうことを優先したようです。そして石丸さんってどんな人と聞かれたらじっくり話していた過去の街宣動画を見てもらえばいいわけです。なんと効率のいい選挙でしょうか。今後はサラリーマンや主婦層などのいる地域へとリアルな選挙活動を進めて行くのでしょう。演説の内容も子育て支援は親への金銭的支援だけでなく教育現場の改善こそ重要だと訴え、あとは政治の見える化で東京の政治を変え、日本の政治を変えよう、みんなの力で「東京を動かそう」とシンプルに訴えています。

一方、小池都知事は知事選への出馬会見で小池氏がカイロ時代に支援を受けていた朝堂院大覚氏(百合子はカイロ大2年中退だと断言した人)の話を聞かれると目を丸くして驚き、テレ朝アナの助けを借りて会見の場から逃げ出しました。そして都知事候補者としての公約発表会見は無人の記者会見場でリモートでの会見となりました。さらに20日の選挙出陣式は室内で行い、街頭での選挙活動は今のところ行っていないようです。都庁記者クラブに守られ日々の知事活動を宣伝してもらうだけで選挙投票日を迎えるつもりなのでしょうか?話は違いますが、20日に小池都知事がキャスター時代のアラビア語での現地呼びかけシーンや環境大臣時代にエジプトで行われたアラビア語でのインタビューの動画をXに投稿したようです。それが素人の視聴者には小池さんは以外とアラビア語が喋れると映ったようで盛り上がりかけていました。しかし中東専門の学者で現地にも4年暮らしていた飯山陽氏から「これは酷い、発音の基礎も出来ておらず、明らかにカタカナの原稿を読んだだけ」と看破されると1日であっと言う間に削除されてしまいました。こんな姑息なことをしなくてもいいのに本当に見苦しいですね。その後、キャスター時代の動画は権利関係を理由に削除し、残りを再投稿したようです。さてこの部分は小池環境大臣時代のアラビア語がAI百合子によって上手くなっているか飯山氏のコメントが楽しみです。ただキャスター時代に酷かったアラビア語が動画から削除されたとしてもアラビア語が酷かったという事実が変わることは絶対にありません。

告示日の前日に行われた小池・蓮舫・石丸・田母神4氏による記者会見の席で司会者に今一番訴えたいことをボードに書いて下さいと言われた石丸氏はなんとなんと「政治屋の一掃」と書いていました。それが隣の小池さんを意識した言葉なのか裏金自民党議員の意味なのかは分かりませんが「恥を知れ、恥を!」と例の名言を視聴者に生で伝えていました。この記者会見で一人の候補者が一人を選んで質問すると言う場面がありました。石丸氏は小池知事を指名し、東京大改革3.0と言いますが、これまでの都政で何が残された課題で、今後は何を改革したいのですかと問いました。そもそも改革とは破壊と創造のはずで大改革3.0とは一体いつまで改革を続けるつもりですかという皮肉でした。勿論、小池氏は時代は常に動いているのでとかなんとか曖昧な答えしかしなかったのは言うまでもありません。

この会見の少し前、6月17日の石丸伸二公約発表の記者会見で面白いやりとりがありました。鋭い質問で有名な朝日新聞出身のアークタイムス尾形さんが3つの質問をしていました。1つ目の質問は安芸高田市を「世界で一番住みたいと思える町」にしたいと言っていたが、市長就任以降も安芸高田市の人口は減り続けているので公約は達成されていないと言う質問でした。石丸伸二氏は「この公約は「住みたいと思える町」と言うことなのでその評価は当たらない」と一刀両断でした。定性的な目標に対して人口減と言う定量的な指標をベースに批判しているのも間が抜けた話ですが、さらに尾形氏は定性では公約として評価が出来ないのではと食い下がります。しかし司会者の藤川氏に「ここは議論の場ではありません」と制止されていました。確かに「世界で一番」は少し言い過ぎの感じはありますが、この公約は安芸高田市の市民が住んでいることに誇りを持てること、更に言えば訪問者が住みたいと思える町にしたいと言うことです。石丸市長は町の誇りである安芸高田神楽・地元生まれの毛利元就・サンフレッチェ広島ジュニアの本拠地であることをユーチューブを通じて日本中に知らしめて地元であることに誇りを持たせると共に「あきたかた焼き」を全国展開し安芸高田市の名を食べ物の名に残すことで将来たとえ市の名前が消えても安芸高田の名はそこに残ると言う挑戦をしました。安芸高田市の過疎化は止められないことは痛いほど分かった上での話で、それこそ涙が出そうな話です。都会に住み数字を眺めているだけの記者では想像することさえ難しいことなのかも知れません。

2番目の質問は財政改革が出来たと言いながら経常収支比率は近隣市と同じ程度しか改善されておらず、とても成果が出たとは言えないのではないかと言うものでした。確かに表面的にはその通りですが、石丸伸二氏はこれに対しては「数字は同じでもしっかりと予算の中身を組み換えることが出来た」と答えています。貧乏な市でやりたいことも出来ない中で不要なもの、採算の悪い事業を止めることでなんとか資金を捻出し、子供の未来の為の予算を作っていったのです。表面的な数字だけで批判をすることの浅はかさは尾形氏だけでなく有名な経済学者・高橋洋一氏も全く同じで「総務省の資料を見てみたけど、安芸高田市なんてたいした改革もしていない」と自身の動画で断定している姿を見ると無性に腹が立ちました。

3番目の質問は東京の一点集中をなくす為には東京から他県に税金を移すか、ロンドンのように混雑税を課すしかないのではないかと言うもので、それに対し石丸氏は税金でどうかすることは考えていない、それでは混乱するだけですと断言していました。ただ、具体的にどうすると言うことは答えていませんでした。実はこの点こそ石丸氏が最大の課題・目標としていながら具体策を提示出来ない、いや出したくないことなのかも知れません。最近、石丸氏はいろいろなユーチューブ動画のインタビューを受けていますが、どの動画でも明確な施策は示しておらず、大枠としては経済学で言う「比較優位論」による東京と地方の棲み分けとしています。東京は全ての分野で絶対優位ではあるが、東京はその中で一番優位な分野に注力することで世界と戦い、地方で出来るものは政令都市を中心とした地域分散により産業の全体最適を目指すと言うことでした。しかしこの理想論は現実的にはかなりハードルが高いものです。実はそれを実現させようとするとまずは都知事になることが大前提になるのです。それが実現して初めて他の道府県知事と話し合うことが可能であり地域分散を果たすことが出来るのです。都知事選では敢えてこの点を明確にせず、東京解体論もスクラップアンドビルド・創造的破壊が必要だと言うに曖昧な表現に留め、それ以上言及することはないと思います。街頭で石丸伸二は、子供の未来の為に私は全力を尽くします、政治の力を信じていない人たち、政治を諦めている人たち、政治に無関心の人たちに「本当にそれを思っているならば、やれば出来る、みんなが力を合わせればきっと出来る」と魂を込めて叫んでいます。彼の街頭演説を聞いていると本当に東京が動くかも知れないと思えて来ます。

今こそ、みんなで東京を動かしましょう❗️


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