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占い相談室「ルノルマンカードで隣り合うカードをどう読む?」

占い師兼児童書作家、高橋桐矢が占いに関する質問疑問、相談にお答えします。
YouTubeは毎月1回更新。noteは、不定期更新です。

【質問】ルノルマンカードの隣り合うカードをどう読む?


初めまして。カード占い初心者です。グランタブローや9枚読みで、隣接するカードをどう読むか迷います。 例えば本人カードの横に犬、犬の上に蛇があった場合。
「友人があなたに嫉妬しているかも」と読むのか、「あなたを妬む人がいますが、友人が支えてくれるでしょう」と読むのか、、。
いろんな読み方をするのかもしれませんが、上下・左右・斜めと、隣接の仕方で読み方にコツがあれば教えていただきたいです。

本人カード(淑女)のとなりに犬、その上に蛇

【回答】

ルノルマンカードは組み合わせで意味が変わる

ルノルマンカードは、「組み合わせ」で意味が変わるところが面白いのです。
たとえば、友人や友情を表す「犬」と、悪意を表す「蛇」を組み合わせると、「意地悪な友人」や「友人とのトラブル」と解釈することができます。

この2枚だけで解釈するならば、嫉妬かマウントの取り合いか……なにかしら友情の危機と読んでよいでしょう。

9枚読みやグランタブローの読み方

ただこれが、ご質問のように、9枚読みやグランタブローになってくると、少し違ってきます。
なぜかというと、本人との位置関係で読み方が変わってくるからです。

本人カードとの位置関係

こんなふうに「本人」を中心にして、本人にとっての「何か」が隣接するカードに現れていると読みます。

今回いただいたご質問の例の場合、わたしなら
「宿命や運命の位置に、蛇が出ているので、過去にイジメやねたみを受けたりしたことがあったかもしれません。本人が向き合う位置に、友情や友達を表す犬があるので、友達とどう付き合っていくかが今1番重要です」
と、読むかもしれません。

「実践ルノルマンカード入門」でも、本人カードの回りの上下左右については結構詳しく解説しました。なぜなら、同じカードでも、どの位置に出たかで解釈の仕方が変わってくるからです。
この上下左右の読み方を覚えておくと、解釈がスムーズになります。

ただし、これはあくまで読み方の一例で、他にどんなカードが出ているかで、状況は変わってきます。
さらに、こんなふうに本人カードとの位置で読むのではなく、縦3列を左から「過去の3枚」「現在の3枚」「未来の3枚」と読む場合もあります。その場合、過去の3枚を組み合わせて(冒頭の2枚読みのように)「妬む友人」「友達とのトラブル」と読むこともできます。

このように、ルノルマンカードには、「解釈の方程式」がいくつもあり、質問によって、カードの出方によって、そして占い師の考え方によって、解釈の仕方も変わってきます。

どの解釈法を採用するか?

となると、どの読み方が正しいのか、初心者は迷ってしまうと思います。

そういうときは、思いついた解釈を、順番に心に思い浮かべてみましょう。

「友達が嫉妬してる?」
「友達が、助けてくれる?」

それぞれ心に思い浮かべたとき、どちらが「しっくりくるか」、あるいはどちらが「強く響くか」。しっくりくるほう、強く響くほうが正解です。
この感覚は何度も占いの練習をしていくうちに、わかってきます。
人によっては、「ドキドキする」「ざわざわする」……ネガティブな感覚の場合もあります。

ルノルマンカード占いは、とても自由度が高い占いです。
だからこそ「答」をつかむためには、自分の「感覚」が頼りなのです。感覚を研ぎ澄ませて、カードからの答を見つけましょう。

参考になれば幸いです。

質問がありましたら、いつでもどんなことでも、「マシュマロ」にお寄せください。


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