カードファイト!ヴァンガードG!! 未来への坂道⑧
剣斗はプロフィール表をすべて読み終えると、それを設楽先生に返した。
設楽「読み終えたか?」
剣斗「はい、だいたいはみんなの事が分かりました。」
設楽「そうか、これからは彼女達と接することでもっと深く知っていけるだろうから、頑張れよ?」
剣斗「はい。」
そこで設楽先生は時計見て、そろそろ始業式の時間になるのを確認し、体育館に移動する様に促した。
設楽「さて、そろそろ始業式の時間だから廊下に並ぶぞー!」
全員「はい!!」
クラスのみんなはその指示に従い、廊下に整列した。
設楽「よし、全員並んだな?」
設楽先生は全員が並んだのを確認すると、体育館に向け、歩き出した。
クラス全員もそれに合わせ、設楽先生の後に着いて行く。
すると、その時、クラスメイトの桜井玲香が話しかけて来た。
玲香「今日からよろしく、神崎くん。私は桜井玲香。」
剣斗「オレは神崎剣斗。こちらこそよろしく、桜井さん。編入試験の時は助かったよ。」
玲香「それなら良かった。私の事は桜井でいいよ。」
剣斗「分かったよ、桜井。」
二人の話を聞いていた、松村沙友理と生田絵梨花も話しかけて来た。
沙友理「神崎くんって言うんや。私は松村沙友理、よろしくな。ほんまにあの時はありがとうな。」
絵梨花「私は生田絵梨花。ホント助かったよ。ありがとう。」
剣斗「オレは神崎剣斗。二人ともよろしく。別にいいよ。それで二人とも財布は見つかったの?」
沙友理「うん。なんとか見つかったわ。」
絵梨花「落とし物箱に届けられてたよ。」
剣斗「それなら良かったよ。もう財布を落としちゃダメだよ?」
剣斗はそう言って二人をたしなめる。
玲香「本当だよ!もう気をつけなきゃダメだからね!?」
絵梨花&沙友理「はーい!」
剣斗「あはは(苦笑)」
そんな風な話をしながら歩いていると、体育館が見えて来た。
それを確認した剣斗は、玲香達に元の場所に戻る様に促す。
剣斗「三人とも、体育館が見えて来たから、元並んでいた場所に戻った方がいいかも。」
玲香「そうだね。」
沙友理「わかった!」
絵梨花「またゆっくり話そうね。」
三人はそれぞれ自分の元並んでいた場所に戻った。
そして芸能科一行は、体育館に入り、設楽先生の指示に従い、決められた席に座った。
そして乃木坂学園の始業式が始まった。
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