カードファイト!ヴァンガードG!! 未来への坂道③
剣斗が教室に戻ると、男性教師にが既に戻って来ていた。
剣斗「あれ!?もしかしてオレ、遅れてましたか?」
教師「いや、別に遅れてはないぞ。俺が早く戻って来ただけだ。」
剣斗が時計を見てみると、時刻は12時50分。
まだ試験開始の時刻まで少し時間があった。
教師「次の試験は理科だ。勉強してきたノートの見直しなら今のうちして置けよ?」
剣斗「わかりました。」
男性教師にそう言われ、剣斗はそれから試験開始の時間まで、一通り見直しをしたのだった。
教師「時間だ。始めるぞ。」
剣斗「はい。」
10分後、男性教師から指示があり、試験開始の時刻となった。
剣斗はノートと教科書を鞄にしまい込み、準備を整えた。
そして、理科の試験用紙が配られた。
教師「では始め!」
そして、男性教師の合図で試験開始となった。
剣斗はすぐさま、理科の試験問題を解き始めた。
内容はだいたい高校一年の時に習った物ばかりだった。
剣斗(よし、理科もなんとか行けそうだな。だが、最後まで油断はしない。)
剣斗自身にとって、理科の試験も余裕でクリア出来そうだった。
だが、これまで何事にも全力で取り組んで来た剣斗は、決して手は抜かない。
早めに問題を解き終えても、何度も何度も見直しをした。
教師「はい、そこまで!」
50分が経過し、終了の時間となった。
教師「10分間の休憩の後、英語の試験を始める。」
剣斗「わかりました。」
教師「ここまでよく頑張ったな、次で最後だ。気を抜くなよ?」
剣斗「はい!」
そこからまた10分の休憩となった。
次は最後の英語の試験ということで、剣斗はさらに気を引き締め、必死に見直しに取り組む。
そして、10分間見直しを続け、英語の試験の開始時間となった。
教師「では、英語の試験を開始する。」
剣斗「はい。」
編入試験の最後の教科、英語の試験用紙が配られた。
教師「では、始め!」
男性教師の合図で、英語の試験が始まった。
剣斗は開始と同時にすぐに問題の解答に取り掛かった。
剣斗は英語に関しては大得意だった。
その理由は剣斗の隠された秘密にある。
その秘密はおそらく、乃木坂学園に編入出来た時、明かされるだろう。
剣斗(この秘密は、まだ誰にも言えない。まあ校長と担任の先生だけには言っておくか。)
もしこの試験に合格出来た場合、剣斗は自分の秘密を校長と担任の先生だけには打ち明けようと、心に決め、英語の問題を解いて行く。
教師「そこまで!」
剣斗「ふぅ〜終わったー!」
男性教師の合図により、これですべての試験が無事に何事も無く、終了となった。
教師「ご苦労だったな。これにて、編入試験を終了とする。明日、合否の通知が行くだろう。」
剣斗「ありがとうございました。」
剣斗は全ての試験に確かな手応えを感じながら、教室を出て、玄関で靴を履き替え、乃木坂学園を後にした。
明日、合否通知に不安は多少あるが、やり切った表情で帰路に着き、家に着くと、そのままベットにダイブし、寝てしまった。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?