キリト→マルタ

「あー、やっぱりマルタだ。おーい濡れるぞ、傘あるぞー」
キリト言う
「あのなぁ、、、」
言いたいことはあったがレインメーカーを取りに行かせたのは自分の非であると思い直し、言わなかった。
それに加えてガイドブックが手に入らなかった段取りの悪さに、あぁとため息を漏らしてしまう。
曇天の雲を仰ぎ見ると不安の色がにじみ出ている。
生来の悲観的な若葉である自分に降り注ぐ雨は滋養の、そして隣にいる子は慈愛を
与える存在と良い思考に持っていくすべはまだ会得には時間がかかりそうだ。。。

「マルタごめん、旅は延期、確実が手に入らないと危険な気がする」
キリトはまた少し泣いている、気もする

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?