性的マイノリティについて

 LGBTというのが性的マイノリティの代名詞のように使われています。存在を周知するのには役立ったと思いますが、正確な分類するのは難しそうです。当事者の自認でも、このどれかにぴったり当てはまる人は少ないようで、どれに近いけどこうだとか、少しづつ違っているようです。これと「男」「女」を含めて6種類というのが適切とは言えないでしょう。
 6色の旗を使ったりしていますが、これは虹をあらわしているのでしょうか。虹なら日本では7色で、スペクトルラムといって連続的な色の変化ですから、性についても連続的な変化と考えるのがいいのかもしれません。 
 自分はこれだとはっきりする人もいるでしょうが、多くの人は男か女で済ませるか、分けるとしたらどれもしっくりこないという人が多いのではないでしょうか。細かく分けていくと、少数派などではなく、連続的なものといえるでしょう。多様性を認める方が一般的と言えるのではないでしょうか。
 好みなどの個性はいろいろで、男女で分けられるものではありません。好きになる相手も同性だったり、異性だったり、両方だったり、特定の一人だったり、多くの人を同時に好きになったり、いろいろです。
 自分と性的志向の合わない人とは距離を置こうとする人が多いかもしれませんが、必要な付き合いはするし、攻撃行動は普通はしません。

 問題は、いろいろな名前を付けて蔑称にして、差別しようとする側にあります。自分の性的志向と合わない人を攻撃する人です。自分の考える典型的な性以外は認めず、攻撃対象にするのです。無理やり行動して犯罪になることもあります。
 次のような人たちです。
・痴漢、強制わいせつ、強制性交などの性犯罪者。
・性的な攻撃、セクシャルハラスメントの常習者。
・差別主義者、男女差別などを肯定する人。
 常習的にやっているのは、4%ほどのサイコパスでしょう。ただ、サイコパスには恐怖感を抱く人が多いですから、同調させられてしまう人は少なくありません。
 性的マイノリティとして問題にすべきは、このサイコパスのほうです。

 トランスジェンダーというのがあります。本人が自認している場合もありますが、他に決めつけられたりする場合もあるでしょう。男性と女性は性器やDNAで区別しますが、はっきりしない人もいます。男性か女性かはっきりさせたい人もいますが、そうではない人も多そうです。
 性同一性障害と法律で認めているのは、性器など体に違和感を持ち、手術して、戸籍の姓の変更をするというものです。今では性別違和と言い換えていますが、法律は元のままです。
 トランスジェンダーでも手術を望まない人もいます。
 これなど、サイコパスによって作られたものだと考えたほうが良いかもしれません。体が男性か女性かは客観的にほとんど判定できますが、心が男性か女性かを判断するのは自認に頼っているようです。
 服装や色や遊びの好み、友人の性別などは、社会的なもので、男女の客観的判定基準にはなりません。異性の振るまいに近いといっても、そちらの性とは言えません。何をもって、自分の心の性を判定しているのでしょうか。
 性器に違和感を感じる人がいる、というのがあるようですが、それは多くの人が感じていることでしょう。女性で月経を煩わしく思っている人は少なくありません。乳房は生活上は無駄なつくりといえます。授乳にはそれほどの大きさはいらないでしょう。男性器も、性交には必要なものですが、普段の生活に便利な形態とは言えません。激しい運動や闘争時には邪魔かもしれません。だからといって、性器を変えたいとは多くの人は考えません。誰も両方の性器を体験して、どちらが自分に合っているかとか比較はできません。手術をすれば両方を体験できますが、合わないと思っても完全に元に戻すことはできません。
 どうしてもという人は手術を検討するのも仕方ありませんが、なぜ性別違和を感じるのか、社会的なものではないのかをよく考えて慎重にしたほうが良いと思います。性転換後に後悔する人もいるようです。
 
 一番の問題は、いわゆる性的少数者やその他の人を苦しめるサイコパスの存在です。 




 

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