メメント・モリ

久しぶりに書こうと思った。
土いじりをしながら、コロナの事が意識から消えることはない。影響を受け、苦しんでいる人たちのイメージを膨らませていたり、誰も気づかないでいる人たちもあるのだろう…と思ったり。
そして、相反するかのようにに「Go to〇〇…」TVの映像を通して、私が感じることは、まるでバーゲンセールにでも向かうようなイメージ。
経済を支えるため…本当にそうなのかな?

1980年代だったと思うが〈メメント・モリ〉という本に出会った。その聞き慣れない言葉は中世ヨーロッパの修道院で、修道士たちが互いに挨拶の言葉として使われていた。と書かれていた。
当時人々は享楽的な生き方に明け暮れていて、その生き方に語りかけるような言葉だったのだろう。
〈メメント・モリ〉(ものを知らない私が言わなくともご存知の方は多いと思うが)それは「死を想え」という意味だそうだ。
コロナ渦、私はズーッと、この言葉を想っている。
中世から享楽的な生き方に警鐘を鳴らしていたというが、その時代の享楽とは、飲んで騒いて踊って、ギャンブル、乱れた男女の関係etc…を想像するが、その全てが当たり前になっている現代。
享楽的という言葉すら死語になってしまったか……。

メメント・モリ

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