仲良くして頂いているお隣さん

お隣のご主人は週に1度は釣りに行かれる。我が家はお隣の敷地(玄関までのアプローチ)のすぐ側にまで増築してしまったので、お隣が通られる時に目線が気にならないように上下に分けて窓を付けた。下窓は床からすぐの位置にあってクーはそこから寝そべって外を見るのがお気に入り。

お隣のご主人や奥さんが通られるとクンクン泣き出して、もう1つの玄関の大きな窓へ走って行き姿を追う。

ところが最近になって、今まで気づいていなかったものが急に怖くなって吠えるようになって来た。子犬から大人への通り道なのだろうか。
クーの位置からよく見えるお隣のフェンスに、ご主人が釣りで使ったカッパ(で正しいのかな?)をホースで水をかけながら洗って、そのままフェンスに掛けて乾かされるのが習慣になっていて、それはもう何年も続いていて、クーも知っているはずなのに、そのカッパを怖がるように後ずさりしながら吠える。叱っても、大丈夫となだめても吠えるので、抱いて連れて行って確認させた(匂いを嗅いだ)。それで大丈夫だと思って連れて帰ったがまだ、わざわざ窓の所へ行って吠える。みんなで、この窓から見えている物が、さっき見てきた所だという認識ができていないかもしれない…という事になって、私が外に出てカッパを触っている所を見せてみようと、今度は私だけお隣のその場所へ行き、それを中から見せ、それからもう一度クーを連れて行き下に降ろして自分で嗅いだり見回ったりさせようと思ったら、置いた途端逃げ出して、しかも私は門を閉めていなかった。(私の理解が足りなかった)いつもなら我が家へ戻りそうな気がするが道路へ…。そして、いつもなら呼べば戻ってくるが、その時は近くの公園まで(と言っても歩いて1分)行ってしまった。そこではもう遊びに来た気分になっていて、怯えてはいなく人の気も知らず楽しそうに。隙を見て捕まえることが出来た。
戻って見るとお隣の門が閉められカッパも取り込まれていた。あー、残念!と思った。それにしても、いつでも中へ入って遊ばせても良いと言われてはいるけれど、門を開けっ放しというのは流石に……と思っていたが、ワザワザ、チャイムを鳴らして呼びつけるのもと思い、今度会った時にと思っていた。次の日、ご主人にその事を話してお詫びをした。話の途中でご主人が「逃げちゃった!?!」と言われてすぐに通じた。
そんな話を奥さんにもした。すると「今度の日曜日にまた釣りに行くので主人に伝えておきますね」と言われて、「いや、もうお話したの」と、こういう事があった。ここまでが前置きなのだけれど(長かった)そして日曜日、あれ?帰って来られたけれど、今日はカッパ洗いがないなー?この23年そんな事は1度もない。読んでくださっている方はもうお気づきかも知れない。
この事が何回も何回も意識に上って来ていて、やっと次の日の夕方、あ〜、そういう事かー…、と気づいた。ご夫婦のどちらも同じ受け取り方をなさったのだと思う。
別の場所(干す)に変えられたのだ。と言うことは、私がそこに干さないで欲しいと、やんわり言ったと思われたのだ。いやいやいや、私はクーに経験を増やし理解させたいので、次のチャンスを待っていた。
もし、お願いをするのなら、我がままを言って申し訳ないけれどと、率直に丁寧に、こういう訳で少しズラして干して頂けませんか〜?とお願いする。まだこの事をお話できていない。😣
門を開けっ放しにしてしまった事をお詫びしたかった。ただそれだけだったのに。
出来事や気持ちを正確に丁寧に話す事に熱心だけれど、本心を隠して出来事を伝え、その本心を察して欲しい、つまり忖度など微塵も望まない。単純で分かり易く出来ていると思うのだけれど、こんなに親しくしていても、それは理解されていないことが分かった。今回の事をお話しすれば、少しは伝わるかな?

私も彼らの理解に合わせた遠回しの言い方は出来なくなってしまっている。💦

後日「あー、そうでしたか!と分かっていただけましたー!😃ホッ……!

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