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【9月チャンピオンシップ予選】紫カイドウ〜全文無料〜

どうも、きりんです。
9/4に開催されるワンピースカードゲームチャンピオンシップ予選に参加することになりましたので、その際に使用した紫カイドウのデッキレシピの解説、また検討カードの不採用理由、どのように戦ったらいいか?などを記事にしたいと思います。
全文無料と致しますので、よろしければ最後まで読んでいただけたら幸いです。

1.紫カイドウ デッキレシピの解説

チャンピオンシップで使用した紫カイドウ

■狙うこと

・初手鬼ヶ島
 (赤や緑対面は場合によっては鬼ヶ島引けなくても6コストキングや7コストキングなど3〜4ターン目の動きが確定できている手札の場合はキープしても良い場合もあり)
・キングと獅子威し御所地巻きで盤面除去を優先
・崩しきれない6コストや7コストはダグラスバレットやカイドウでフィニッシュを狙う(各2枚採用のため出来たらラッキーで…)

■デッキレシピ解説

 FILM型や8コストカイドウを採用した型ではなく、至って特殊なギミックを入れているわけではありませんが、チャンピオンシップなので8回戦色んなデッキと当たることを想定して全体に5割取れそうな型を目指しました。
 また鬼ヶ島が引けなかった場合でも、戦えるような構築(低コストブロッカーを多めにする、カウンター2000を多めにする)を目指しました。10コストカイドウに繋げることを目標とするのではなく、キングに繋げて戦うよう心掛けました。

◆1コスト

ボロブレス - 4枚

ドンマイナス1というデメリットはありますが、1コストカウンター4000と破格の性能であり、守るための1枚として必須であるため4枚採用にしました。

ブエナフェスタ - 4枚

3コストカウンター2000のササキと悩みますが、九死に一生の場面で獅子威し御所地巻きやダグラスバレットをサーチできる可能性があるために採用しました。

◆2コスト

ブラックマリア - 4枚

9コスト速攻シャンクスに超えられるものの、低コストブロッカー枠で採用しました。黒炭ひぐらしを採用しているから要らないんじゃない?と思う方もいらっしゃると思いますが、10コストカイドウの次のターンに低コストブロッカーを並べると強い盤面を作れたり、アグロが苦手なデッキなので序盤から出来るだけライフを守りたいこともあり黒炭ひぐらしに加えてブラックマリアも採用しています。ブロッカーより雷鳴八卦優先との意見も以前ありましたが、リーダーキッドの12000×2回攻撃を受けれるので強いと思っています。アンの方はカウンターが付いていないのでブラックマリアを優先としました。

黒炭ひぐらし - 4枚

貴重な低コストブロッカー枠として採用しました。採用理由はブラックマリアと同様の理由です。あと黒炭ひぐらしは9コスト速攻シャンクスの攻撃を止めれるのが偉いです。

◆3コスト

鬼ヶ島 - 4枚

紫カイドウにおける最重要カードのため最大枚数採用しています。一時、2枚や3枚で回していたこともありますが、やはり初手から引いておきたいカードなので、4枚に戻しました。

獅子威し御所地巻き - 4枚

キングで除去しきれない5コスト以降が紫カイドウは重たいので3コストながら5コストキャラを除去できる貴重なカード。ブラキオボムバと悩むところですが、3コストとブラキオボムバの半分のコストで使えるため+サーチがもしかしたらできるカードなのでこちらを採用しました。

◆4コスト

バジルホーキンス - 4枚

最近採用し始めたカード。
パワーが2000と低いですが、アインと違ってカウンター1000持ち+トリガー発動できるのが魅力です。リーダーで攻撃しなくともボニーなどの低パワー相手を倒すことができ使用感のいいカードです。

うるティ - 4枚

カウンター2000要員。鬼ヶ島が引けなかった場合、後攻2ターン目から登場させることのできるアタッカーとして活躍できるために採用しています。3コストカウンター2000のササキと違ってドンを付けなくてもリーダーを攻撃できるのは偉い点です。

◆5コスト

クイーン - 4枚

ドローソース+アタッカー兼ブロッカーとして採用しました。1ドン付けることで相手のカウンターを2枚切らせる可能性がある7000ラインに届くことができ、または相手の7000攻撃をブロック+カウンター2000の1枚で防ぐことができるため強いカードだと思います。

Xドレーク - 4枚

カウンター2000要員ではありますが、アグロなどドンドン手札を消費していくようなデッキに対しては登場時効果で相手の手札を1枚トラッシュすることができるので、カウンター2000要員の中でも一番強いカードだと思います。

◆6コスト

キング - 4枚

紫カイドウにおける主人公。
2ターン目鬼ヶ島から3ターン目のキングがとても強力で一番強い動きだと思っています。なので、最大枚数採用して出来るだけ引きにいくようにしています。カイドウと違っていつでも出せると強力なカードであり、4コスト以下は青ドフラミンゴや緑キッドの4コストドレークに効果的な働きをもたらしてくれます。

◆7コスト

キング - 2枚

1枚で2面除去できるカード。終盤の低コストブロッカーを1枚で2体倒して勝ち筋を増やしてくれる。最近では大型アタッカー・ブロッカーのデッキが増えてきているので使う機会が少し減ってきているので2枚採用にしています。6コストキングを1枚減らして3-3採用するのはありかもしれません。

◆8コスト

ダグラスバレット - 2枚

10ドンある場合、ダグラスバレット効果から鬼ヶ島起動、さらにカイドウリーダー効果で一気に3枚ライフを削れる可能性のある強力なカード。ドンマイナス4で7コストキング登場時効果と類似な盤面が作ることができる。強力な効果持ちなのに何故か8コストパワー10000とバニラの性能を誇っている。キングでコンスタントに盤面を取りつつダグラスバレットでフィニッシュするパターンか、10コストカイドウでフィニッシュするパターンかの大きく2つと考えていいでしょう。

◆10コスト

カイドウ - 2枚

1枚で盤面をひっくり返せることができ、緑キッドの7コストキッドが重たいのでこちらのカードを採用しました。他のデッキもそうかもしれませんが、紫カイドウは大型アタッカー(7コスト以上)を出されるとまぁキツい盤面になるので、その盤面を1枚で返せる強力なカードです。しかしながら、使えない場面も多く(アグロされて出せずに終わる、出す前にライフ1にされる)、サーチカードもないので、2枚採用にしてあくまで引けたらラッキーくらいで思っています。カイドウが引けない場合の大型アタッカー処理は、キングで低コストブロッカーを除去しつつ、こちらは低コストブロッカーで守るようにして戦いましょう。

2.検討カードの不採用理由

◆1コスト

黒炭オロチ

1コストカウンター2000を持っていて、登場時山札を確認することが出来ますが、場に出す際のバリューが低すぎるため不採用にしました。

◆2コスト

うるティ

鬼ヶ島の仮代用となるカードですが、ドンが溜ると使わないカードであり、終盤手札にあってもカウンターがないので使えずフラグシップ時点では採用していましたが、今は不採用にしました。

雷鳴八卦

10コストにカイドウを出した返しに使えなかったり、キャラを出すとドンが丁度なくなることが多かったため、2ドンも余らず使う機会が少なかったため渋々不採用にしました。ホーキンスの枠を変えるならこのカードだと思います。

◆3コスト

ササキ

カウンター2000持ちかつ、ドン加速要員として採用が多いですが、他カウンター2000要員の方が優先度が高いと思い不採用にしました。また、3ターン目ササキにドンを付けて攻撃してドン加速する動きが強いと思っておらず、先攻である場合「クイーンを登場させる」、後攻である場合「6コストキングを登場させる」が強い動きだと思ったのもササキを不採用にした理由でもあります。

フーズ・フー

速攻型のデッキに対して序盤から手札からなりトリガーからなり登場させて盤面除去させる動きは強いと思いますが、終盤に至ってはあまり使うことがないと思い始め、4枚から2枚、2枚から0枚と不採用になりました。

ジャック

うるティと同様に鬼ヶ島がなくてもドン加速することができ、カウンターも付いていますが、紫カイドウは序盤から守らなくちゃダメなのに手札を切らなくちゃダメという効果が弱いと思い不採用にしました。

◆4コスト

ページワン

ドンマイナス1が地味に痛く、そこまでアクティブでアタックしたいキャラがいなかったので不採用となりました。

ページワン

うるティの効果で同時に盤面に出しつつパワー6000といい打点がありますが、入れて2枚採用と都合が良すぎるのと、他アタッカー(ババヌキや福ロクジュ)の方が優秀であたったため不採用になりました。

アイン

カウンターが付いていないため不採用にしました。
優先度的にホーキンスの方がパワーは低いものの、トリガー発動+カウンター1000ついているのでそちらを採用しました。

ウタ

100戦ほどフリーマッチをしてブロック時効果を一度も使うことがなく、ブロッカーよりもカウンター要員として使うことの方が多かったため不採用となりました。カード自体は強いと思うのですが、相手のプレイングでブロック時効果を避けられたり、ドンマイナス1が地味に痛かったり惜しいカードのような気がします。

エレファントハックション

ドンをアクティブで追加できるものの、KOできる対象がコスト2以下と範囲が狭く不採用にしました。紫カイドウがKOするのに厳しい対象はコスト5〜7であると思うのでどちらかと言えばコスト5以下をKOできる「獅子威し御所地巻き」を優先としました。

◆5コスト

ババヌキ

3ターン目に出せる高アタッカーではありますが、鬼ヶ島を置けた場合に次ターン置きたいのがキングになるのと、キング、ダグラスバレット、カイドウでアタッカーは事足りたので不採用となりました。

ギルド・テゾーロ

鬼ヶ島と8コストカイドウと組み合わせることで無料2ドローできてとても強いカードだと思いますが、今の構築の型だとドン消費が激しく、専用構築にしなければならなかったので不採用にしました。

◆6コスト

クイーン

フラグシップ時点では採用していましたが、使う機会が限定的過ぎるので不採用にしました。効果の-2000もこちらの盤面が整っていれば使い道はあると思います…

福ロクジュ

高アタッカーを理由に採用していましたが、他アタッカーで事足りたので不採用になりました。3ターン目に出せたら強いカードではあると思います。

ブラキオボムバ

倒したい6コストキャラが少なかったのと、3コストで使える獅子威し御所地巻きを優先としたため不採用になりました。

◆8コスト

カイドウ

ターン終了時にドン加速することができ、相手にボロブレスを意識させることも出来る、パワーも9000あり強力なカードですが、同じ8コストであるダグラスバレットと比べた時にどちらの方が勝ちに近づくかと考えたらダグラスバレットであったため不採用にしました。使ってみた時期もありますが、使用感はとても良いです。

◆9コスト

カイドウ

暫くの間、10コストカイドウを抜いて9コストカイドウを入れて調整していましたが、出しても勝ちに繋がる盤面が限りなく少なかったので不採用にしました。

3.どのように戦ったらいいか?

 まずは、基本的な動き方(鬼ヶ島ありの場合、鬼ヶ島なしの場合)を解説していきます。
鬼ヶ島ありの場合ですが、以下がベストムーブになります。
 1ターン目(1or2ドン)
  2ドンである場合、ブロッカー展開
 2ターン目(3or4ドン)
  鬼ヶ島展開
 3ターン目(6or7ドン)
  キング展開
 4ターン目(8ドン)
  ダグラス・バレット展開or
  キング等で盤面除去
紫カイドウは10コストカイドウを展開することを目標とするデッキではないと思うので、3ターン目にキングを置けることがベストな動きだと思います。ただ、10コストカイドウを置く以上にハードルは高いので出来たらラッキーくらいに思いましょう。

鬼ヶ島なしの場合ですが、以下がベストムーブになります。
 1ターン目(1or2ドン)
  2ドンである場合、ブロッカー展開
 2ターン目(3or4ドン)
  ブロッカー展開
 3ターン目(5or6ドン)
  クイーン展開 or キング展開
 4ターン目(7or8ドン)
  キング展開
になります。序盤はブロッカーやカウンターで耐えてキング展開を目標とします。キングだとドンマイナス1や2なので10コストカイドウと違って6ドン溜ると毎ターン連打できるのが特徴的です。鬼ヶ島が置けなくても諦めずキングで戦うようにしましょう。

次にどのようなプランを通せたら勝てるか?負けるか?をまとめていきます。
勝ちプラン:
・序盤からキングなどで盤面除去しつつアタッカーを立てていける。
・リーダーの攻撃がリーダーに向いている(キャラを他カードで除去できているため)

負けプラン:
・10コストカイドウを引けないまたは、キングを立てれずに6コスト以上のキャラを複数体立てられる。(ドフラミンゴでバウンスされるなど)
・アグロされる。(カウンターの消耗が激しく手札が追いつかない、盤面処理がうまくできない場合)

10コストカイドウはサーチもなく正直都合の良いカードなので引けたら引けたで戦うようにしましょう。※依存しすぎると、盤面の取り方が雑になったりしますので…
なので主軸はキングとしましょう。相手も序盤は低コストを並べてくるのでそのキャラ達をキングで取って盤面制圧していきましょう。各対面も動かし方はほぼ変わらないのでドンドンキングで倒していきましょう。スムーズに倒せると勝ちへ近づきます。

【追記】
過去レシピ上げておきます。

没① フラグシップ6位
没② FILMカイドウ
没③ 伊豆合宿の集大成カイドウ
没④ チャンピオンシップ2週間前カイドウ
没⑤ チャンピオンシップ1週間前カイドウその1
没⑥ チャンピオンシップ一週間前カイドウその2
没⑦ チャンピオンシップ1週間前カイドウその3
没⑧ チャンピオンシップ1週間前カイドウその4
没⑨ チャンピオンシップ1週間前カイドウその5 

【追記】
マッチアップレポート上げておきます。

結果は5-3、196位とギリ完走できました。
事前の思考整理のためにnoteを書けたのと、前日合宿をして追い込みかけたのと、平日練習100戦以上で勝率6割ほどの納得のいくデッキレシピで望めたので、悔いはありません。
気になる方は一度使ってみて意見とか頂けたらと嬉しいです。

以上になりますが、各対面との戦い方がもっと気になる方や疑問に思ったことなどありましたらTwitter(@kirin728_p)までご連絡下さい。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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