夢十夜 継続編 1

こんな夢を見た

息子と道を歩いていると前から女がやってきて息子に話しかけた。

「ぼくーこのふくろあげるね!」


などと言いながら女は茶色くて細長い袋を息子に渡そうとする。(これは麻薬かなにかを渡されるに違いない!やばい!)と、思ったわたしは慌てて息子を女から引き剥がして
「何するんですか!!!」
と怒鳴った。
その時袋を握った女の手の先に何かピンク色のものが見えた。よく見ると女の爪に穴が開いていて、ピンクの服を着た小さな人のようなものが刺さっていた。

これは宇宙人だ、と私は気づいた。
宇宙人はこの穴から女の血液を吸い取って養分にしているんだ、そして代わりに女の体内に「おかしな思考」を散布しているんだ。この宇宙人は爪から爪へと渡り歩いてるから次のターゲットに息子を選んだんだ、とすぐに理解した。

麻薬どころではないヤバいものが息子にとりつく所だった、気づいて良かった、とほっとしたところで目が覚めた。

こんな夢を見た平成最後の12月。

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