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夢十夜 継続編5 2021年3月 武者小路実篤ゆかりの地

家の裏に武者小路実篤ゆかりの地があることを偶然知った。

切り立った崖に石垣を施していて、何十メートルも高く大きな石が積まれている。上を見上げてうぉーーー!!すげーわー!と興奮し、その後で下の方を見ると自分の立ってるのと道を隔てて反対側にこれも石積みの洞窟のようなトンネルのようなものがあって思わず走り出しそうになった。

そんな細くて切り立った場所の上に山道で見通しも悪いのにすごい交通量だったので車を何回かやり過ごしてからその洞窟に近づいた。
近づくと小さな沢山の声が読経していてちょっとちびりそうになる。が、よく見ると細かい石がたくさん詰まっていて、水が流れが音を作っているからのようだった。

道の脇には他に今っぽいおみやげものやさん兼ご飯屋さんもあった。私はそこからタクシーに乗り帰宅することにした。家のすぐ裏と思っていたら車で30分以上あるらしい。車窓からは紅葉がものすごく綺麗に見えていた。どの木も何故か幹や枝が真っ黒で、そのおかげで赤い葉が燃えるように美しく映えていた。

いいところ見つけたよなーとそれらを眺め続けた。烏瓜も真っ赤だった。

気がつくと夫と息子もタクシーに乗っていた。

そんな夢を見た、コロナ緊急事態宣言中久々の出社の日。

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