【全文無料】Vault大会優勝! 「3本の矢」ジョー星ゼロルピア
この記事では、2021/10/25のvault大会で優勝したジョー星ゼロルピアの構築とプレイングを紹介しています。投げ銭方式なので、全文無料でお読みいただけます。
※《希望のジョー星》の殿堂入りによりデッキとしては死に体になりましたが、私のエゴと記念として本文は一切の修正を行っていません。
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3本の矢
読み方:さんぼんのや
別表記:三本の矢
毛利元就が三人の子に伝えたとされる、結束の重要性を説いた逸話。「三矢の教え」「三本の矢の教え」とも言う。曰く、矢は1本では簡単に折れるが、3本束ねると折ろうとしても簡単には折れない。同じように一族も結束して強靭に生きよと説く教訓。
出典:https://www.weblio.jp/content/3%E6%9C%AC%E3%81%AE%E7%9F%A2
こんにちは。キリモチです。約3ヶ月ぶりに記事を書いています。(最近資格試験や課題などが忙しく、まとまった時間が取れませんでした。)
今回は私がvault大会で使い、優勝したジョー星ゼロルピアの解説記事となります。
例によって長いです。(約3000字)
1.構築
(画像はDECK MAKER様のものを使用させていただいております。)
この構築はアドバンス用となっていますがGRを抜き、ヘームルエンジオンをアクア忍者ライヤに変えることで、オリジナルでも使えます。
2.何故「3本の矢」なのか
私がtwitterなどでジョー星ゼロルピアの構築をあさっていた時、この2枚が入っている構築を見つけました。
(後述しますが、この2枚にはベラループ以外の役割もあります。)
私はこの2枚を見た時、「ベラループ」の存在を思い出しました。
現在のジョー星ゼロルピアはアナカラー、もしくは赤抜きが主流となっていますが、黎明期は青黒が主流でした。(昨年冬~春ぐらい?)フィニッシャーはトゥリナーツァッチか、このベラループの2択という感じでした。
(コイツすっかり見なくなりましたね .....)
現在はシャコガイルかゲンムエンペラーが主流となっていますが、この2枚にも、シャコは1ターンで勝ちきれない場面があり、ゲンムは「刺さらないデッキ」の存在(例:5cコントロール、ラッカ天門等)という課題があります。
また、この2体だけに絞ってしまうと「ゲンムの刺さらないデッキでシャコの盾落ち」という状況からの敗北を防げません。
逆にベラループだけに絞ってしまうと、「山回復札のあるデッキ」、「複数枚あるパーツの調達」という課題があります。
「これらの課題が同時にぶつかってくることがなるべく少なくなるようにしよう」と思って作ったのがこの「3本の矢」です。
私はこの3本の矢に優先順位をつける必要はないと思っています。別に勝ち方にこだわる必要はないですからね。過剰打点で殴っても、特殊勝利条件を満たしても、相手の山札をすべて墓地に落としても、1勝は1勝です。
2.5 ベラループの手順解説
既存のものですが、一応解説しておきます。(ジョイダムが3枚入っている構築用のループがあり、こちらの方が手順が簡単ですが、今回は割愛します。)
⓪ 初期盤面
場:ゼロルピア+希望のジョー星(大前提なので手順では表記無)
ジョルジュ・バタイユ (以下 ジョルジュ)
出たときに山札、場を消費しないGR以外の3コスト以下のクリーチャー (エスメル、トラブル・アルケミスト、セガーレ、ゼロルピア(2体目以降)、ヘームルエンジオン(2体目以降))←今回はエスメル
墓地:罪無 ジョイダム垓×2(以下 ジョイダムa.b)
腐敗麗姫ベラ(以下 ベラ) ヘームル・エンジオン(以下 ヘームル)
手札:特になし
① ジョルジュ、エスメルをタップし、ジョイダムa→ヘームルを出し、ジョルジュをバウンス
場:エスメル、ジョイダムa、ヘームル
墓地:ジョイダムb、ベラ
手札:ジョルジュ
②ジョイダムa、ヘームルをタップし、ジョイダムb→ベラを出す
場:エスメル、ジョイダム×2、ヘームル、ベラ
墓地:特になし
手札:ジョルジュ
③ジョイダム×2、ヘームル、エスメルを対象にジョルジュを出す
場:ジョルジュ、ベラ
墓地:ジョイダム×2、ヘームル、エスメル
手札:特になし
④ベラ、ジョルジュをタップし、ジョイダムa→ヘームルを出し、ジョルジュをバウンス
場:ベラ、ジョイダムa、ヘームル
墓地:ジョイダムb,エスメル
手札:ジョルジュ
➄ジョイダムa、ライヤをタップし、ジョイダムb→エスメルを出す
場:ベラ、ジョイダム×2、ヘームル、エスメル
墓地:特になし
手札:ジョルジュ
⑥ジョイダム×2,ヘームル、ベラを対象にジョルジュ召喚。
初期盤面に戻る
場:エスメル、ジョルジュ
墓地:ジョイダム×2,ヘームル、ベラ
手札:特になし
これにより、ベラの効果を無限に使い、相手の山札をすべて墓地に落とすことができます。慣れれば1分弱でループ証明ができるようになると思います。
3.各カード解説
《ベイB セガーレ》 2枚
RXや革命チェンジ、赤単我我我などのデッキへのメタカード。全く刺さらない対面があるのと、コンボ中の役割が全くないため、枚数は控えめ。
《ヘームル・エンジオン》 2枚
ベラループ、無限GR、場のクリーチャーの使いまわしなど、多くの役割を持ちますが、星ルピ下でないと強みを発揮できないため、2枚のみの採用。
《堕魔 ドゥポイズ》 1枚
(なんでこんな小瓶のパワーが8000もあるんだろう.....)
自クリーチャーの使いまわしや盤面除去を同時に行える器用なヤツです。星ルピ下でジョイダムと合わせると自盤面の2体をタップするごとに相手のクリーチャーを1体破壊できます。
《困惑の影 トラブル・アルケミスト》 2枚
出世枠。マナ=手札にするスーパーカード。コンボの起点となるため、1枚は抱えておきたいです。
《桜風妖精 ステップル》 3枚
《天体妖精 エスメル》 2枚
2コストブースト枠です。単色だが破壊されるとマナが減るステップルか、多色だが受けも兼ねているエスメルにするかは好みや使用感で分けるといいと思います。(このステップルのFTめっちゃ好き)
《ダンディ・ナスオ》 1枚(殿堂)
星ルピ下でマナと墓地を同時に増やすのはもちろんのこと、序盤に出して盾と山の確認をすることで早めにキルプランとその後の行動を確定させるという使い方もあります。殿堂なので1枚。
《腐敗麗姫 ベラ》 1枚
ベラループ以外での使い道は基本的にありませんが、ムゲンクライムの種や、相手の《ブレイン・ストーム》などの山上操作を崩すといったことできます。
《希望のジョー星》 4枚
《ゼロ・ルピア》 4枚
ご存じ最強コンビ
今年殿堂しそうランキング1位
何故刷ったし
過労死寸前
画質悪すぎ
《天災 デドダム》 4枚
《Dis ジルコン》 3枚
3コストルーター組です。デドダムの方が見れる枚数が多く優秀なので、1枚多く採用しています。
《ゼロの裏技ニヤリー・ゲット》 1枚(殿堂)
卍 最強ドローソース 卍
序盤マナに単色として落とし、星ルピ→アルケミストで使う動き、とても強いです。
《罪無 ウォダラ垓》 3枚
《罪無 ジョイダム垓》 2枚
同じムゲンクライムですが、役割は全く違います。しかし、両方とも序盤から終盤にかけて常に使い続けるカードなので、場、墓地、手札に何枚あるかを常に意識しておくといいでしょう。また、ジョイダムを噛ませると星+ルピアを5マナで出せます。
《闇凱亜 ジャック・アルカディアス》 2枚
カード指定の除去枠です。《ジャドク丸》との違いとして、《パルテノン》やタップしているクリーチャーも除去できる、S・トリガーを持っているため防御札にもなる。というメリットがあります。ただし、多色である、4コストである、というデメリットも無視できません。
《ジョルジュ・バタイユ》 1枚
ベラループのパーツ。。。というだけではなく、場のジルコンやムゲンクライム組を砕いて使いまわすという使い方もあります。序盤手札に抱えると腐りがちなので1枚のみの採用。
《∞龍 ゲンムエンペラー》 1枚
《水上第九院 シャコガイル》 1枚
おなじみフィニッシャー達です。どちらを出すかはお相手のデッキや盤面、自分の手札や山札の残り枚数などから判断しましょう。当たり前ですが両立はほぼ不可能なので気を付けましょう。
GRゾーン
オレチンとジャギーさえいれば基本的な動きはできるので、残りの8枠は自由枠に近いですが、メカーネンについては、自分の山札が2枚以下の状態でベラループをするとこちらが負けてしまうので不採用にした方がいいです。
4.終わりに
ここまで書いておいてなんですが、私はこのデッキと全く同じものは来年には使えなくなるだろう。と、思っています。しかし、強いデッキであることは間違いないですし、慣れればとても楽しいです。
紙で揃えるのはちょっと… という人は、vaultやプロキシでもいいので回してみてください。その経験はきっとどこかで役に立つはずです。
ではまた。
ついった→@kirimoti0221
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