【全文無料】Vault大会準優勝! 2ブロック用赤単我我我ガイアール
この記事では、2021/7/10のvault大会(2ブロック)で準優勝した赤単我我我ガイアールブランドの構築とプレイングを紹介しています。投げ銭方式なので、全文無料でお読みいただけます。
皆様こんにちは、初めましての方は初めまして、キリモチです。
最近暑くなってきましたね。
今回は私がvault大会(2ブロック)で使用し、準優勝した赤単我我我ガイアールブランドの解説記事になります。
※注意 とても長いです(5000字越え)
目次です
1 なぜこのデッキを使うのか
まず、現在の2ブロック環境を見てみましょう。公式のバイク仙人(コバさん)がまとめてくださっているCSヒストリーによると、
このように、ほとんどのデッキが早くても4ターン目以降にゲームを決めに来るような行動を起こすデッキであると推測されます。
5cコントロールに対しては相手の盾の厚さという懸念点がありますが、そのほかのデッキには3~4ターン目の決着を狙うこのデッキは、非常に有利にゲームを進行できると考えられます。
また、このデッキは、2ブロック環境に存在するメタカードの影響をほとんど受けません。(強いて言えばリツイーギョぐらいでしょうか)
2 構築
(画像はデッキメーカー様のものを使用させていただいています。)
また、このデッキは非常に安く組むことができるというのも、特徴の一つです。
(参考画像:トレカカク様)
(画像はあくまで最安値のみのものですが、7~8千円もあれば安心して組むことができると思います。)
3 各カード解説
《ブンブンチュリス》×4
王来篇第2弾で新しく登場した1コストのクリーチャーです。
ターンの初めにアンタップしないというデメリットがありますが、後述のスター進化獣たちと合わせて出す、もしくは我我我をうまく活用することで、デメリットを軽減することが可能です。
「1ターン目に出す」よりも、「余った1マナで出す」ことを意識した方がいいかと思います。
《凶戦士ブレイズ・クロー》×4
速攻デッキを20年間支え続けているカードです。すごいですよね、このカード。火文明が入る速攻デッキならほぼ確実に採用されていると思います。このデッキで1ターン目に最もプレイしたいカードでもあります。
場にいるとき、我我我の効果でアンタップされ、そのターン中にすでに攻撃していれば、もう1度攻撃をするかを選ぶことができます。相手の場にブロッカーなどがいる場合、特に注意しましょう。
(参考:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39396/ )
《“罰星怒” ブランド》×4
《ダチッコ・チュリスター》×4
2コストで火文明のレクスターズたちです。2体ともG・ストライクを持っている、このデッキ唯一の防御札でもあります。
また、一見するとパワーの高い《”罰星怒” ブランド》を優先して出すべきに見えますが、相手のデッキと自分の手札を見て、「シンカパワー」がより効果的だと思われる方を場に出しておくことを意識しましょう。
《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》×4
このカードは普段あまり2ブロックに触らない方でも見たことがあると思います。私はこのカードがこのデッキの2コストのカードの中で1番強いと考えています。
《モモキングRX》や《ヴァリヴァリウス》、《鬼羅star.》や《ナーガstar.》、相手ターン中の《ドラゴンズ・サイン》、《襲来!鬼札王国》、《百鬼の邪王門》など、多くの動きを阻害できます。
また、進化元になるのはもちろんのこと、バトル中にパワーが4000になるのも、このカードの強みです。
《勇騎 バクアイラ-1》×4
このデッキの貴重な手札交換枠です。ただ、手札がある程度整っている時(相手の盾をすべて割り切り、3~4ターン目にダイレクトアタックまでもっていくことができそうなとき)、またはこれまでに出た2コストのカード3種のうちいずれかが場または手札にある時は、無理にこのカードをプレイする必要はありません。
理由として、このカードで墓地に落としたカードを回収する手段が全くないことと、このカードには場に出た後に何も役割がないこと、パワーが低いことが挙げられます。
私はこのカードを「少しのリスクを背負って上振れを狙いに行く」カードではなく、「手札事故が起きたときに少しでも事故を軽減できる」役割のカードだと考えています。
手札交換が任意であることは覚えておいた方がいいでしょう。
《霊峰 メテオザ-1》×3
見ての通り小型除去だけが役割です。2ブロックだと特に刺さるデッキが限られてしまうため、他の2コストのカードたちよりも少なめの枚数です。
後述の不採用カードたちを検討する場合、このカードとカダブランプーがまず入れ替え候補になるかなと思います。
《ダチッコ〈マック.Star〉》×4
「このデッキは実は「赤単我我我」ではなく、「赤単スター進化」です。」
そう言ってしまえるほど、このデッキにおけるこのカードは 「強い」です。
まず3マナ、パワー実質9000、除去体制(+2回攻撃)持ちのカードが弱いはずがないんですよね。しかも2ブロックには《罰怒ブランド》がいない関係上、我我我が引けない時のサブプランにもなりえるのがこのカードです。
何なら盤面次第では我我我より優先することもあります。
1コストのカードが通常環境よりも少ないので、3ターン目に我我我を出してダイレクトアタックするのが結構難しいからです。(ドギラゴン閃がいない関係上、無理して3キルを狙う必要がない環境であるというのもあります。)
3ターン目に一旦このカードでWブレイクした次のターンに我我我を出せればほぼ勝てます。
《アッポー〈ヴァルボ.Star〉》×2
かわいい
やることはほとんど先ほどの《マック.Star》と同じです。5,6枚目と考えて差し支えないと思います。
強いて言えば、基礎パワーはこちらの方が高いため、盤面によって使い分けることが大切です。(ただアンタップ効果がある分、《マック.Star》の方が強いと思います。)
《カダブランプー》×2
相手のタップトリガーなどに強いカードです。書いてあること自体はかなり強いのですが、このデッキで「攻撃するときに2マナ残っている」という状況がほぼないため、出せる場面が非常に限られているカードです。
また、素のコストが4でありながら、スピードアタッカーを持っていないこともマイナスポイントです。そのため、採用枚数は少なめの2枚です。《バルチュリス》もいないですしね。(一応、素出ししたときにフリーズされた自分のクリーチャーを相手カードのテキストによってはアンタップさせることができます。)
出せれば強いんですけどね。。。
《轟轟轟 ブランド》×1 (殿堂)
(なぜこのカードを我我我が出ることが決定していた2ブロで使えるようにしたのかがよくわかりません。)
皆さんご存じ《轟轟轟ブランド》です。なんか10年後も「殿堂解除はないでしょ」って言われてそうだなと思います。
このカードも「出れば強い」カードです。しかし、狙って引き込むことはほぼ不可能なので、「あったらラッキー」ぐらいで考えておいた方がいいでしょう。
我我我と同時に抱えてしまったときは、先に我我我を出し、次のターンに手札を減らしてこのカードを出すとよいと思います。(もちろん盤面と手札次第ではあります。)
(余談ですがデッキメーカーのこのカードが通常版ではなくシークレット1が標準になっている理由を知っている人がいたら教えてほしいです。)
《我我我ガイアール・ブランド》×4
先ほど「このデッキは赤単スター進化だ」と言いましたが、デッキの核はやっぱりこのカードです。
なんで2マナで召喚できて8コストでパワーが9000あって除去耐性があって2回攻撃で攻撃後に味方をアンタップ出来るんでしょうか、3,4ターンキルの核になるのはもちろんのこと、詰めのアタッカーとしてもとても優秀なカードです。
欠点がほぼないですよね。軽減したときの攻撃と破壊が強制であることは忘れないようにしましょう。
また、このカードに関する裁定(進化元の強制攻撃)について不明確な点があるようです。公式の最新の情報を常に確認するようにしましょう。
4 不採用カード(入れ替え候補)
《ホップ・チュリス》
9枚目以降の1コスト枠として採用を検討しましたが、攻撃できるのが3ターン目以降になることと、2コストのカードに優秀なものが多いことから、不採用にしました。
《斬斬人形 コダマンマ》
通常環境の赤単速攻ではよく採用されているカードです。しかし、2ブロックのこのデッキでは、《罰怒 ブランド》がいないため、3キルを高い再現性で狙うことができません。そのため、3キルに特化しているこのカードは、今回は採用しなくてもよいと考えました。
ただ、手札補充など強みも多いカードなので、入れ替え候補の中では最も採用に近いカードだと思います。入れ替えるならメテオザ、バクアイラ、カダブランプーのどれかになりそうです。
《ダチッコ・チュリス》
コダマンマの次に採用に近いカードだと思います。強いカードではありますが、コストが0にならないのが少しつらいです。
ただ、3マナからこのカードだけで好きなスター進化獣につなげられるメリットはとても大きいと思います。入れ替え候補はコダマンマと同じです。
《ツタンカーネン〈カゲキリ.Star〉》
3コストで実質wブレイカーのスター進化獣です。パワーが低いのと、1回目の攻撃でトリガーを踏むと攻撃が終わってしまうのが難点であると感じたため、今回は不採用としました。
《サイコロ町の半兵衛》
《オリオティス》と同じような効果を持っています。3コストなので、普通に召喚することも視野に入れることができます。
ただ、このカードの効果で破壊できるクリーチャーってほぼテスタロッサで何とかなるんですよ。
このカードの効果で破壊されるのが、ヤッタレマンなどの軽減を挟んだクリーチャー、5マナで召喚されたヴァリヴァリウス、相手のトリガーから出てきた大型クリーチャーなどになります。
《ミクセル》と違い、破壊できるのは出た時だけなので、このデッキの3ターン目にやりたいこととはかみ合っていないと私は判断しました。
採用するならカダブランプーの枠です。
《ドープ 〈フレイムバーン.Star〉》
《ゴルドーザ 〈ドラギリア.Star〉》
これらの不採用理由は少し特殊です。というのも、これらのカードだけをこのデッキのほかのカードと入れ替えることはないからです。
これらを採用するかどうかは、「《ダチッコ・チュリス》の有無」が大きく関わっています。
《ダチッコ》と合わせると、一気に3,4マナで進化できるのですが、それら以外の上に乗せようとすると4,5マナを普通に払って召喚しなければいけません。そしてこれをこのデッキで行うのは非常に難しいです。
そのため、採用するなら、《ダチッコ・チュリス》を採用したうえで、《アッポー》と入れ替えになるかなと思います。
番外編
ブロックマーク・・・
5 各対面でのプレイング
まず前提として、このデッキは「無理な3キル」よりも、「安定した4キル」を狙うデッキです。
理由として、項目1で述べたように、2ブロック環境では3キルを狙ってくるデッキがほぼなく、4ターン目以降に行動を起こすデッキが多い、と私は考えているからです。
それでは、各対面ごとの解説です。
① 5cコントロール
基本的に相手の盾のお祈りゲーになってしまいがちです。理由としては、5cコントロールは4ターン目までに積極的に妨害してくるようなデッキではないからです。
シールドトリガーが1枚くらいならこのデッキは越えられますが、2枚、3枚となると、かなりきつくなってしまいます。
また、《とこしえの超人》は、クリーチャーには攻撃できるので、注意しましょう。(採用されているデッキはあまり多くないですが...)
② モモキングRX 系統
3ターン目までにテスタロッサを出せるとほぼ勝ちます。《モモキングRX》から展開されることを防げるからですね。
ただ、例えば《モモキング・アルカディアス》など、モモキングRXを出した次のターンにすぐに展開されるクリーチャーを防ぐ手段はありません。
「出される前に殴って勝つ」プレイを意識しましょう。このデッキよりは遅いですからね。トリガーの《カツキング》が少し怖いですね。
③ スター進化 系統
有利対面に近いのではないかと思います。理由として、通常環境でみられる数多くの妨害カードや潤滑油がほぼないからです。このデッキも、先ほどのモモキングRXのように、テスタロッサを出せるとかなり有利になります。
盾が厚いデッキでもないので、素早く殴りましょう。
④ その他、速攻系統
基本的にこのデッキより早く動かれることはないと思います。
相手も2ターン目から積極的に殴ってくるデッキなら、こちらのパワーの高いスター進化獣たちで相手の盤面を削り切ったり、こちらも殴って相手よりも早く殴り切ろうとするとよいでしょう。
6 終わりに
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。いかがだったでしょうか。感想、アドバイス、指摘等ありましたら、この記事のコメントや私のtwitterなどへ言っていただけると幸いです。
あと一つだけ言いたいことがあります。
「2ブロックの大会少なくない?」
ではまた
ついった→@kirimoti0221
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