コンサートプログラム ごあいさつ(2007年~2011年)
2007年 クリスマスコンサート
夜空の星が美しく輝いて見えるのは、あたりが暗い闇だから。
暖炉が暖かくて気持ちよいのは、しんしんと冷える冬だから。
でも星はいつでも存在しています。
たとえ昼間、太陽の明るさに隠されていても、
消えてなくなっているわけではありません。
見えなくてもちゃんとそこにあります。
暖炉だって、寒くない時にはあることすら忘れていても、
必要になればちゃんと暖めてくれるし、その時期を待っています。
この秋、きりくは星を見ました。そして暖炉の暖かさを感じました。
多くのメンバーにとって、初めての国、知らない土地、
初めて会う人たち、慣れない言葉…。
その中で本当に信じられないくらい多くの人々に温かく迎えられ、
身に余るくらいの親切を受け、助けられ、感謝と喜びで涙してきました。
出会った人たちが特別に素晴らしかった?
それもあるかもしれません。確かに素晴らしい人々でしたから。
でもそれは他の人…私たちにはまるでできないことだとも思いません。
人は人に親切にできます。そうすることに喜びを感じることが出来ます。
幼い子供達だって相手に喜ばれることをするのが大好きです。
人間にはそういう性質があるのです。誰もがそれをすることが出来るし、
そしてそれに感謝をすることが出来るのです。
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