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直観とひらめきを大切に

 人生を深く味わうとは、湧いてくる感情をしみじみと味わうこと。豊かな人生とは、数多くの種類の感情を体験すること。
 
 人が行動を起こすのは、その行動自体が目的というよりも、そこで得られる(または、得られるだろうと予想される)感情を味わいたいからではないでしょうか。
 
 ここで「感情」について考えてみましょう。知らない間に勝手に湧いてくるのが感情です。感じていないことを感じようとしてもそれは不可能。自分の意志や努力とは関係なくやってくる感情。どうして湧いてくるのでしょうか?
 
 それはきっと、天が「こういう想いを味わったほうがいいよ」というプレゼント。湧いてくる感情も「授かりもの」なんですね。

 うれしいことがあったときは「うれしいなぁ」と、つらいことがあったときは「たまらなくつらいなぁ」と、いやな人に出会ったときは「とてもいやな人だなぁ」と、腹が立ったときは「今、怒っているなぁ」と自分の想いをしみじみ感じている。

 ここで大事なのは「こんな小さなことで腹を立てて、なんて自分は短気で心が狭い人間なんだ」なんて、自分を責めたり裁いたりしないこと。湧いてくる感情に善悪の判断や価値の上下を決めつけたりせず、あるがままに純粋に感じていましょう。

 すると、次にどのような行動をとり、どんな考え方をすればいいかというアイデアがひらめいてきます。そして、そのひらめきを次々と実行に移していく…。実にシンプル! 「どう生きたらいいか」の道標は、直感やひらめきのなかにあるのですね。

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