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素の想いを感じる

 「幸せな生き方」を説く本に、「すべてのことに感謝しましょう」なんて書いてありますが、そう簡単に「感謝できない」から、自分を責めたりして、ツラい日々を送っているのが現状ではないでしょうか。

 あらゆる感情がそうですが、「感謝」も、「意図的にする」というよりも「勝手に起きてくる(湧いてくる)」ものです。
 
 だから、無理に感謝の気持ちを持とうとするのは、せっかく湧いてきた「素(す)の想い」をねじ曲げてしまうことになります。

 「湧き上がってきた思いをそのまま味わう」ために、私たちは生きています。「素の思い」をあるがままに味わえるようになると、「ありがたいと感じられる感性」が、いつのまにか育ってくるのです。

 この感性は、「何かしてくれたからありがたい」というような個別の事象に対する感謝ではなくて、もっと全体的な「生きていることのありがたさ」を感じられるようになる、ということです。

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