小学校運動会のライブ中継(第1回)

はじめに
 ICT支援ボランティア先の小学校で「今どんなことが起きているのか」というテーマで備忘録代わりに書き綴っていこうと思います。

 まず最初に小学校でボランティアのきっかけとなった運動会のライブ中継イベントの話です。

 昨年9月の話、秋の運動会がコロナ渦で初開催されました。密を避けるため児童の父兄参加を一家庭2人までに絞ったことから、学校では必要に迫られ「運動会ライブ中継」の話が持ち上がったそうです。たまたま別のコミュニティで面識の有ったPTA副会長さんから私に声が掛かり一緒にこのイベント支援をさせていただくことになりました。

私はそれまで小規模のZoomミーティングやYouTubeライブの実績はあるものの規模の大きい(視聴者数は100を超えると想定)イベントは初めてだったので慎重に準備を進めることにしました。

先ず最初にZoomの利点を確認しました。
1. 私のZoomアカウントは Pro :100クライアント迄のミーティングが可能
2. 複数画面をひとまとめに構成できる
3. スピーカービューに設定すれば複数画像のうち音声優先で大きな画面に自動切替えできる
4. これまでのZoom活用実績から、一旦開始したらほとんど介入操作が不要

Zoomの弱点
1. 接続端末数が100を超えた時点で追加接続できなくなる(追加費用無しの前提)
2. Zoomウェビナーは別料金となるため、Zoomミーティングでライブ中継するが、参加者の顔出しや強制ミュートなど専任の監視要員を置く必要がある

運動会中継イベントのスタッフ(2名で運営)と使用機材
 カメラA:本部テント(固定)Windowsタブレット・内蔵カメラ
 カメラB:校舎4F (固定)Windowsタブレット・内蔵カメラ
 カメラC:校庭西側を移動  Windowsタブレット+Sonyハンディカム
 カメラD:校庭西 東側を移動  ThinkPadE560+Sonyミラーレス一眼

ネットワーク:A・Bは学校の機材、C・Dは個人機材を持ち寄るため学校のネットワークは使えない
 カメラA・B:学校内Wi-Fi
 カメラC:Wi-Fiポケットルーター
 カメラD:スマホテザリング

とこんな具合です。
次回はどの様にライブ中継の構成を組んだのか説明したいと思います。

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