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HDM杯58位!クローシス自壊コン解説【ND12弾環境】

みなさんどうも!ばーむです。
今回は2022年1月に行われたヘヴィデスメタルカップでNDレート1689で最終58位にランクインした際使用していたクローシス自壊コントロールの解説をしていきます。

1.作成プロセス

まずこのデッキを選択するに至った経緯として、直近2日間の環境のデッキ分布を見ていきましょう。私も所属する統計調査グループBEANSによる調査を参考にします。

新カード有する二大デッキが台頭。


上位3デッキで半数弱を占める結果に。

1/24に最新弾がリリースされ、新カードの使い方を模索している方も多い中、キリコNEXサムライの割合が多くこれらに対して戦えるデッキが良さそうです。どれも4,5ターン目までに強い動きがあるのが共通しておりそれまでにこちらも強い動きがほしいところ。
また、コントロールが少ない上環境初期は自分の動きを優先してデッキを組みがちな傾向があり、ハンデスへの警戒は薄そうです。

ということで目をつけたカードが呪いとテラーの贈り物。pig持ちのクリーチャーと組み合わせることで4ターン目にかなりのカードアドバンテージを得られる強力な1枚です。実際にランクマッチでマリアさんという方が使っているのを見て強力だと感じ、これを軸にデッキ構築をすることにしました。

2.リスト、その他採用検討カード解説

では実際使っていたリストを見ていきます。構築はこちら。

月末に潜りながら調整した結果。

新弾のカードは1種のみで、構築自体は奇抜なものでないため、環境に噛み合っていたのが勝てた要因として大きいと思います。以下各種採用・不採用カードの解説をします。

採用カード

電磁傀儡ポワワン

pig持ちクリーチャーその1。手札に多色カードが嵩張ると3バジル4テラーの動きが難しいが、2コストのポワワンなら単色が1枚あれば4ターン目のテラーに繋がる。中盤以降も6マナでポワワン+テラーや7マナでポワワン+龍神ヘヴィなどの動きがある。最初は4枚採用していたが多色の枚数が多くマナカーブ通りに動けないことが多かったので1枚削り3枚。

猛菌恐皇ビューティシャン

デュエプレのマナシステムで多大な恩恵を受けているクリーチャーの一体。リソース差を付けられるチャンプブロッカーとして多くのコントロールに採用される強さがある。文句なしの4枚採用。

エナジー・ライト

このデッキで貴重な単色青でありテラーに次ぐこのデッキのドローソース。あちらと違い盤面0でも使える。ナイトやトリガーHDM対面で強い。欲しい対面で1枚は引きたいので3枚採用。

獅子幻獣砲

貴重な単色赤のカード。サムライの小型やギアに当てたり、キリコの青銅やワイルドリリィが焼ける。このデッキだと3マナ以下で相手に干渉できる唯一のカードであり後攻でも戦えるようにするためのカード。必要ない対面もあり優先してプレイするカードでは無いので2枚。

封魔魂具バジル

pig持ちクリーチャーその2。盤面に3000以下のクリーチャーが複数並ぶ対面では3バジル4テラーが必勝ムーブとなり4枚採用。紙だとゴッドルピアの効果でブラッディ・ドラグーンと共に破壊神への生贄となったりもしたが、デュエプレではゴッドルピアはいないようで残念。
テラーもこのカードも火力が2000でなく3000というのがミソで、ブレイブルピアが焼けるためブレイブNEXの有限ループに刺さる。
攻撃面でも優秀で、ジャックアルカディアスを踏んだ際に盤面に残させなかったり、パワー1000のクリーチャーが多いこのデッキではダメージが大きいローズ・キャッスルが要塞されたシールドに1点アタックするシーンが何度かあった。

キューティー・ハート

このデッキ唯一の新弾収録カード。紙だと黄昏ミミちゃんのヒーローズ・カードの印象が強い。最初の1点の時以外発動するアクア・サーファーのようなクリーチャーだが、盾が3枚以下だとパワー5000でブロックされない効果までついてくる。NEXやガントラ対面で踏ませて強い他、手打ちでバウンス、からのハンデスで除去体制持ちを処理するなど今日に動ける。ゲキからの蘇生で選択することも多い。実際に回していく中で横のジャックを無視してガントラ・マキシバスを上からとったり、ピースルピアやゼンアクをすり抜けてプレイヤーに攻撃するなどかなり活躍した。青単色で防御トリガー、役割が多く4枚採用。

解体人形ジェニー

単色で盤面に残りハンデスができるカード。JJちゃんにはボイスがあるのでダピコにもボイスを……
キリコやフュージョン、剣誠にガルベリアスなど狙い打ちたいカードは多い。マッドネスの採用が少ない環境では強力なカード。こちらもゲキから蘇生しがち。欲しい対面では1度は使いたいので3枚採用。

呪いとテラーの贈り物

このデッキの核となるカードでありもちろん4枚採用。pig持ちクリーチャーを自壊させることて相手の手札と盤面に干渉しながらリソースを回復できる。基本はポワワンかバジルを破壊してプレイすることになるが、状況によってpig持ちを盤面に残すプレイが強いことも。

不浄の魔人ジャラ

ジャラのフルネームそんな感じだったんだ……
メタモーフが発動しないとリーサル回避には寄与しないものの、細かく殴って来るデッキには滅法強い。HDMやアポロなどに対して有効打になる数少ないクリーチャーであり、3000のパワーラインもこのデッキでは優秀。キリコ着地を許してしまう際のサファイアへの抑止力としても役割があるか。最初は4枚採用していたが、赤単色がもう少し欲しい都合でスクラッパーに枠を譲り3枚に。

デーモン・ハンド

高パワーのクリーチャーはヘヴィかキューティー・ハート、またはこのカードでの処理が求められる。高パワーのクリーチャーは盤面に出る前に手札から捨てさせるのが理想だが、そう上手くはいかないのがこのゲーム。ないと困る場面が多いので4枚採用。実戦ではNEX、羅月サンダー、キングアルカディアス、龍神メタル、剣誠などに打つ場面が多かった。

地獄スクラッパー

初期構築では採用していなかったが、4ターンバジルテラーを決める上で赤単色を増量させたかったため、トリガーのジャラと入れ替える形で1枚採用。薔薇の使者や小型ナイトに対して手打ちすることもあった。

竜極神

ただただ強い。殿堂入りのため1枚。コントロールしきれなくてもQブレイクで無理やり試合を畳みにいけたりする。

破壊龍神

基本的にこのデッキの目指すゴールは破壊龍神の完成である。ただただ強いので4枚採用。小型獣は火力で焼き、残った大型はヘヴィによってpig持ちを自壊させることで手札盤面を刈り取っていくのはこのデッキの黄金ルート。メタルの疑似ランデスやギア破壊も刺さる対面が多く文句の付けようがない。中盤のアド取り合戦、三体合体での勝ち確盤面形成はもちろん12マナで疑似SAとしての動きも強い。

採用検討カード

ヤミノカムスター
ジェニーより1コスト軽いのが魅力。ハンデスしたいカードとしてはザンゲキやフュージョン、キリコの星域辺りが狙い目。クリーチャー主体の環境には合わないか。

ローズ・キャッスル
枠がなくて試せなかったが、火力範囲が広がるのでテラーでアカギや薔薇の使者などが処理できるようになり、パワー1000が並ばなくなるのは強力。バジルテラーと動くと要塞化する暇がないのが欠点。
(2022/03/09追記:使用してみたところ赤青サムライ、ナイトに対する安定感が増してなかなかいい仕事をしてくれた。後半引いても仕事しない割に4枚入れるカードでもないので基本は採用しないが、剣誠や速攻対面を見るならジェニーやジャラが入れ替え候補になるだろう。)

吸魂バキューム
マザー、サンダー、パギャラ辺りに打てると強いのか?そこまでメタに合ってないのとメカオーには元々有利かと思われる。

執拗なる鎧亜の牢獄
5マナの除去耐性貫通呪文。ハンデスと併用することで強みを発揮するためこのデッキとの相性はいいが、多色なのがネック。調整過程で1枚入ってたが抜けていった。除去の枚数が足りないのであれば検討。

邪眼死爵ゲーネフ卿
ジャラと比較するとパワーが少し高いのがメリット。このデッキではcipを使う意味がないので微妙か。

(2022/03/09追記)
超神星DEATH・ドラゲリオン
ナイトのブラッティシャドウ多数+ネロの盤面、時間制限系のこちらから仕掛けたい対面などで有効に働くことが多かった。進化速攻で意表を突くこともできるのでHDMの4枚目と入れ替えてもいいだろう。

3.各対面で意識すること

どの対面も相手の手札、盤面を刈り取った上でHDMを立てるのが基本的な流れになります。

キリコ
割と有利。
コンボデッキなのでパーツが揃わないように粘り強くハンデスと除去をしていきます。薔薇の死者が4000とパワーが高いのでHDMはできればキープしておきたいところ。着地を許してしまいそうな時は、ビューティシャンやジャラなどのブロッカーを立てておくとサファイアを止められる可能性があります。

NEX
割と有利。
ブレイブNEXの有限ループが切れるまでこちらも粘り強くハンデスと除去をしていきます。ブレイブNEXのループさえ切れれば勢いを失うので、あとは時間をかけてHDMに繋げましょう。
(2022/03/09追記)
新弾登場直後と比べNEX側のリストやプレイが洗練されているため現在の相性は五分~微有利くらい。先行ブン回りは切って、軽減鳥除去、ジェニーでNEXはたき落としなど相手の動きを弱めていきましょう。

サムライ
微有利。
こちらの動きが鈍いと普通にリソース負けします。とにかく盤面を除去しながら剣誠の着地を引き伸ばしメタルまでつなげます。獅子幻獣砲を打つ対象は必ずしもギアとは限らないです。

Bロマノフ
不利。
グールが入ってるとかなり不利。ブーストで手札減ったところにハンデスでBロマを抜きたい。ジェニーが強い対面です。

ナイトコン
五分~微有利。
軽量ナイトの処理手段が豊富なので簡単にナイトマジックを発動させない&シーザーを着地させないようにするのが大切です。こちらが小粒を並べすぎるとHELLの的になるのは注意。ネロはバウンス+ハンデスで効果を使わせずに処理したいです。

ガントラ
五分~微不利。
キューティーハートがガントラよりパワー高いので上から取れます。ジェニーでガルベリアスを抜いたり、盤面に赤を残さずガルベを走らせないなどのプレイが大切。

トリガーHDM
五分~微有利。
山を掘りながら一旦相手の手札を枯らし、12マナヘヴィメタルに対してトップで除去引かれなければ勝ち条件まで持っていけます。薔薇城入だとキツイのでバジルで割りたい。後半までいかにゴッドを温存できるかがキモです。
(2022/03/09追記)
下の5c対面でも使えるテクですが、相手のヘヴィメタルがいる状態でバジルを設置しておくと、横の軽量獣をデス登場時に除去できるので返しにこちらのヘヴィでHDMを処理できる可能性が高まります。

5c系統
不利。
相手の方が山を掘る速度が早く、確定除去を引き込む前に羅月サンダーやゼンアクが立つと苦しいです。極力デリンダーのドロー枚数を抑えつつキングサンダーがありそうなら進化元を除去します。
キューティーハートを生かすためにヘヴィメタルを立ててゼンアクに殴ってきてもらうプレイなどは考えられます。

速攻
対戦数少ないですが恐らく微有利。2ターン目プレイするカードはビューティシャンよりポワワンの方が強いことが多いです。生物トリガーを祈って時間を稼ぎ、手札と盤面を枯らしましょう。

青抜き4cコン
有利。
リソース補給手段が乏しいデッキなのでじっくりやれば勝てます。流行りのNEXブレイブ入も問題ないです。ハンド打ちたいクリーチャーが多いので手なりで打つと足りなくなるので注意。

4.おわりに

今回はクローシス自壊コンの解説を行いました。デッキパワー自体は現環境のTier1に劣っていそうですし、マッドネスという明確な弱点があるのですが、バジルテラーの動きが生み出すアドバンテージ差は目を見張るものがあり、しっかり環境を見て使えば勝てると思いますので、ぜひ使ってみてください!

また、質問等ございましたら、コメントか私のTwitterアカウントまでお願いします!

ここまでお読み頂きありがとうございました!
今後もいい構築が組めれば記事にしたいと思いますので、その時はまたよろしくお願いしますm(_ _)m





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