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NDマスター11連勝&1660到達!デイガグール解説(9弾調整後環境)

みなさんどうも。ばーむくーへんです。

今回は9弾ナーフ後ND環境で11連勝&1660到達したデイガグールというデッキを解説したいと思います。思いついたことを書き殴っているのでその点ご了承ください。


作成プロセス

9弾調整後環境も3-4日程度で強いリストが出回り始め、完成度の高い4cドルバロムなどのコントロールが増加。これらに有利がつき、かつ有象無象のデッキに負けない基礎パワーがあるデッキを目指した。まずドルバロムに強いデッキということで、以前の環境でドルバロムに有利だったデスフェニックスやグールジュネレイドといったギミックに着目し、ジャックアルカディアスと竜極神を採用することでデッキの基礎パワーを高めることにした。

⬆初期案。予想通りコントロール相手に高い勝率を誇った。

その後環境に一定数いる青白メカオーがあまりに不利対面なのでコメットチャージャーを採用。以下の形に落ち着いた。


各カード採用理由

〈ロスト・チャージャー〉
墓地にグールジュネレイドを落とし3-5の動きを通せるカード。3ターン目の手札にコッコルピアもある場合だが、次のターン相手にルピアの除去手段がある場合はこちらを優先したい。逆に相手が赤白アポロの場合はコッコルピアから入らないと相手の最速アポロにバディでサーチしたザークゼヴォルが間に合わない。2枚以上ある時は3-5-7で竜極神に繋いだり、相手の墓地メタ採用を察知して1枚キープする時もある。

〈コッコルピア〉
3ターン目の着地が許されれば強いカード。近頃はどんなデッキにもジャックアルカディアスが入っているため場持ちが悪く、大抵ロスチャから次ターンコッコ+4マナドラゴンと動くことになる。竜極神もコスト軽減対象になり、ゲキの蘇生対象でもある。

〈コメットチャージャー〉
エルカイオウキラー。メカオー対面に先行3ターン目でこれを打てるとかなり勝ちが近づく。後手番だとこれがないと相当キツいレベルのキーカード。腐る対面も多いので2枚採用。4c天門相手も大活躍する他雑にジャックアルカディアスを焼くことも。対面がゲキを採用している場合は考えてから打とう。

〈ボルシャック・バディ・ドラゴン〉
ルピアとゼヴォルをサーチできる4マナドラゴン。
コッコバディゼヴォルでグール落下はこのデッキの理想ムーブのひとつである。横にルピアゼヴォルがいるとアタック時はエルカイオウにも勝てる。次ターンの単色マナとしてルピアをサーチすることが多い。こいつでサーチできるからとゼヴォルをポンポンマナに埋めないよう注意。2枚盾落ちで負けた試合がありました。ボフッ☁️

〈聖鎧亜ジャック・アルカディアス〉
2面ストッパー。ミニザーディア。 9弾収録カードの中でもトップクラスの強さと採用率を誇る。初手のマナ埋めこいつだとデッキがコントロールなのかビートなのかすらわからない。トリガーとしての役割が主だが聖鎧亜夫妻やパンダ、マルコといった進化獣の着地を1T遅らせるために手打ちすることも。
ゲキとの相性は言わずもがな。

〈暗黒王デス・フェニックス〉
フィニッシャー。このデッキで〈ホーリー・スパーク〉をケアする唯一の手段。墓地に行ったあと「逃れられぬ運命だ」と一生唸ってるのがかわいい。ハンデスされそうな時は優先してキープしたい。
サーチ手段がないこともありデスフェニックスで全てのシールドを焼却できることは稀で、ラストターンに少しでも条件を上げるために使うことが多い。パワー9000というのが優秀で、キングアルカディアスと相討ちになれる。
早期着地が強い場合と、グールが墓地にあり進化元のドラゴンでビートした方が強い場合どちらもあるので状況に応じて使おう。

〈神滅翔天ザーク・ゼヴォル〉
裁きにかからない4000のパワーにスレイヤー持ち、cipのルーターでグールを仕込めるゲキの蘇生対象で仕事が多い。バディと違いルーターなので手札の枚数は変わらないので注意。デスフェニなら実質ワンドローになる。進化元としても優秀だがスレイヤー持ちのドラゴンが場に残っている場合の方が良い場合もあり、進化元候補が複数ある場合は進化せずに残したい。

〈光神龍ベティス〉
受けトリガーでドラゴン。手打ちも考えると光文明の枚数調整で4枚採用。チャンプブロックでグールを蘇生しカウンターできると強い。ビート相手に後手番のとき、盾からトリガーすることを期待してロスチャよりルピアを出しておくと最速ボルガウルに繋がるのは覚えておこう。

〈デーモン・ハンド〉
このデッキ唯一の確定除去。コメチャを採用するにあたって泣く泣く3枚にした。コントロール対面の最速竜極神やキングアルカディアスなど打ちたい相手は多いがなかなかキープできない。ドリメが多いなら4枚積むか、そもそも別のデッキを握るべきかも。なお序盤にジャックアルカディアスとこれを埋めると対面がこちらを4cコントロール系と勘違いして軽量除去をマナ埋めしてくれる可能性が多少ある。

〈超竜騎神ボルガウルジャック〉
名前に「・」が入ってないことに今気づいた。このデッキのエースアタッカー。基本はこれを立てて盤面を取りながら盾を詰めるのがこのデッキの基本戦術。バディゼヴォルの横展開の方が強い時(対面がオルゼキア入ってそうな時など)もある。クイーンやゼンとは相討ちだがキングアルカディアスには上から取られる。アタック時の破壊効果はバトル前なのでパワーの高いアガピトスやスレイヤー持ちのビューティシャンに怯えずムルムルクズトレインを処理しよう。
アタックトリガーで1面とっても進化GV獣の着地を許してしまいそうな時はcipの4000火力のみに留めタップしない選択肢も忘れずに。

〈黒神龍グールジュネレイド〉
このデッキの大黒柱。こいつが墓地にいるおかげで強気に殴れる。キングアルカディアス下でも2体以上墓地にいれば2体目以降は蘇生出来るのでコントロール対面は2体以上仕込んでおきたい。今回はコメチャに枠を食われ3枚採用だがベティスより優先度高いかも。

〈竜極神〉
大量ナーフの波に呑まれず生き残ったパワカ。紙のシャッフもなぜ4枚使えるのかわからないがこのカードも大概。攻めにも受けにも使える。後半トップで引いても強いしブーストやルピアから早期着地も強い。ドラゴンなのでグールの恩恵も受ける。現環境では滅多にないがランデスでジャラやバリスパのメタモーフを使わせない動きは覚えておこう。パワカなのでいっぱい入れたいが多色なのと重いので2枚採用。

惜しくも採用されなかったカード

〈ガルべリアス・ドラゴン〉
多色環境で輝くカード。コントロールに対する最後の一押しとして強力だが、デスフェニボルガウルで押し切れることが多く採用を見送った。アポロが環境に少ない、ゼンアクが多いといった場合は光文明を抜いてこのカードを採用したい。

〈衝撃のロウバンレイ〉
こちらも最後の一押し要因。パワーの高いブロッカー(現環境だとゼンアク)に強い。盾割り切ってトップから引くのは強いが、ボルガウルのパワーを上回るブロッカーをほぼ見かけなかったので不採用。

〈ホーリー・スパーク〉
元祖最強シールドトリガー。アポロに無力&クイーンやマーキュリーで無効化されがちなうえ、せっかくトリガーしても返しに打点をそろえられず負けることも多く環境に合わないと感じ不採用。SAが多く打点をそろえられるデッキなら相変わらず強力なSTなのだが。


各対面立ち回り

〈ドルバロム〉
有利対面。最近はほぼ緑抜き4cだが黒緑など魂と記憶の盾を採用しない形はグールの対処手段がほぼないためマナカーブ通りに動けば勝てる。エタガがある4cの場合もグールを仕込んだら積極的に盾を詰めよう。ハンデスケアで手札にデスフェニックスやグールをキープすることがある他、ドルバロムの着地を許しても動けるよう黒マナを埋める意識を持とう。パワー1000のブロッカーが多数並ぶので手打ちのジャックやメツが輝く場面が多い。

〈4c天門〉
ドルバロムほどではないが有利対面。コメチャは余裕があればキープし、とにかく盤面をとりつつ殴り聖鎧亜夫妻の着地を防ごう。ボルガウルジャックで歩いてるだけで勝てることも多いが、キングに備えデスフェニックスを立てることも常に考えて。キングゼンアクの着地を許すとキツいが、グールが複数体墓地にいればごり押せることも。

〈5cミラクル〉
1口にミラクルといっても形が様々だが五分五分くらい。とんでもない速さで裁きを打たれたりゴッドの着地を許すとキツいが理想ムーブの要求値が高いデッキなのでそこは割り切ろう。相手のリソースが切れそうならデスフェニックス以外は殴らず盤面を整えるのも手。たまにお清めトラップを採用していることがあるので注意。

〈メカオー〉
先手後手で有利不利が大きく変わる対面。後手だと2t目からマナカーブ通り動かれるとほぼ勝てない。先手だとボルガウルジャックが間に合えば2マナ+進化速攻条件まで追い詰められる。ドルバロムメタのコンクリオンの巻き添えを食らってグールが山に帰るので過信して殴ると痛い目にあうから注意。相手も常に2345と動いてくる訳では無いので粘り強く盤面処理しよう。ゲキメツまで間に合えば結構勝てる。

〈アポロ〉
五分五分。とにかくルピアとアポロを処理し着地を許さないのがベストだがメカオーと同じくボルガウルジャックが間に合ってもバルケリオスを絡めて進化速攻を許してしまうことも多い。幸いアポロに対する有効トリガーは多めなのでターンが返ってきたら落ち着いて盤面処理してブロッカーを立てれば勝てる。アポロは選択すると全ランデスだがザークゼヴォルで処理すれば問題ない。

〈アガピトス系〉
有利。ムルムルが複数体並んで盤面取られるのが負け筋なのでしっかり除去。聖鎧亜夫妻の着地を許さなければまず負けない。

〈フュージョン、LO〉
あまり当たらないがおそらく微有利。裁きにかからないゼヴォルや進化獣を並べ積極的に殴る。デスフェニを立てられたらかなり優勢。トリガーに花籠を積んでいるのでボルガウルジャックを安全に処理されてしまうが、その分マナが溜まるのでリソースを切らさず盤面を維持したい。

〈その他ビート〉
盾が厚いわけでも軽量ブロッカーがある訳でもないので速いデッキは苦手。ボルガウルジャックが間に合えばなんとかなるので、ベティストリガーにかけて3ターン目はチャージャーよりも4t目ボルガウルジャック着地期待でコッコルピアを出すことも。トリガーベティスのチャンプブロックからグール蘇生でカウンタープランも強い。破壊耐性のあるメフィストやアルバトロスはキツいが横展開でなんとかリーサルまではいける。

おわりに

最後まで読んでいただきありがとうございました!
ドリメやマルコなどが増えるときついですが、ドルバロムが環境に居座ってるうちはかなり立ち位置がいいデッキだと思いますのでぜひ使ってみてください!
コメントなどもお待ちしております!


追記(2021/06/25)
不採用カードについて、各対面立ち回りについてなど一部加筆修正を行いました。

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