のばらさんの2周年作
萩尾のばらさんがデビューし、2年経った。
周年作は、1月下旬にみた。のちに、題名はプロローグ、と知った。
当日の感想は、ツイッターにこうのこした。
「萩尾のばらさんの周年作、ファンはもちろん、ストリップに関わるすべてのひとに見てほしい。ストリップについてこうかんがえ、こう生きるひとがこの世界にいることを、いちストリップファンとして誇りに思います。本当に、ありがとう。」
出されて間もなかったから、ネタバレのないようにした。
もちろん、自分の感想に影響力はないし、ネタバレで感動がうすれる作品ではない。
ただ、この作品はストリップを愛するひとに、まっさらな状態でうけとめてほしい。観客のみならず、スタッフさんや他の踊り子さんにもみてほしい、そうねがって「ストリップに関わるすべてのひとに見てほしい」とかいた。
ストリップをするよろこび、いまここにいるよろこびにあふれた、のばらさんがいたから。
翳りも作為もなく、踊る。
ストリップの技術で踊るからストリップだけれど、ベッドが自然で、まぶしい。
満ち足りた表情で目をとじ、ポーズをきる。
ひかりとよろこびをあつめ、しあわせを放出する。
それは、ストリップをすること、つくること、みること、のこすこと、すべてをつつみ、認めているようにみえた。
しあわせと、みずからのからだへのよろこびで、ストリップを肯定する。
だから、「ストリップに関わるすべてのひとに見てほしい」とねがった。
ストリップをなにひとつ否定せず、生の延長線上へあたりまえにおく。
のばらさんの天真爛漫な生が、うれしかった。
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