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慣れた語りばかり、口にしてないだろうか。

ふぃ〜。無名人インタビュー終わりました。
一月後あたりに記事が戻されてくるようです。

インタビュー前に落ち着かなくて書いた記事

仕事でもインタビューするんですよ、桐原も。
無名人インタビューしてるんです。30分で。

30分で語れることなんて、その人が語り慣れたストーリーでしかない。
それでもいい、とふだんは思っています。無名人なんだもの。
だって、記事読んだ人からふだんは記憶から消している話題を振られたら、怖くてバリア張ってしまうじゃない。

語り慣れたピースで作らない物語のたのしさ

今回の桐原は初インタビュー受ける側だったので、当然のごとく、「自分でも反芻しまくってちょっと改ざんの入った記憶をしゃべるんだろうな」と思っていたのですが。
ですがね、いきなり脇にずれたのよ。

「書くのがお好きですか?」という質問の流れだったとおもう。
桐原は「タイピングが好きな人」が始まりで、徐々に「書くことに憧れを持ち始めた人」である。(ごめん、これ言わなかったね。会話中にね)
「書をやっている人の中には、時折共感してくれる人がいるんだけど。何もない白い画面に文字が生まれていくのが好きで」

ちょっとまて、それは初耳だ。
初耳だが、嘘ではない。当時のワープロなので、画面は白くはないけども。
ただ、インクリボンで印字されていく文字は白に黒だった。
同じように、先生のつまらないお説教は、先生が書くボールペンのインクが白い紙を埋めていくつるつるした不思議な感覚を堪能することで耐え忍んでいた。
自分で覚えていたけど、エピソードになりきれていなかった印象がいっぱいあるな、と言う感覚。
木を拾えば磨き、石を拾えば削って粉にしてそれで字を書く。
そんな時代が私にもあった。

しかし、これもよく広げて眺めているピースではある。
過去話なんて往々にしてそんなものなので、著名人はインタビュー受けるの大変だな、本当に。と思う。

一個、面白かった質問。
「同人誌に出会っていなかったら?」
物書き始めるきっかけがなかったら。
それでも何か作っては辞め、を繰り返していたでしょうな。
でも、そうだったら、今のゆるくとも大切なコミュニティはなかったでしょう。

楽しかったぁ〜!緊張したぁ〜!

総括。
自分のことなんてな〜〜んもわかっちゃいない!
どんな子供だったか、どうしてその道に進んだのか。
全部、人の熱さにやられてそっちに行っただけのことでした。


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