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「贅沢」に湧くこの怒りはなに?

iPhone15Proを買いました。
会社でMVPをとって、金一封いただいたので。

贅沢しちゃおー。
Indesignのパーフェクトブック買っちゃお。
もや。
TRPGのシナリオ買っちゃお。
もやもや。
自分でシナリオ書くのに、A4挟める革ホルダー揃えよう。
もやん。
iPhone15Proにして、今度はちゃんとカメラ設定しよ。
もややーん。

いつもあるお金じゃないからか。
もやもやと怒りが底の方で赤黒く漂っている。
これはなんだろう?

MVPに選ばれた時、嬉しいよりも先に恐ろしさがあった。
その後、七日間はずっと近場の神社に詣ってみたり、歩いて3時間かかる縁切り神社で「この調子に乗った自分をどうにか抑えたい」とお願いしてきた。
もっとがんばれている自分になりたくて。

選ばれるなら今年だ、と思っていた。
広報チームとして、展示会•地域の職業体験の土台を整えることに必死になってきたから。
ただ、必死だっただけだからかも。
「ないもの」を誰かが作らなきゃいけないから。
私以外に暇してるヤツなんかこの会社にいないから。
競争相手のいない中で獲ったものに「空っぽ」感さえあるのかも。

必死になったのも
何かを作れたのも
「運」に恵まれただけだからかもしれない。
その「運」だと思ったものに必死に爪立ててきたつもりだけど、引っかかったのさえ「運」だから、怖いのかもしれない。

欲しかったものにガッと手が届いて、自信になる人もいるのかもしれないし。
それがたぶん大半なんだと思うけど。
どっちかっていうと恐ろしい。
怖い。怖いと怒りが湧いてくるタイプなのは、もうまもなく34年の付き合いになる体の反応からわかる。
腹や胸が熱くなったり冷たくなったりする。

侮辱されるような、傷つけられた時の怒りと反応する体の部位が違うからわかる。

「怖い」からこその怒りが、どうしてだか「贅沢」すると湧いてくる。
もしかすると、ただただ「これまで買ったものを十分な使えていないのに」という恨めしさなのかもしれないけど。

なんだか、言葉にしないで忘れてしまうのが一番恐ろしい感覚だから、ここに書いておきます。

もし、未来の私が「それはこうだったんだよ」と整理をつけて語れるようになっていたら、チョコミントでも食べたい気分。
スカッとしたいねー。

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