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"refomed/リフォメッド"  -WRIST PATCH WIDE SHIRT"CHAMBRAY"- やる気のないシャツ

 refomed


refomedからお年玉みたいに営業再開初日に届いたシャツ。


正月ボケした体を咎めない、丸みと広い身幅が特徴の一着。
これならおせちやお雑煮を食べすぎて、ついでにカレーもたらふく食べても綺麗に着られる。


くしゅっとした可愛らしいポケットは、大工さんなんかの職人が釘や工具を落としづらいように考えられた仕様をリファレンスにしている。
ちゃんとルーツを感じさせるディティールを盛り込んで、それを可愛く表現するのがrefomedらしさ。


腕の内側が擦れやすい作業着において、そこを補強するためのパッチをイメージした当て布がされている。
同色の生地なのでそこまで目立ちはしないけれど、
この重みと厚みのおかげで太い袖がヘニャヘニャになりすぎないという機能も果たしているところは偶然なのか、計算されたものなのか。


かなり低いバックヨークに、あまりやる気を感じられない軽い木製のボタンが全体の緩いテンションにはまっている。
昨今の「ドレス仕立てだけど緩め」とか「バックヨークの高さが男らしさを上げる」みたいなのは総じて好きな方なんだけど、ここまで"だらしなさ"に振り切ったものも逆になくて好感が持てる。
確かにカジュアルとドレスのバランスが一枚で取れきってしまっているシャツって、なんだか逆に着方が難しい気もしてきた。

襟は案外ピシッと立ってやる気がありそうな面構え。
なんですが、ウッドボタンの抜けた感じと、やっぱりガバガバなネック寸がそうさせない。


確かにこれだけ大きければシャツっていうよりジャケット感覚の方が近いし、今は着込めばいいけど夏はタンクトップに風が抜けるいい羽織になってくれそう。
今のうちに洗い込んで、少しヘタったり、リストパッチ部分に変なアタリがついたところで夏を迎えるのがいい気がします。

というわけで、今までkirettoで扱ってきた中で一番やる気のないシャツです。
もう綺麗なものは一通り持ってる皆さんと、こういうやる気のないテンションの服が好きな人、つまり大半の人にお薦めいたします。


 refomed


菊池健斗




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