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"F.lli Giacometti(フラテッリ ジャコメッティ)" -FG330 STRUZZO- プライドとメンタリティのオーストリッチ


F.lliGiacometti


参っちゃうね。

格好いいです。

入荷しました。



僕がわざわざ市場的に、どちらかというと不人気であろうオーストリッチの
靴をオーダーし続けるのには理由がある。

第一に単純に僕が好きだから。
ちょっと変わったものが好きなのもあるけれど、
爬虫類系やその他のエキゾチックとは違い、ちゃんとケアをしてあげると
ちゃんと育ってくれる革で、扱いやすい耐久性の高さも好き。

そして、そんな「自分が好きだから」
を前面に押し出して語りたいのは、小さなお店のプライド。

多少は市況も読むし、多くの人に共感してもらえそうなものを自分も共感したものの中から選ぶのがセレクトショップ。

そんな中で、完全なるエゴを通したい時もある。
それが多くの人に受け入れられたら、とても幸せなことだと思う。

むしろそれがないと、こんな小さな店、やってる意味がないかもしれない。



端材ももちろんオーストリッチを綺麗に回している。

オーストリッチの靴を何足も持っているけど、
今回の革は大当たりな上に、抜群にかっこいい仕上がり。
具体的には、クイルマークをきれいに取れる範囲が大きい革だったようで、
靴の踵部分までクイルが回っている。

ステッチも美しい。
丁寧で細かいステッチは美しさと耐久性を併せ持つ。

わざわざ耐久性があるレザーを用いる必要もないオープントゥのダブルモンク。

完全な装飾品としてのそれ。

ビブラムソールを履かせて歩行器具としてのポテンシャルを高めるよりも、ブレイク製法の返りの良さとサンダルらしい軽さを両立させやすいレザーソールの仕様を選んだのも、ギアとしてよりも気分を上げる一足として届けたかったから。

分厚いラバーソールより、こっちの方が軽快で、大人びた印象を感じませんか。


ヴィンテージ仕上げのバックルも丁寧な仕事がされていて素敵だ。

もちろん白やグレーもいいけれど、
オレンジやグリーンのカラーソックスも合わせたいし、
真夏は素足で適当に履きたい。


日差しに照らされて艶っぽく光るオーストリッチが好き。

これから磨いて、触れて、履きこんで、飴色になってツヤを増すだろう。

飽きずに付き合ってほしい。
それに応えてくれる革です。


F.lliGiacometti



菊池健斗



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