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"O'DEM (オデム)" 23SS - Deep down- Delivery with Designer's Interview


"O`DEM"


O'DEMから、23SSのデリバリーがありました。

コンパクトな商品群に、デザイナーの思いが乗ったパワーのあるコレクション。

ローンチに際して、デザイナーに書面にてインタビューさせていただきました。


Q.今シーズンのテーマは?



【Deep down】
心の中で〜
内心では〜
等ネガティブな表現で使用される言葉ですが今作では内に秘めた情景や自身の内側に残った記憶等を表現したテーマとして使用しております。

題材にしたのはフランスの写真家:ジャン=ウジェーヌ・アジェJean-Eugène Atget

当時の技術や自分の記憶の引き出しにあったディテールなどを引っ張り出したコレクションにしております。

"O'DEM" -Saint crowd 墨流し-
"O'DEM" -Saint crowd-
Color:White/Yellow
Size:L
"O'DEM" -Saint crowd-
Color:White/Yellow
Size:L


Q.思い入れのある品番は?



•Interior
無双テーラードジャケット

フランスのサックコートやラウンジコートの考え方をテーラードに落とし込みたくて製作。
極端に稼働域を広げた外に逃げる蹴回し。前振りの袖。
リラックス感を重視して考えられたディテールは実用的でありながらエレガントに纏う事の出来るテーラードジャケット。

無双仕立て、襟裏の縫いや敢えてハギをつけたディテールは30s以前、当時のようなホームメイドのビスポークテーラードをイメージして製作。

Gently ポプリンの生地はカシミヤのような生地で素肌で着れる素材。年中、真夏でも着用出来るような生地です。

※"Interior"と組下のトラウザー"Triangle"は、3月中に入荷予定です。

Q.コレクションから、伝統工芸や職人技術に興味があるように見えますが、失われゆくそれらについてどう思いますか?


文化継承とか薄れゆく技術を自分が…
とか大それた事は正直何も考えていなくて…
ただやはり伝統的な技術や民族的な文化は素晴らしいモノが多くて自分も勉強しながらみんなと楽しんで見ていけたら良いと思っています。

『過去のものといえども真に価値あるものは常に新しさを含んでいる。』

柳宗悦さんのこの言葉は好きです。
昔のモノでも視点を変えて見る事はいつも発見があると思います。

"O'DEM" -Alfred-
Color:Brown/Bluegray/Python
Size:M/L




Q.今更にはなりますが、オデムというブランドはどんなブランドですか?作り手の視点から簡単に教えてください。



O'DEMとは
One of a kind(たった一つのもの)
them (複数系)
の造語なのですが、着用していった先にその方だけのたった一つのモノになればという願いが込められています。

経年変化という形だけでなくファッションなのでその人それぞれのファッション感に見合う形になっていけば良いなと。


"O'DEM" -Alfred-
Color:Brown/Bluegray/Python
Size:M/L


Q.オデムは、最終的にどんなブランドになりたいのでしょうか。

自分は専門学校も行っていないただ洋服が好きなだけの素人です。今でも日々学ぶ事だらけです。だからこそファッションを楽しみながら実用的ではなくても良いな、着たいなと思う洋服を作っていきたい。それを共感してくれる方々に伝わっていけば良いなと思っています。

『ファッションは表現だから』
尊敬するデザイナーに言われた言葉はずっと残っています。

"O'DEM" -合切袋 Stingray-
Color:Black/Khaki(Polished)


あんまり僕の言葉はいらない気がします。
商品の素材やサイズなどはそれぞれの商品ページをご覧ください。

あとは、モノを見てその気迫を受け取っていただければと思います。













"O`DEM"



菊池健斗



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