役決めシーズン

こどもには「いやいやしても意味ないよ」「自分の役割しっかりしようね」「気の向かないこともやってみると発見があったりたのしくなったりするよ」「すすんで色んなことチャレンジしようね」と、なんの躊躇いもなく言い張っている。自分のことなんて棚に置いて。

今日こどもの学童の保護者会で言い方が悪いが一番面倒な役に当たった。その役のさらに一番長に当たってしまうと年間20回近く夜の会議に出席することになり、任務と責任も大きくなる。
は〜!やっぱり今年は厄年!厄払いに早くいっとくべきだった、なんて運の悪さを嘆く。
いつまでもこどもの前でため息をつき、最悪〜と連発。こどもは「さっきから何言ってんの?」と呆れた表情で私の顔をのぞく。

ほんまやな〜、ママはいつまで言ってるんやろなぁ?あんたには、がんばれがんばれ言うてるのにな!

はっと言われたことばで私もしっかりしないと、と気付かされた。嫌なことからいつも逃げて、文句ばっかりのママはあんたにも偉そうに言えないね。ママもがんばらなあかんね。
大人になると色々選択できるし、嫌なこと、面倒なことは、避けられるものは避けられる。

遊ぶことやスポーツは大好きだけど、勉強は苦手で口も頭もあまり回らないタイプの息子。学校や学童でもきっと気分がのらない時でも勉強したり、みんなと集団生活を送っている。友達と喧嘩になった時はうまく言葉がでてこず悔しい思いをしている時もあるだろう。でも毎日必ず重たいランドセルを背負って学校に行き、学童生活を楽しんでいる。嫌なことがあっても私のように何度も文句を繰り返さない。

ふとそう思うと、えらいな〜とため息が出て息子が少したくましく見えた。
私もそんなたくましくなった息子に、呆れた表情でもう顔をのぞかれないように、今年1年頑張って行こうと思った。