ET昔話1 「ETLAN 2010」

この投稿はRollstoneこと藤田祥平の書いた「手を伸ばせ、そしてコマンドを入力しろ」という10年以上前の実体験を元に書かれた自伝的青春小説をKirarkの視点から補足するつもりであれやこれや書いたものです。
この小説の読者に当時の雰囲気が少しでも伝わってより楽しめればと思ったり忘れてたりしながら書いてます。
画像使用に関しては出版直後に本人から了承を得ています。

2003年に発表されたWolfenstein:EnemyTerritory(以下、ET)だったが次々にリリースされる韓国産FPSなどの影響もあり人口もサーバーもじわじわと減りつつあった。そんな折に2008年に日本代表が世界大会で結果を残したこともあって日本コミュニティはオフ会を定期的に開いたりと少し盛り上がりを見せていた。
今でこそ有名だが当時はまだ浸透してなかったCyAC(ニチカレ株式会社)様が大会を開けるタイトルを探していた時期も重なり、私は思い切って東京のネットカフェのワンフロアを貸し切りオフラインイベントを開催した。それが「ETLAN2010」である。関西からの参加はRoll君と私の2人だったので新大阪駅で落ち合うことになった。書籍の301ページからの物語である。

新大阪で合流時のRoll君 

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SpectatorTシャツをキメている
(ETのゲーム内における観戦者の呼称がSpectatorだった。)
公式グッズなどは存在しないのでイベントでひと笑いとる為に一般商品から探してきたのだろう

東京到着後、カレー店でポーズをとるRoll君

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食事を適当に済ましたのち、Roll君は友人宅に泊まるというのでいったん別れて私は作中に登場するノン宅に宿泊して翌日のイベントに備えた。
(CyAC様提供の賞品の送り先をノン宅にしてもらっていた)
冒頭にあったETLAN2010のリンクを読んだ人は気づいたかもしれないが集合写真にRoll君の姿がない。イベント開始時間になっても解散時間の朝になっても現れなかったのである。

未成年を東京に連れ出した手前、急に連絡が取れなくなり内心かなり焦っていた。が、正直一世一代の企画をドタキャンされた怒りの方が勝っていた。

後日、無事に連絡が取れた時は泣きそうな弱々しい声で「おじいちゃんが亡くなって東京から父に連れ戻された」と話したのでまんまと私は騙され許してしまったが著書の通り薬物により警察に捕まっていたというのが真相らしい。糞が



今回はここまで。次回はあるのか?
Roll君が不参加なだけで何も補足できてない、ただの裏話な件。
当時の画像やら何やらストックはいっぱいあるけど文章書くのが苦手なので反響があったら気が向いた時にまた書きます。