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最近読んだ本

上田秀人

妾屋昼兵衛女帳面 側室顚末
世継ぎなきはお家断絶。苛烈な幕法に苦しむ大名旗本は、秘かに妾屋を訪れた。そんな稼業を営む山城屋昼兵衛の元に、ある日、仙台藩主の側室の求めが。だが、それを機に将軍継嗣にも絡む大規模なお家騒動が勃発。巻き込まれた昼兵衛は、側室を守る大月新左衛門と共に、大藩との熾烈な暗闘を繰り広げる。

妾屋昼兵衛女帳面(二) 拝領品次第
神君家康からの拝領品を狙った盗難事件が多発。裏には、将軍家斉の鬱屈に絡んだ陰謀が。嗤う妾と、仕掛ける黒幕。巻き込まれた昼兵衛と新左衛門の運命やいかに?

妾屋昼兵衛女帳面三 旦那背信
妾を巡る騒動で老中松平家と対立した山城屋昼兵衛は、大月新左衛門に用心棒を依頼する。その暗闘の裏には、ある企みを持って二人の動きを注視する黒幕の存在が。武と智を尽くして松平家と戦う昼兵衛と新左衛門。だが、幕政の闇は既に彼らをのみ込んでいた。裏で嗤う黒幕が、将軍家斉を絡めて画策した驚愕の密計とは?

妾屋昼兵衛女帳面四 女城暗闘
大奥に将軍家斉の子を殺めた輩がいる……。小姓組頭・林出羽守は獅子身中の虫を炙り出すべく、大奥を探る女を用意せよと妾屋昼兵衛に厳命。白羽の矢が立ったのは仙台藩主の元側室・八重。だが、かつて体を張って彼女を守った大月新左衛門も場所が大奥では何もできぬ。女の欲と嫉妬が渦巻く大奥で八重の孤闘が始まった。

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