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だいぶ前に読んだ本

上田秀人

赤猫始末 闕所物奉行裏帳合 3
武家屋敷が連続して焼失、出火元の旗本は改易された。検分した扇太郎は放火(赤猫)であることを突き止め、彼らの莫大な隠し財産に驚愕する。闕所の処分に大目付が介入、謎の刺客集団が次々と襲いかかる。死闘を繰り返し、大御所家斉の死後を見据えた権力争いに巻き込まれていく。

お髷番承り候 一 潜謀の影
将軍の身体に刃物を当てることが唯一許されるだけに、かえって絆が深くなるお髷番。四代家綱は、秘命を託すのに最適なこの役に、かつてお花畑番として寵愛した深室賢治郎を抜擢した。謹慎が解け、帰藩する紀州大納言徳川頼宣の「我らも源氏でございます」という言葉の真意を探らんがためだった。務めを遂げんとする賢治郎の前に、将軍位奪略を巡る徳川家重鎮らの姦計が立ちはだかる!

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