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北とぴあ演劇祭2024 おやこ劇場


舞台が始まる前

iakuは、劇作家・横山拓也さんによる演劇ユニット。
緻密な会話が螺旋階段を上がるようにじっくりと層を重ね、いつの間にか登場人物たちの葛藤に立ち会っているような感覚に陥る対話中心の劇を発表している。
この作品は、大正時代、岸田國士が妹のお見合いを題材に書いたと言われる戯曲、葉桜をモチーフにしている。
その横山さんが現代の恋愛観、結婚観に準えて再構築し、母娘を描いている。

朗読劇のような漫才のような
父娘の2人舞台
出だしは、“アイネキュッヘンシャーベ”が逃げ込んだ和室で、海外赴任が決まった恋人のことを相談している。
そのうちに、母と娘は自分たちの歴史や未来について思いを馳せる。
母娘の大阪弁の会話劇

通常ある母娘の会話でありながら
心の葛藤が染みてくる
母が一人二役で会話を妄想する当たりも面白く
あっという間の40分でした。

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