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上田秀人

高家表裏譚4 謁見
江戸城の高家控えの間で端座していた吉良義冬は、四代将軍徳川家綱から突然の召喚を受けた。
嫡子の吉良三郎義央の所在を家綱から直々に尋ねられた義冬は、その所在と、五摂家の近衛基煕を狙った者の存在を打ち明ける。
一方、昇爵の返礼のため、京の近衛基煕を訪ねていた三郎は、朝廷で起こっている皇統の争いを父に知らせるべく、その手段を探していた。
だが、三郎たちを監視する怪しい人物が現れ─。
矜持と血筋。明暗を分かつものとは?

高家表裏譚5 京乱
江戸城に登場した吉良義冬は、目付の立花内膳正に突如呼び止められた。
目付は、息子の三郎が江戸を出たと疑いを持っていた。
一方、京で命を狙われた吉良三郎は、後水尾上皇に連れられ昇殿することに──。
四面楚歌に立ち向かう、吉良父子の活躍!

高家表裏譚6 陰戦
京に近衛基煕を訪ねた吉良三郎義央は、近衛家を陥れようとする弾正尹らの陰謀に巻き込まれた。
屋敷検めを一度は排除したものの、さらなる危機が三郎たちに襲いかかる。だが、近衛家が襲われたことを知った後水尾上皇は、自ら敵と対峙することを決意し、三郎たちと合流するのだった
。一方、三郎の父・義冬は、三代将軍家光の弟にして会津藩主の保科肥後守に突如呼び止められた。保科は、三郎に嫁を娶るよう命じるが……。
ついに朝廷での影の争いが決着か? 吉良三郎の運命はいかに。

高家表裏譚7 婚姻
波乱の京から、帰途についた吉良三郎義央は、箱根の関所で思わぬ敵の歓迎を受けた。
何者かが三郎を捕らえようとしたのだ。三郎は難なく刺客を撃退し、江戸への道を急ぐ。
一方、米沢藩上杉綱勝の妹・三姫に、縁談が持ち込まれた。
三代将軍家光の異母弟の保科肥後守が仲立ちした相手は、高家の吉良三郎だという。
三郎と三姫の知らぬ間に進められた縁談は、本人たちの思惑をよそに、驚愕の展開を見せ始める。


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