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だいぶ前に読んだ本


炎上する君 西加奈子

「太陽の上」中華料理店の三階に住んでいるあなたは三年間外に出たことがない。でもその日、何かが変わる。
「舟の街」ある日、あなたは徹底的に参ってしまった。そして、思い立った。舟の街に行こうと。
「空を待つ」深夜の青梅街道で携帯電話を拾った。その日から、見知らぬ相手とのメール交換が始まる。
「甘い果実」作家志望の私は31歳。勤めていた書店で、あの作家がサイン会を開くという。
「炎上する君」銭湯で私と浜中は足が炎上している男の噂話ばかりしていた。ある日、銭湯にその男が現れて…。
「私のお尻」私は白くて綺麗なお尻をもっているけれど、いつからかそのお尻を憎らしく思うようになった…。
何かにとらわれ動けなくなってしまった私たちを訪れる、小さいけれど大きな変化。奔放な想像力が紡ぎ出す、どこか不穏で愛らしい物語たち。8編収録。

大江戸少女カゲキ団 (二) 中島要

掛け茶屋「まめや」で働く芹は、ひょんなことから、踊りの師匠・東花円の弟子である才、紅、仁の三人とともに、男装して娘芝居をすることになった。自分たちの身分を隠し、満開の桜が咲き誇る飛鳥山で披露した娘芝居は、瓦版が売り出されるほど江戸中の評判となる。気を良くした芹たちは、娘一座「少女カゲキ団」を結成して芝居を続けることにした。そんな折、南伝馬町にある薬種問屋橋本屋の箱入り娘、静が思いも寄らないことを言い出し、少女カゲキ団に暗雲が立ち込める──。シリーズ第二弾

本格的な劇団になっていくのか?
女の不自由さだけではなく、男で生まれてしまったからこその不自由さであったり、いい家に生まれたからの不自由さ、貧乏に生まれたからの不自由さ、色々な不自由さが語られていました。限りなく平等にできたとて才能までは平等にはならない、きっと常に足りないものがある。。。

やっぱり本が好き


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