見出し画像

最近読んだ本

金子成人

ごんげん長屋つれづれ帖【四】-迎え提灯
およしを失った悲しみを乗り越え、日常を取り戻しつつある『ごんげん長屋』。
新たな住人も長屋に馴染んで、より絆も深まる中、数年前に捨てた乳飲み子の行方を捜す旗本家の女中が現れる。
お勝の下の娘お妙が捨てられていたときの状況と何かと符合する話を聞いたお勝だが、女中はお妙がその乳飲み子だと決めつけて――。

ごんげん長屋つれづれ帖【六】-菩薩の顔
お勝たちの隣に住まう足袋屋『弥勒屋』の番頭治兵衛。
二十六夜待ちで月光の中に菩薩様のお姿を見たと言ってご機嫌だったはずのこの男が、ここ数日浮かぬ顔をしているという。
『弥勒屋』の主の徳右衛門から話を聞いたお勝は仕事帰りに店の前を通りかかるが、そこで船頭姿の若者と揉めている治兵衛の姿を目にして――。

ごんげん長屋つれづれ帖 【七】-ゆめのはなし
貸本屋の与之吉が貸し出した本に記されていた『たすけて』の文字。与之吉から話を聞いたお勝と女房のお志麻が貸出先を調べるよう勧めたところ、相手は大勢の奉公人を抱える日本橋の両替商だとわかった。
だが書いた者が名乗り出ることはなく困惑するお勝たちだが、数日後、若い娘が『ごんげん長屋』を訪ねてきて――。

いいなと思ったら応援しよう!