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最近読んだ本


山本一力 湯どうふ牡丹雪 長兵衛天眼帳
吉野家へ婿入りした岡三郎は、妻・おそめに惚れ込んでいたが、どうやらまだ夫婦の契りがないらしい。それをきいた長兵衛は、吉野家の主人から依頼されていた眼鏡の受け渡しを神社の本殿で行うと言い出して……。(「蒼い月代」)
長崎での遊学から戻って以来、“オランダかぶれ”の風を吹かせていた息子・敬次郎に困り果てた長兵衛は、敬二郎を研ぎ常兄弟の元へ奉公に出すと決める。敬二郎の長崎談義を面白がって聞いてくれる兄弟に、奉公も上手くいきそうだと喜ぶ敬二郎だったが……。(「よりより」)
ひいきの芸者・純弥にカネを惜しまず、さりとて旦那風を吹かせない長兵衛に、誰もが一目置いていた。そんなあるとき、純弥からお茶屋を普請するために力を貸してほしいと手紙が届き……。(「上は来ず」)
家宝の天眼鏡で見通すのは謎か、心か。お江戸日本橋を舞台に知恵と人情で謎を解く、村田屋長兵衛大人気シリーズ第二弾!

陣出達朗 黄金万花峡
天保四年の春、見延街道の要所、猫背山で掘り出したものは、二〇〇年前に埋められた月海老人の白髪のミイラだった。駿府城より運ばれた金の延べ棒の埋没場所はその月海老人のミイラのよって握られていた。秘宝の継承者の娘・加代の乳房には。月海老人によって謎の隠し彫りがされていた。加代の乳房にせまる悪人の魔手。―手に汗握る波乱万丈の物語。

野村胡堂 銭形平次捕物控 恋文道中記
ごぞんじ銭形平次と八五郎の捕物・名コンビ 盗まれた恋文を取り返すため、西へと向かうが……。 東海道を追いつ追われつ 三本の恋文争奪戦!


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