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6月20日は、二葉亭四迷の「浮雲」が刊行&NHKホール(二代目)が開館&世界難民の日&ペパーミントの日&健康住宅の日

【二葉亭四迷の「浮雲」が刊行】

二葉亭四迷(ふたばていしめい)氏

1887(明治20)年6月20日、二葉亭四迷(ふたばていしめい)著「浮雲」の第一篇が刊行されました。

同刊は普段使われているような話し言葉に近い口語体を使用する、言文一致体で書かれた日本初の小説とされていpます。

《言文一致体》
日常的に用いられている話し言葉に近い口語体を文章として書くこと。

または、会話文中心の文体で構成された内容のもの。

「浮雲」は全三篇からなる長編小説で、文三:主人公、お勢:従姉妹、本田:友人の3人が中心に、それぞれの移り変わる生活環境や、その時々の3人の心情がメインに描かれています。

坪内逍遥(しょうよう)氏

《二葉亭四迷というペンネーム》
「浮雲」は、二葉亭四迷が坪内逍遥(しょうよう)著「小説神髄」を読んで、納得しなかったことが執筆の動悸とされるも、「浮雲」自体は刊行当初、本の売れ行きを伸ばすため、すでに名が通っていた坪内逍遥の本名「坪内雄蔵」の名を借りて発表していた記録が残っています。

このことに対する自身を卑下する言葉で、(金欲を優先した自分なんざ)くたばってぇ仕舞(しめ)えと自分に言った悔恨の念を忘れないように付けた名前だ、と後に出版された「予が半生の懺悔」の中で触れています。

《補足》
くたばってぇしめえ→何度も繰り返し言うと→ふたばていしめい

また、当時は、あまりよろしく思われてなかった物書きの職を志した際に、親から「くたばってぇ仕舞(しめ)え」と言われたことが、そもそものきっかけだった、とする説もあります。


【NHKホール(二代目)が開館】

NHKホール・二代目

1973(昭和48)年6月20日、東京都渋谷区に「NHKホール」が開館しました。

ホールの完成自体は前年の11月で、テレビの公開録画は既に開始されていましたが、その他の各種コンサート、古典芸能の上演、講演会、国際会議、各種式典といった多目的の場として、公に使用が開始されたのは、1973(昭和48)年6月20日です。

また、2023(令和5)年末時点で、渋谷区にあるNHKホールは二代目で、初代NHKホールは、東京都千代田区内幸町のNHK東京放送会館隣に位置していました(現:日比谷シティ)。


【世界難民の日】

1974(昭和49)年6月20日に、「アフリカ統一機構難民条約」が発効したことを受けて、記念日が設けられています。

当初は「アフリカ難民の日」として制定されていたものを、後日、国連が現行の「世界難民の日」に改称し、国際デーとして制定しています。

国際表記:World Refugee Day

欧米諸国でも増えつつある難民への配慮とともに、世界の難民を救うべく、各地でイベントが行われています。

日本でも、年によっては6月20日に、東京タワーが国連カラーでもある青一色にライトアップされるなどの支援表明が行われています。


【ペパーミントの日】

北見ハッカ記念館

はっか(≒はつか20日)の語呂合わせと、6月の下旬頃から、北海道は爽やかな感じになるとのことから、「北見ハッカ」として、ハッカ油、コスメ製品、食品といった特産品を展開している北海道北見市まちづくり研究会が、ハッカの爽快感と掛けて、6月20日に記念日を制定しています。

北見ハッカは、1902(明治35)年から生産が始まっており、全盛期には、世界のハッカ市場の生産約70%を占めるまでに成長した、一大産業でした。

ペパーミント

また、例年6月20日前後には、北海道北見市で「ペパーミント・フェスティバル」をはじめとした各種イベントが開催されています。


【健康住宅の日】

6月は、家が傷む原因のひとつとされる雨季を迎えることから、人が健康に住み続けられる住み方、家の環境改善を提唱している日本健康住宅協会が、6月20日に記念日を制定しています。

同協会では、建てる家を、地域の特徴、気候、風土に適した設計にし、人にも自然にも優しい住居造りを推奨しています。


(以上、ネット検索より)

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