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5月14日は、紀尾井坂の変が起こる&けん玉が誕生&種痘記念日&温度計の日&ゴールドデー

【紀尾井坂の変が起こる】

1878(明治11)年5月14日、内務卿だった大久保利通(としみち)氏が、現:東京都千代田区紀尾井町清水谷で、不平士族6名によって暗殺された事件、「紀尾井坂の変」が発生しました。

《簡単な経緯》
当時、明治政府内では、
征韓論:武力で朝鮮半島を攻め、日本国土にしようとする考え:西郷隆盛氏・板垣退助氏ら。
内治優先論:国外制圧より国政の安定化を優先とする考え:大久保利通氏・木戸孝允(たかよし)氏ら。
上記で二分されていました。

結果として、征韓論は時期尚早として却下。

内地優先論側の主張が採用されました。

征韓論の棄却は、西郷隆盛氏が官職を退く要因ともなり、この決定に憤慨した不平士族らが、内地優先論の最先鋒だった大久保利通氏の暗殺を計画し、実行したと目されています。

大久保利通氏自身、自らの死が近いことを悟っていた節があるものの、政府の要職中の要職でもある内務卿の暗殺は、世間に大きな衝撃を与えることとなり、前年(1877年)に起こった西南戦争を含めて、政府に対し武力行使をする風潮が、明治期になって10数年経っても、未だ抜けきらない情勢だったことが伺える出来事として記録されています。


【けん玉が誕生】

1919(大正8)年5月14日、今日使用されているけん玉の原型「日月(にちげつ)ボール」が考案され、実用新案登録されました。

考案者は、広島県呉市の江草濱次(はまじ)氏で、木工ろくろ技術や木工玩具の生産技術が盛んな広島県廿日市市を自ら訪れ、自身のイメージを形にしてもらったのが始まりとされています。

けん玉は、剣玉、拳玉、剣球とも書き、近年では世界的にも「KENDAMA」の名で通り、トリックと呼ばれる技を競い合う競技としても認知されています。

そして、この日は、グローバルけん玉ネットワークが、「けん玉の日」として記念日のひとつに制定しています。


【種痘記念日】

エドワード・ジェンナー氏

1796(寛政8)年5月14日、イギリスの外科医ジェンナー氏が、世界で初めて種痘の接種に成功したことにちなんで、記念日が設けられています。

種痘:天然痘の予防接種。

天然痘は、高熱に加えて、全身に水ぶくれのような膿疱(のうほう)を生じさせ、致死率が約20%〜50%と非常に高いのに加えて、感染力も非常に強い危険なウイルスとして、世界中で不治の病や悪魔の病気と恐れられてきた感染症のひとつでした。

が、種痘の登場によって、天然痘による死亡者は劇的に減少していきました。

種痘の成功から約180年後の1979(昭和54)年10月末には、世界保健機構(WHO)によって天然痘の根絶が確認され、世界で初めて撲滅に成功した感染症でした。

《ざっくりとした細菌とウイルスの違い》
細菌:単細胞生物、自己増殖出来る、抗菌薬が効く・例:ペスト、コレラ、赤痢菌など。
ウイルス:自己細胞がない、自己増殖出来ない、媒体が必要、抗菌薬が効きづらい・例:風邪、麻疹、ノロ、コロナなど。


【温度計の日】

ガブリエル・ファーレンハイト氏

水銀温度計を発明したドイツの物理学者ファーレンハイト氏の誕生日(ユリウス暦)にちなんで、5月14日に記念日が設けられています。

ユリウス暦:1686(貞享3)年5月14日。
グレゴリオ暦:同年5月24日。

ファーレンハイト氏は、華氏温度目盛り「°F」の基準を、
氷と食塩の混合温度:0度
健康な人間の体温:96度
水が凍る温度:約32度
水が沸騰する温度:約212度と定義。

1960年代まで、多くの英語圏の国々で、華氏温度は、気候、産業、医療における温度の基準でした。

が、尺度の基準のメートル法への切り換えに伴い、摂氏温度(通称°C:セルシウス度)の導入が世界的に進められてからは、現在、アメリカ、カナダ、イギリスを含む一部の英語圏内の非科学分野での温度計測において、華氏温度が使用され続けています。


【ゴールドデー】

新年度や新学期を迎えて約1ヶ月が経つ頃に、新人たちへ期待とエールを込めて、先輩からゴールドキウイフルーツを贈る日として、キウイフルーツの輸入業を行っているゼスプリ・インターナショナルジャパン株式会社が、ゴールデンキウイとゴールデンルーキーを掛けて、5月14日に記念日を制定しています。

心身ともに何かと疲弊しがちになる時期に、五月病に負けず、ポリフェノールたっぷりのゴールドキウイを食べて、元気でいてもらいたいとの願いも込められています。


(以上、ネット検索より)

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