9月26日は、アメリカ大統領選史上初のテレビ討論が開催&ワープロが初登場&台風襲来の日&核兵器の全面的廃絶の国際デー
【アメリカ大統領選史上初のテレビ討論が開催】
1960(昭和35)年9月26日、第35代アメリカ大統領選に向けた候補者のジョン・F・ケネディ氏と、リチャード・ニクソン氏の間で、史上初のテレビ討論が行われました。
それまで、有権者はラジオを通して演説を聞いていて、落ち着いた口調で語りかけるように話すニクソン氏の方が有利との見方が優勢でした。
が、テレビ討論当日、ニクソン氏は淡いスーツで登場し、体調も風邪気味だったこともあり、暗い表情で終始討論を行いました。
一方、濃いスーツを着用し、若く勇ましく、はっきり喋るケネディ氏の討論をテレビで見た有権者は、一気にケネディ氏支持に傾きました。
結果として、テレビ討論での抜群の好印象が、ケネディ氏を大統領選有利にした一因とみなされ、あまりの影響の大きさから、以後の大統領選挙戦、各政党の大統領候補者選び、州知事選挙戦をはじめ、有権者の支持獲得のため積極的にテレビ討論が用いられました。
【ワープロが初登場】
1978(昭和53)年9月26日、東芝が、世界初の日本語ワープロ「JW-10」を発表しました。
開発者のひとりでもある森健一氏が、ある新聞記者との雑談で、欧米の新聞記者に比べて、日本の記者は記事を書くのが遅いとの指摘を受けたそうです。
森氏は、その原因が道具の差だと考え、日本語の独自ワードプロセッサ(ワープロ)の構想を持ったとされています。
《JW-10》
幅:115cm、奥行:96cm、重さ:220kg、価格:630万円
翌年から、実際に「JW-10」の発売が開始されましたが、その価格と当時の必要性の度合いから、販売台数は伸び悩む結果に。
ですが、以後登場するパーソナルコンピューターの先駆けとして、多くの注目と関心を集めました。
そして、この日は、ワープロ記念日として制定されています。
【台風襲来の日】
ある統計によると、9月26日は、1年のうちで台風襲来回数が多い日のひとつとされていて、台風の影響で、毎回大きな被害が出ていることから、警戒を呼びかける意味も込めて、記念日が制定されています。
《過去の台風襲来》
洞爺丸台風:1954(昭和29)年9月26日:青函連絡船・洞爺丸が転覆
狩野川台風:1958(昭和33)年9月26日:伊豆・関東地方を来襲
伊勢湾台風:1959(昭和34)年9月26日:全国で死者・行方不明者が5,000人超え
毎回勢力や進路が変わる台風の最新情報を随時チェックし、早めの対応を心がけることが提唱されています。
併せて、台風によって、川の水位や地盤等に影響を与えているケースが多いことから、台風が去った後でも、二次的被害の影響を考慮した行動が促されています。
【核兵器の全面的廃絶の国際デー】
2013(平成25)年9月26日に、国連初の核軍縮に関するハイレベル会合が開催されたことを受けて、国際デーとして記念日が制定されています。
国際表記:International Day for the Total Elimination of Nuclear Weapons
核兵器が人類に及ぼす脅威を再認識し、核兵器全面的廃絶の必要性を発信していくための様々な核兵器廃絶キャンペーンが、世界各国で展開されています。
その一環として、核軍縮に関するハイレベル会合を継続していき、近い将来に核兵器の全廃を目指していくことが、会議で確認されています。
(以上、ネット検索より)