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1月26日は、帝銀事件が発生した日&文化財防火デー&有料駐車場の日/パーキングメーターの日&iアプリサービスが開始された日

【帝銀事件が発生】

1948(昭和23)年1月26日、東京都豊島区にあった帝国銀行椎名町支店にて、東京都衛生員を名乗る男が行員12名を毒殺。

現金や小切手など約18万円を強奪した帝銀事件が発生しました。

約18万円:現代換算:約2,000万円弱。

帝銀事件は、太平洋戦争での敗戦を受け、GHQ占領下の混乱期に起きた事件のひとつで、未だに多くの謎が解明されておらず、容疑者が逮捕された後に死刑が確定するも、審理に不審な点が多く、冤罪事件だったのではと見みられています。

《帝銀事件のごく簡単な経緯 》
閉店直後の帝国銀行椎名町支店に、東京都の衛生課員と名乗る男が、近くで赤痢が発生した、GHQが銀行内を消毒する、感染者の1人がこの銀行に来ているなどと偽り、支店に押し入った後、行員と用務員一家の合計16人に青酸化合物を飲ませて、12人を殺害。

現金16万円と、小切手約1万8千円を奪って逃走しました。

当初は青酸化合物の扱いに詳しい人物の犯行と見られていたものの、同年の8月に、当時の支店長と交わした名刺の有無、アリバイ供述の不証明、銀行で詐欺事件の前科あり、事件直後に被害総額とほぼ同額を預金を理由に、警察は画家の平沢貞通(さだみち)氏を逮捕。

平沢氏は一貫して否認し続けるも、1955(昭和30)年8月には死刑が確定しました。

が、犯人の顔を見ていた行員が平沢氏に面通ししても、誰一人断定出来ないまま審理が進んだことや、取り調べが拷問に近く、あまりに強引で、調書自体が捏造されたものだったことなど、死刑確定までに不審な点が多く、松本清張:小説家、小宮山重四郎:政治家らが、冤罪だとして、次々と声を挙げました。

それに呼応するかたちで多くの支援者が集まり、何度も再審請求が出される展開にまで発展することとなりました。

平沢氏は刑を執行されないまま、1987(昭和62)年に獄中で病死してしましましたが、現在でも支援者が名誉回復の為の再審請求を続けています。

また、帝銀事件を元にした推理小説やドラマが数多く制作され、大きな社会現象にもなりました。

そして、この日は、帝銀事件の日として、訓戒の意味合いも込めて、記念日に制定されています。


【文化財防火デー】

1949(昭和24)年1月26日、奈良・法隆寺金堂にあった日本最古の壁画が、火災により焼損してしまう事態が発生。

この火災をきっかけとして、文化財を火災や震災から守り、文化財愛護思想の普及高揚を図ることを目的に、文化庁と消防庁が合同で記念日を制定しています。

同事件がきっかけとなり、文化財保護法が強化整備されるなど、国宝や重要文化財などを保護・活用していく運動が活性化される契機となりました。

また、例年1月26日を中心とした前後の週末などには、各地で文化財を対象にした特殊防火訓練なども行われています。


【有料駐車場の日/パーキングメーターの日】

1959(昭和34)年1月26日、東京都が、日比谷、丸の内の路上に、日本の公共駐車場として初めてパーキングメーターが設置されたことにちなんで、有料駐車場の日、パーキングメーターの日、それぞれの名称で記念日に制定されています。

設置されたパーキングメーターは1,283台で、駐車料金は、10円:15分でした。

10円:現代換算:200〜250円。

パーキングメーターは基本的に、場所:路上、時間:最長1時間:延長不可、料金:前払いで、スペースが空いていれば、車でも都心でのちょっとした買い物時などに利用できることから、今日でも都内の主要駅周辺に設けられています。

場所によって、利用可能時間帯、利用可能最長時間が異なるため、道路標識の確認が必要です。


【iアプリサービスが開始された日】

2001(平成13)年1月26日、NTTドコモが、携帯アプリケーション「iアプリ」のサービス提供を開始しました。

既にサービスを展開していた携帯インターネットサービス「iモード」を使用した単体ソフトウェアであるアプリケーションの登場によって、携帯電話で遊べる多彩なゲームやツールが登場していきました。

iアプリの登場は、携帯電話事業が日本独自の発展(≒ガラパゴス化)を遂げていくきっかけになったと目されています。

が、iアプリを含む、iモードに関しては、2026年3月31日をもってサービスを終了することが、公式アナウンスされています。

そして、この日は、携帯アプリの日として、記念日のひとつに制定されています。

(以上、ネット検索より)

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