【ADマスター到達&レート1600達成】黒緑ヘルボロフおぼえがき【デュエプレ】
オウドゥンヌです。
今回は私がヘルボロフカップでADマスター到達&10連勝、さらにレート1600で瞬間24位を達成した最近お気に入りのデッキ、【黒緑ヘルボロフ】を解説します。
普段の記事のように私が考案したデッキではありませんが、自分の頭の中の各対面のプレイングやカードの採用理由を言語化して整理する意味で記事にしました。
回していてとても楽しいデッキなので、この記事を読んで少しでも興味が湧いた方はぜひ使ってみてください!
【3/24 2:05 《邪眼死爵ゲーネフ卿》と《魔狼月下城の咆哮》の欄を追記しました】
【3/25 瞬間29位達成時に使用した《ダーク・ルピア》の欄を記事の最後に追記しました】
黒緑ヘルボロフって?
《無頼魔獣ギガヴォル》《剛勇傀儡ズカズッカ》で《葬英雄ゲンセトライセ》を墓地に送りつつマナを増やす事でゲンセを早めに踏み倒し、ゲンセの攻撃時効果でヘルボロフを出してさらなる展開を狙うビートダウンです。
「文字だけじゃ分からん😭」という人はこちらの動画をどうぞ。
【黒緑ヘルボロフ】の【黒単ヘルボロフ】とは異なる点として、
・早期のゲンセとヘルボの大量展開により、自分の動きを押し付けて後手での対応を迫れる
・強力なブロッカー(ゲンセ)を早めに出せると、ビートダウンにも強く出れる
・軽量ハンデスが無いので、相手が早期にブン回ってくると厳しい
というのが特徴です。
個人的には、ADはいかに強いムーブを押し付けられるかのゲームだと思ってるので、ゲンセとヘルボの大量展開で相手のカードに対応しつつ自分の動きを押し付けられるこのデッキの方が、ADに合ってるんじゃないかと思ってます。
軽量ハンデスで妨害するというコンセプトなら、【MRCロマノフ】の方に軍配が上がりますしね。
デッキの動かし方
①《ダーク・ライフ》や《ボーンおどり・チャージャー》で墓地を肥やしつつ、マナを伸ばします。
②《無頼魔獣ギガヴォル》や《剛勇傀儡ズカズッカ》で墓地に《葬英雄ゲンセトライセ》を落としつつ、マナを伸ばします。ターン終了時、ゲンセが墓地から復活!
③ゲンセ攻撃時にヘルボロフを蘇生!ヘルボロフから出たウェルカムヘルの効果で墓地のギガヴォルやズカズッカを蘇生し、さらなるゲンセを墓地に!
④ターン終了時、さらに墓地からゲンセが復活!こうなったらもう誰にも止められない!
⑤気が付けばマナも伸びてるので、トドメに《悪魔龍王ドルバロムD》を出して相手の息の根を止めましょう。
採用カード
《ダーク・ライフ》/《ボーンおどり・チャージャー》
墓地を肥やしつつマナを増やせる優秀な初動です。
初動8枚が少ないと思う人は、マナ武装の邪魔になる事を許容できるなら《フェアリー・ライフ》、出来ない人は《悪魔龍王ドルバロムD》を墓地に落とせる《ロスト・チャージャー》を9枚目以降の初動として採用しましょう。
【3/26追記】初動が8枚だけで良い理由が上手い感じに言語化出来たので載せときます。
《無頼魔獣ギガヴォル》/《剛勇傀儡ズカズッカ》
墓地とマナを増やしつつ、ゲンセトライセ蘇生の生贄になってくれる優秀な黒緑基盤のクリーチャーです。
とにかく墓地にゲンセトライセやヘルボロフを落とす事が重要なので、それらが見えてない場合は山札から探索できる可能性のあるギガヴォルの方を優先的にプレイしましょう。
《葬英雄ゲンセトライセ》
このデッキの軸となるカードです。
早ければ3t目には踏み倒す事ができ、そこから攻撃時に《極・龍覇ヘルボロフ》&《極魔王殿ウェルカムヘル》を出す事が出来ます。
ウェルカムヘルからギガヴォルやズカズッカを出せば、2体目以降のゲンセも墓地に落とせるので、気が付けばゲンセが大増殖して相手は手が付けられなくなります。
ターン終了時にアンタップ状態で墓地から出るブロッカーなのが非常に偉く、ビート相手に一定の勝率を保っているのはこのカードのおかげです。
そんな大事なカードなので手札に抱えておきたくなりますが、手札に来た時は基本的にマナに埋めましょう。
というのも、あとからズカズッカを使う事で好きなだけ墓地に落とせるので、埋め得です。
《極・龍覇ヘルボロフ》
手出しもゲンセから出すのも強い、最強のドラグナー。
基本は《極魔王殿ウェルカム・ヘル》を出してギガヴォルかズカズッカを蘇生し、さらなるゲンセを墓地に落とすのを狙います。
《龍魂教会ホワイティ》でフリーズしたり、《龍魂城郭レッドゥル》でSAのWブレイカーを作る動きは当然強力ですが、他に意外と覚えておきたいのが《獄龍刃ディアボロス》を使う動き。
マナが伸びてる時にこのドラグハートで墓地の《ドルバロムD》を回収すれば、
①《エメラルーダ》や《ダイハード・リュウセイ》で耐久→ドルバロムD着地
②手札のドルバロムDをハンデス→大量に並んだ盤面のクリーチャーでそのままダイレクトアタック
という最悪な2択を押し付ける事が出来ます。
なお、盤面に闇のドラゴンは基本3体ほど並んでいるので進化元の除去も不可能です。
その他、《鬼流院 刃》などのメタカードの回収などもこのドラグハートの役目です。
このドラグハートを適切な盤面で使えるようになると、勝率がグッと上がります。
《爆霊魔タイガニトロ》
【白刃鬼】【5cコン】へのメタカードです。
タイガニトロが入っていない時は、《繁栄と調和の罠》を《龍素記号Srスペルサイクリカ》で延々と使い回され遅延され、最終的に刃鬼やVANを出されて負ける超不利対面でした。
でも、タイガニトロさえあれば相手は手札を1枚しかキープ出来なくなるので、少なくともエタトラで遅延しつつ大型ゼニスを抱える…なんて芸当は不可能になります。
そのおかげでこの対面は不利対面から超有利対面に。
また、ゲンセトライセの攻撃で増やした手札を根こそぎ奪う事も出来るので、どの対面でも腐らないとても優秀なカードです。
正直3枚でも十分だとは思いますが、【白刃鬼】と【5cコン】が大流行していて、このカードは絶対に引き込みたいカードだったので4枚採用にしました。
ゲンセが蘇生出来ない時のサブプランとしても案外役立ちます。
《悪魔龍王ドルバロムD》
ご存知最強のフィニッシャー。
【黒単ヘルボロフ】のドルバロムDは《デスゴロス》からしか基本出しませんが、このデッキはマナが伸びるデッキなので手出しする機会がそこそこあります。
特に、【5cコン】や【白刃鬼】対面では、タイガニトロで相手のテンポを崩しつつこのカードの着地を狙うのがメインプランなので、なるべく手札にキープしておきましょう。
《インフェルノ・サイン》
トリガー枠その1です。トリガーも手撃ちも強い、現代デュエプレを象徴するカードだと思ってます。
手撃ちする時の蘇生先は《ヘルボロフ》が多いですが、他に《ギガヴォル》と《ズカズッカ》も意外に多いです。
というのも、この2体はゲンセの生贄となって基本墓地に落とされているので、6マナ時にインフェルノサインでそいつらを蘇生してやれば、ゲンセのマナ武装7を達成しつつ墓地に蘇生先のヘルボロフを準備する事が出来ます。
また、《鬼流院 刃》や《ギガボルバ》などのメタクリをピン刺し出来るのは、墓地にさえあれば容易に蘇生出来るこのカードのおかげでもあります。
《腐敗妖精ダチュラ》
トリガー枠その2です。
黒緑基盤なら採用必須の優秀トリガーです。マナ基盤として優秀なほか、ウェルカムヘルから出せる除去としても機能します。
ただ、多色が多すぎるので3枚採用に留めました。
《邪眼死爵ゲーネフ卿》
トリガーは8枚採用したかったので、残る1枠に採用したカードがゲーネフ卿です。
殴れるトリガーブロッカーというそこそこのスペックをしておきながら、《ゲンセトライセ》《ヘルボロフ》《ドルバロムD》の中から好きなカードを選んで墓地に落とす事まで出来ます。
今回はコントロールが多かったのでピン投に抑えましたが、ビートが多いなら増量したいカードです。
トリガーしてゲンセトライセを墓地に置けば、ゲーネフ卿が返しのターンに相手クリーチャーに殴り返してタップ状態になったとしても、ターン終了時にゲンセトライセに変換すればアンタップ状態の大型ブロッカーに早変わりです。
実質トリガー化した《セイント・アヴェ・マリア》ですね。
ピン刺しでもインフェルノサインが墓地に足りないドラゴンを落とせるカードに早変わりし、ギガヴォルの探索にも実質ゲンセトライセ&ヘルボロフ&ドルバロムDとして引っかかるので、採用し得なカードだと思います。
《流離の頭目 鬼流院 刃》
LOケアとMRCメタです。
このデッキ、cipで2〜3枚山札を削るカードが大量に入っているので、あっという間に山札が無くなります。そのためLOケアになるこのカードは必須枠です。
【MRCロマノフ】はこちらが墓地を肥やすデッキなので、MRCの早期着地を許してしまう無理対面でしたが、鬼流院を採用する事でコイツで殴り続けるだけで勝てるようになりました。勝ち筋があるって素晴らしい。
ピン刺しではありますが、ギガヴォルを使えば容易に墓地に落とせるうえ、《インフェルノ・サイン》《極・魔壊王デスゴロス》《獄龍刃ディアボロス》などを使う事で簡単にこのカードにアクセスする事が出来ます。
また、【サインシューゲイザー】【黒単ヘルボロフ】【トリガーロージア】などのハンデスが少ない墓地利用系デッキにはこのカードを出すだけでイージーウィン出来ます。神か?
《ギガボルバ》
枠が1枚空いたのでお試しで入れたら思ったより強かったカード。主にウェルカムヘルで蘇生します。
現環境では、《無双龍聖イージス・ブースト》《反撃のサイレント・スパーク》《支配のオラクルジュエル》《ヘブンズ・ゲート》《ドラゴンズ・サイン》などを使用不可に出来ます。
このデッキはどうしてもゲンセで攻撃する必要があるので、そこにヘルボロフ&ウェルカムヘルを使ってこのカードを添える事が出来るのはとても安心感がありました。
ピン刺しですが、鬼流院の項目で書いたようにこのデッキはピン刺しのカードでも触りやすいのが魅力の1つです。
採用候補カード
《シバカゲ斎》
一度に大量に墓地を肥やせる便利カード。
あると便利ではありますが、別に無くても墓地は肥えるので、それなら他のカードに枠を割きたいと思い今回は不採用にしました。
《悪魔龍王ロックダウン》
ウェルカムヘルから出せる、お手軽文明進化カード。盤面で召喚酔いしてて邪魔なギガヴォルやズカズッカから進化させることで打点に変換する事が出来ます。ゲーネフ卿で墓地に落とせるのが魅力。
筆者はこのカードを採用してモルネクカップでマスター到達しました。最近は速度重視のビートプランを取る事が少なくなったので今回は不採用。
黒単ヘルボロフの採用カード
《死神術師デスマーチ》《学校男》《龍覇ニンジャリバン》《罪英雄クロノパギャラ》あたりはこのデッキとも相性が良いと思います。
ただ、筆者の黒単ヘルボロフのプレイへの理解が皆無なため、これらのカードを活かした上手いプレイングが出来ませんでした()
《魔狼月下城の咆哮》
ビートがしんどいなら入れて良いと思います。
2面処理出来るのと、《早撃人形マグナム》を除去出来るのが強みです。
ただ、クリーチャートリガーは自ターン終了時にゲンセに変換できるのと《インフェルノ・サイン》で蘇生出来るという強みがあるので、呪文トリガーであることのメリット・デメリットをよく考えてから採用しましょう。
各対面のプレイング
有利〜微有利
5c・白刃鬼・天門・イメン
有利対面です。タイガニトロがエゲツないぐらい刺さります。
相手がテンポを崩してるうちにドルバロムDを手出ししましょう。
天門対面では、ゲンセを場に出しすぎないように注意。《シール・ド・レイユ》で盾送りにされると目も当てられません。常にリカバリー用のゲンセを墓地に置いておきましょう。
サインシューゲイザー・黒単ヘルボロフ・トリガーロージア
有利対面です。鬼流院の墓地リセットがクソほど刺さるので、全力で探して出しましょう。
サイン手芸とトリガーロージアは墓地が空っぽの状態で殴れば怖く無いデッキです。
白単サザン・青単ツヴァイ
微有利対面です。
こちらが先にゲンセやヘルボロフを出せればウェルカムヘル龍解時に小型クリーチャーを除去して有利に試合を運べますが、こっちがグダって相手に先にクリーチャーを展開されると処理しきれずに負けてしまいます。
ツヴァイは相手が《クリスタル・パラディン》を持っているとゲンセが除去され厳しい試合になります。
五分
バルガライゾウ
五分です。
相手が4t〜5t目にライゾウを出してくならしんどいですが、ライゾウが無くてグダっているならドルバロム着地が間に合って勝つ事が多いです。
緑単サソリス
微不利よりの五分です。
地味にハンデスが効く対面なのと、サソリス着地までにゲンセが間に合えば4tリーサルは基本ないので、そこからヘルボロフやゲンセを駆使してカウンター出来ます。逆に、ゲンセ着地前にサソリスを出されるととてもしんどいです。
ビートダウンを相手にする場合、インフェルノサインがトリガーした時のために墓地にはゲンセやヘルボロフを優先的に落としておきましょう。
微不利〜不利
モルトNEXT
微不利対面です。
早期にモルネクハートバーンされるとしんどいですが、相手がグダってるならその隙にゲンセを大量展開して、ブロッカーで負けない盤面を作ってからのジャスキルを組む事ができます。
赤単ヒューマノイド・黒緑速攻
不利対面です。
ビートダウンにはゲンセのブロッカーで耐え凌ぐのが基本プランですが、赤単は《早撃人形マグナム》、黒緑速攻は《緊縛の影バインド・シャドウ》がそれを許してくれません。
赤単は《デュアルショック・ドラゴン》がゲンセのパワーを上回っていたり、《爆神装甲ヴァルブレア》のバトルでゲンセが除去されるのも辛いポイントです。
MRCロマノフ
超不利対面です。全力で鬼流院を出しましょう。
出せれば勝ち、出せなければ負けです。
一応早めにゲンセがいっぱい展開出来ればなんとかならなくはないです。がんばってください。
おわりに
拙い文章でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
【黒単ヘルボロフ】を握ってる人なら、ギガヴォルなどの黒緑多色低レアカード数枚を生成するだけで組めるデッキです。
そこそこの拡張性があり、ゲンセが大増殖したり、ドルバロムが手出しできたりしてとても楽しいデッキなので、この記事を読んで興味が湧いた方はぜひ使ってみてください!
オウドゥンヌ
【3/25追記】瞬間29位に導いてくれた鳥、ダピコ
実はこのデッキには、ある大きな弱点がありました。それは、ビートダウン相手の勝率が安定しない事。
ビートデッキ対面では、相手のメインアタッカーより先にゲンセを着地させるか、ヘルボロフを墓地に落として《インフェルノ・サイン》をトリガーさせるのが勝ち筋ですが、これが毎試合上手くいくとは限りません。
そこでフォロワーさんに教えてもらったのが、《壊滅の悪魔龍カナシミドミノ》。
【4cヴィルヘルム】での採用実績が既にあるカードであり、苦手なビート相手にパワー低下の連鎖が刺さっていてかなり強そうでした。
また、カナシミドミノ下でゲンセをゲンセで破壊しまくると、パワー低下効果が連鎖して相手クリーチャーを一気に除去出来ることを発見。面白かったのでツイートしてみました。
するとこんなリプライが…
天 才 か ?
これは試さない訳にはいけません。早速ダピコを入れてランクマに潜った所…
瞬間29位までレートを上げることが出来ました。ヤバすぎる…
もうダピコには足を向けて寝れません。だから同衾しようね、ダピコ。
そこで、この章では筆者が実際に試して分かった黒緑ヘルボロフにおけるダピコの強みを解説します。
ダピコ(=ダーク・ルピア)の強み
ダピコの強みは以下の3つだと思います。
ゲンセが2面止められるブロッカーになる
盤面処理能力が飛躍的に向上する
《ウェルカムヘル》で蘇生出来る
1.ゲンセが2面止められるブロッカーになる
ゲンセの隣にダピコが立っていれば、相手の高パワーアタッカーが攻撃してきた時にゲンセでブロックして破壊されることで、ダピコ効果で相手のクリーチャー1体を破壊することが出来ます。
これで、ゲンセが1回ブロックするだけで、攻撃してきたクリーチャーとダピコ効果で破壊したクリーチャーの計2体が止められるようになりました。
早めにゲンセが立てられないと厳しいことに変わりはないものの、ゲンセの防御性能が向上したことは、ビートへの勝率が課題だったこのデッキにとって非常にありがたいです。
また、微不利だった【モルトNEXT】にもダピコは有効に働き、《モルトNEXT》が《闘将銀河城ハートバーン》を立てて攻撃してこようと、ダピコさえいればモルネクのアンタップを許さず破壊できるので、《ハートバーン》が龍解しません。
モルネク対面はそれでも微不利であることに変わりはありませんが、抗える手段が多少出来ただけでもありがたいです。
2.盤面処理能力が飛躍的に向上する
このデッキ、実は確定除去を《ウェルカムヘル》の龍解時効果か《ドルバロムD》でしか行うことが出来ず、安易にクリーチャーをタップキルさせてくれない相手や《ウェルカムヘル》そのものが建てられていない時には苦戦を強いられていました。
しかし、ダピコがいれば話は違います。
墓地のゲンセで場のゲンセやヘルボロフを破壊すれば、ダピコ効果で超お手軽に相手クリーチャーを破壊できます!
さらに墓地にゲンセが何体もいれば、復活したゲンセを墓地のゲンセで破壊するのを繰り返す事で相手クリーチャーを複数体破壊する事も可能!!
…文面だけだと分かりづらいと思うので、こちらの映像をご覧ください。
こんな感じでダピコさえいれば、今まで出来なかった除去が自由に出来るようになるのです!地味に除去しづらかった【赤単ヒューマノイド】の《早撃人形マグナム》もこれで処理できます。
また、ダピコがいれば、《ウェルカムヘル》の龍解時効果もとんでもないことになります。
通常《ウェルカムヘル》を龍解させることで相手クリーチャーを破壊できる数は2体だけですが、ダピコがいれば、さらに《ウェルカムヘル》龍解時に破壊したゲンセとヘルボの数だけ、追加で相手クリーチャーを破壊することが出来るのです。
《ウェルカムヘル》が龍解するような盤面は、たいていゲンセかヘルボが2~3体は並んでいるので、ウェルカムヘルを龍解させると相手クリーチャーを5体も破壊します。バロムかな?
(ウェルカムヘル龍解時にダピコを残すように破壊しないと、相手クリーチャーを破壊する効果は使えないのでご注意ください)
ちなみに、ダピコ採用に伴い、《龍芭扇ファンパイ》を《滅殺刃ゴー・トゥ・ヘル》に変更しました。《ゴー・トゥ・ヘル》は《デスシラズ》に龍解してから破壊をするので、盤面にドラゴンがいなくとも《デスシラズ》と《ヘルボロフ》の2体分をダピコ効果で破壊出来るようになり大変お得です。
その他、ヘルボやゲンセを自爆特攻させても相手クリーチャーを破壊できるので、実質《魂喰いの魔狼月下城》でもあります。
3.《ウェルカムヘル》で蘇生出来る
当然ですが、ダピコはコスト5以下の闇のクリーチャーなので《ウェルカムヘル》で蘇生出来ます。この当たり前の事実が実はヤバいです。
というのも、相手からしてみればダピコは非常に厄介なシステムクリーチャーなので、真っ先に除去してきます。というか除去しないと自分の盤面が壊滅するので除去しない訳にはいきません。(ゲンセやヘルボが除去されなくなるのも地味に偉い!)
しかし、どれだけ破壊しようと《ウェルカムヘル》さえあれば、ヘルボロフが攻撃する時にダピコがバトルゾーンに舞い戻ってくるのです。
以前採用しようとしていた《カナシミドミノ》はコストが6なので一度除去されると《インフェルノ・サイン》以外での蘇生が困難でしたが、ダピコなら《ウェルカムヘル》経由で自由に蘇生出来るので、場持ちが非常に良いです。
おわりに
このように、ダピコは黒緑ヘルボロフの「ビート対面が安定しない」という弱点を上手くカバーしつつ、除去性能を格段に向上させてくれる、このデッキと非常に噛み合っているバケモンクリーチャーでした。
「ダピコが強いのではないか?」と提案してくださった方には、感謝してもしきれません。
皆さんも、ぜひダピコを使ってみてください!
ちなみに、2024アークセットにもダピコは入っているのでNDでもダピコは使えます。
まつーら、お前まさかこのデッキを予言して…!?
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