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「決める」は私の仕事じゃなかった件

煌めき四柱推命のけいこです

複業の四柱推命を始めてしばらくした頃、面白い壁にぶつかりました。

「決められない」という壁です。

何か問題でも解決すべきことでも起こる。それに対して、AとBの方法がある。

当時の私はそこで決められなくて、止まってしまうんです。
この時は「個人事業主としての銀行口座を持つか」がテーマだったと思います。

持ってもいい。持たなくてもいい。一応仕事は出来るから。
後からでもいい。

選択肢はいろいろあります。

それが、決められない。

何個かそういう問題が起こり、「据え置き」みたいなものもいくつか発生してから、「私、仕事が出来ると思ってたけど…」と急に気づいたのです。

「私の仕事が出来る、って、『Aですか?Bですか?Aのメリデメはこれで、Bのメリデメはこれです』って提示できるだけ、だったんだ…」

  ※「メリデメ」~メリット・デメリットの略

会社に働く人間として、上司に選択肢を提示できる能力。その情報を過不足なく集める力。それは持っていて、認められていました。だから「自分は仕事が出来る」と思っていたのです。

でもそれは「決める」能力でも経験でもなかったのです。

副業を持つにあたって、自分が決めなければ誰も決めてくれません。決めなければずるずるといつまでも同じ状態でいるだけです。

その事実に気づき、自分が「仕事が出来る」と勘違いしていたことに愕然としました。

☆☆☆

それから5年ほど経ちました。会社員もまだ続けています。となると、今度は自分で決められるようになっているので、新しい仕事に勝手が分かってない上司より、決めるのが早い場合があります。(苦笑)

最近は上司に「最後巻き取りますね。この仮説で決めておきます」って、仕事の最後と引き受けて、外部連携したり。

     ※「巻き取り」~最後の仕事を決定して完了させておくこと

忙しく作って頂けない、営業資料・プロモーション資料・アンケート設問設計等、どう考えても私の階級を越えた仕事を作成して、判断だけ「YES」に導きつつ、求めてみたり。上司からの返事が時間に間に合わない場合は、自分で判断して進められるようになりました(苦笑)。

こういうのは微妙なもので、ひやひやもします。それでへそを曲げるタイプの上司の方もいます。信頼関係と上司の得意不得意、忙しさの状況を読んでおかないと後から大変になります。

とはいえ、副業をしていると「会社仕事に必要以上の時間と労力を割かれるわけにいかない」、というのもとても大事です。時短勤務のお母様と同じ。

1分の違いで乗れる電車が違い、お迎えに行けなくなる、あの感じですね。

そして、「ただ提示してただけ」の人間の私でも、同じ会社に居てここまで会社での動きも変わります。
「決める」という行為も日々の訓練で、素振りで、回数の積み重ねだなぁと思うのです。

最初のんびり、勘違いに気づく時間を持て、そこから訓練する時間を持たせてくれた会社生活に改めて感謝を覚えます。
会社にいたことで、決めることなく生きる在り方になってしまったとしても、です。笑

そう、これ、どっちも才能なんです。「決める」が多めが良いのが、個人で働く人や権限がある人。「提示する」「決めてもらう」が多めが良いのが会社やチームで働く人。

良い・悪い、ではなく、自分がいる場所、それぞれにどちらかの力が比重を変えて必要になります。だから自分が生きたい場に行くなら、「決める」ってアイテムを持ってたり、「提示する」ってツールを持ってたり、その「行きたい場」に合わせて持ってると楽ですよね。

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