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20240722 今日も1日、

7月21日の日記 長い日曜日

ニチアサ……の前にニュースLIVEなる朝の情報番組を見る。古田敦也氏の野球コーナーでオールスターに先駆けて例のハムのギャル妻と俺たちの祐大が取り上げられたのだ。
データだけ見ると、この2人は共通点が多い。
オールスター戦はファン投票・選手間投票共に1位。規定打席に足りていないが打率は3割越え、盗塁阻止率も高い。そして年齢も24歳/25歳と近く、ファームでは何度も対戦している。
そんなに長いコーナーではなかったが、やはり話を聞くに2人のキャッチャー哲学には明らかに違うものを感じた。どちらが良くてどちらが悪いという話ではなく。
やっぱりハムの捕手はギャルだけど良妻。これは本当悪い意味で言っていないのです。めちゃくちゃ可愛くて気が強いの意ですので、う、う、……羨ましくないかないんだからねっ!!
祐大はどう考えても妻というよりスパダリだと思うんです。目指すのは古田タイプ。でも古田にはスパダリ感は感じなかったよなぁ。

だってこのインタビューの最後!! 最後見て!! (寝言です)

そこからのニチアサ。
ガッチャードはすっかり加治木が主役である。主人公置いてけぼりだな……恋愛面において。
スパナ君にはローストビーフを作れる才能があることが判明した。
ブンブンジャーは消防車フォームでショウカ。王道のトンチキだった。

昼前に出かける。

横浜のシァルでありあけハーバーを買い、渋谷へ向かった。そこから京王線に乗り換えて某駅で降りて、とあるお別れの会へ。

同い年の元同僚が亡くなったのは先月のことだ。
職場では余計な気を使わせたくないという彼女の強い希望で、病気のことは秘されていたそうだ。
買って来たピカチュウのハーバーを、彼女が可愛がっていた幼い甥っ子に渡す。

ステージ4(とおそらく余命)の告知を受けてからも、なんとか生きようとさまざまな標準医療を受けたが進行は止まらなかった。それでも精一杯生き、最初に告知されていた余命よりも2.5倍ほど長らえた。

彼女は食べることも料理を作ることも好きで、調理師免許から栄養士、ワインソムリエまでさまざまな資格を持っていた。ディズニーランドやK-POPが好きでよく韓国にも渡っていた。
美味しいお店や珍しいメニューのあるバーまで、私が好きそうなものを見つけると必ず声をかけてくれた。仕事も大好きで、誇りを持ってこなしていた。
けれど、闘病によってそれらは制限された。
お別れの会では位牌と骨壷の前に、彼女が生前食べたいと渇望しながら口にすることができないかった、たくさんの料理が並べられていた。行きつけのお店のさまざまな一品料理と、お母様が作ったおにぎり。

SNSを通じて、彼女の闘病生活は知っていた。治療の苦しみや痛みについてよくぼやいていた。
でもそこにいる誰も、そのアカウントのことを知らないようだった。愚痴はSNSにとどめ、現実では医療関係者への感謝の言葉を忘れず常に誰かを気遣っていたという。

だから、亡くなったと聞いた時は、「やっと彼女は苦しみから解放された」と思ったんだけども……。
亡くなる一ヶ月には自宅に戻り、友人を呼んだりして穏やかに過ごせたという。
「私がみんなの辛いことや苦しいことを持っていくから」
家族にそう言っていたそうだ。
そして眠るように穏やかに、息を引き取った。

彼女のお母様とも少し面識があったので話した。ほかの家族の支えはあっても、まだ全然立ち直れていないように、私の目には映った。
そして私がもしも早死にしたとき、うちのおかんはこのように素晴らしい娘だったと語ってくれるだろうか。それは絶対ないな、とちょっとだけ思った。彼女が素敵だったから、お母様も素敵な人なのだ。
けれどもやはり、親より先に逝ってはいけないな……。私が先に死んだ日にゃ、うちのおかんはボロカスに言うに違いないのだ。私のプライドのためにも、それは絶対に阻止せねばならぬ。

彼女の縁により、多くの元同僚や同級生、友人が集まり、私にとってはほぼ同窓会だった。私が辞めた時にいたあの人もこの人も退職したり結婚したり出産していてビックリしたし、私より先に辞めた人もたくさん来ていた。多くの他部署の後輩に駆け寄って来られたのは少し嬉しかった。

それにしても、本当に寂しい。
一緒にディズニーへ行く約束もしていたのに。

そんな、お別れの会を終えて……、神宮球場へ。
今日は絶対気が滅入るから、推しでも見て元気を取り戻そうかと外野のスタンドのチケットをとったのだ。
まあ結果的にもっと疲弊したわけですが。

推しサノスと推し梶原、推し隆輝

レフトスタンドはそよそよと風が吹き、そして日陰で涼しい。あっちは暑そうだな……。
ケイが調子は悪くなさそうに見えたがなんやかんやで初回に1点取られてからの2回表は牧がホームランを打ちデスターシャ。続くプーさんもホームラン!
だから、飛ばない球とは一体。

今日も梶原が元気に打っている。梶原〜TAでよく梶原が走り塁に戻ってこられている。
隆輝も打つが、そのあとが続かない。というか微妙な判定が多く、微妙にこちらは不利な気分になる。牧のエラーにボーク判定。つらい。リクエストはことごとく却下される。
我が軍はホームゲームでも審判が敵に回ることが多いのに。どこへ行っても敵しかいない。
さらにクリーンナップがサクサクと出塁し、満塁となったところで隆輝がデッドボールで押し出し。
じ、地味すぎる……。というかよくぶつけられるな!?

デッドボールをくらったあとも元気にライトの守備についた隆輝をライトのヤクルトファンが拍手で出迎え、さらには口々に謝っていたらしい。それを見てまた隆輝がペコリと頭を下げていた。またそうやって好感度を上げていくみんなの息子。
というかお父さんは今もヤの球団職員なのだが、その子供にぶつけまくってる点については問題ないのだろうか……。査定下がったりしない? 大丈夫?
まあ、隆輝にはインコースに投げるしかないのだ。上に投げても右に投げても下に投げても隆輝は打つ。だから他の球団はいい感じにカーブやなんやらを使って三振に切って取るんだが、ヤクルトは何故かひたすらにインコース攻めである。
そしてインコース球を肘引いてホームランにするプーさんのような鬼所業はまだ難しい。いつか教えてもらえたらいいね。

神宮はブルペンがファウルゾーンにあるので外野席からはそちらも良く見える。アップをしている人が見えて双眼鏡で確認したら京山だった。お、おう……。その後千隼が投げ始めた。
ブルペン、フル回転だなぁ。束の間のお休みでした。

そしてケイが打ち込まれて逆転されたところで、千隼が投入される。またこんなときに千隼……、いつもこんな役回りばかりさせられてる千隼……。

でもピシャッと抑えてくれて最高だった

気がつくと日が落ちて月が昇っていた。満月だ!

月とサノス

そこからは外野席ですら頭を抱える展開だった。ウィックが回跨ぎしたと思ったがホームランを打ち込まれる。めちゃくちゃこっちに飛んできた。
あとでスタッフの人がホームランボールを引き取りに来てたけど大丈夫だったかな……。赤羽さんは今季初ホームランだったそうだ。
その後また打球がこっちに飛んできたが、これはサノスが華麗にキャッチした。ライト外野に来て良かった。ずっとサノスを近くで見ていられる……岡山の誇り……都合がいい時だけ岡山を持ち出す……。

2回もぶつけられた隆輝はその後もヒットを打つ。元気だ。だが打線が続かない。代打しおん君でポジるが、まあ難しかった。
8回はヤスアキ。負けているのに勝ちパでいこうとしており、我々もポジる。今日はサクッと抑えた。
そして9回に梶原が打ちTAのホームランで追いついた。勝ちパの意味かあった。ポジポジポジ……!
そして9裏はモーリー。3人で切って取りついに試合は延長線へともつれ込んだ。

もつれ込んだはいいが……? 10回はいきなり投手戦になった。22時をすぎ鳴物の応援ができなくなり、ひたすら声を出すしかない外野。何をどう歌えばいいかわからなくて右往左往しながら応援団のでかい声にリードしてもらう。モーリーが回を跨いで抑えてくれて、代打桑原でハッピーバースデーを歌った。まだ我々はポジる余裕があったのだ。そんなクワはフライに倒れるも、そこからまた梶原が打ちTAが倒れサノスのホームラン。2点入った!! 2度目のデスターシャである。

そして11裏。サノスを褒め称えようとしたら関根がやってきて拍子抜け。ま、まあ関根も守備はいいからな……と平良が投げた時のダイナミック守備を思い出す。
それにしても交代が多すぎである。

ショート森敬斗に若干ざわつく外野席だが、その関根が取りこぼして我々は沈黙した。結局祐大を応援したり色々やったが、事態は混乱を極めた。
混乱を極めた……マジで……。

サヨナラ負けです。

今日も元気に両軍合わせて29安打

しかし引き上げていく選手たちに「切り替えていけよー!」と声を出す皆さんは素敵だった。罵声を浴びせる人はいなかった。

みんな出入り口で一礼して去ってゆく。こういうのが見られるのは良かったな……。
番長は、引き上げていくときもかっこよかった。

最後に記者に囲まれた人が出てきたと思ったら隆輝だった。

もうスターのような

ヒーローインタビューは続いていたが混雑を避けるためにスタンドから脱出する。
外苑前にたどり着くまでが一苦労だった。疲れた。本当に疲れた……。

今日のポジ要素はディアーナの足がめちゃくちゃ速かったことだ。いや普段から速いのは知ってたがヤクルトチアに圧勝するレベルだったとは思わなかった。

あと、この3連戦はアメリカンベースボールデーという謎キャンペーンをしていて、アメリカから来たと思しき野球ファンが多かった。日本式の応援スタイルをもの珍しく眺めては驚いていた。こういう一体感はまず向こうではないからな……。最終的にはビールを飲んでイエーっとなっていた。郷に入って郷に従うアメリカ人だった。

今年のベイスターズは打率を上げまくることで好調をキープしてきた。しかしここへきてノーガードになりつつあり、そのファイトスタイルはタノムサク鳥羽さんを彷彿とさせる。
しかしここは野球なのでノーガードではいけないのだ。ベテランの青木さんがそんな隙を見逃してくれるはずもないのであった。

凹むなぁ。神宮6連勝からの2連敗。
オールスターもあるので切り替えられたらいいんだけど……ってみんな出場するんだな!?
祐大は流石に疲れているのでしっかり休んで欲しいのだが……サノスFA取得ですか……どこにも行かないで欲しい……。

しかし疲れた。
でもあの人が辛さや苦しさは持って行ってくれたのだから、明日からも強く生きなければなるまい。
野球を見て、親より長生きするんだ!!