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20240519 今日も1日、

5月18日の日記 舞台サイボーグ009初日!

外苑前に向かうために久しぶりに新橋から銀座線に乗ったら、とんでもなく混雑していた。
土曜日の15時過ぎですぞ? 外国人観光客が4割くらい。あとは観光客というわけでもなく……なんだろう? 平日朝くらいの混み具合だ。
赤坂見附でまあまあ降りて行ったので乗り換えで使っている人もいるのかもしれない。
外苑前の改札で友達と待ち合わせて日本青年館へ向かう。今日はプロ野球がないから空いているだろうと思ったら駅に向かって歩いてくる人がめちゃくちゃ多い。しかも男性が多い。
なんだろう? と思ったらラグビーと六大学野球があったようだ。しかも同じような時間に終わったらしくとにかく人がどさどさと溢れてくる。
ヒェー。
その人混みを逆行してなんとか日本青年館にたどり着いた。
綺麗な建物だ。最近建て替えられたらしい。

いよいよ、舞台サイボーグ009の幕があがるのだ!!
時間に余裕があるので物販へ。
「パンフと009アクスタとソロブロだけでいいよね」というわけでマストアイテムなこれらを買った。

そう、今回のグッズは「009とその仲間たち」というレベルの格差があるのだ。
アクスタは。
まあ、良いんですけど……。

他の小さいランダムアクスタはカプセルトイで回すことができる。BoPにあったやつだ。
「どうする?」と話しながら……スゥーっと寄っていってしまったよね。最近の私のガチャ運は最悪なのに。だからこそ回すのだ!

1回の上限は5回まで。ガチャ用コインを入れてレッツチャレンジ!
結果、お目当ての002と009を引くことができた! やったー!
それからワクワクしながら客席へ。2階席だ。段差がかなりついていて今風の作り。さすがリニューアルされただけのことはある。

舞台はBoPと同じく3段仕様である。セットにはロゴが映し出されており、アナウンスとともにビビッとたまに震えたりする。あぁこの感じ、知ってる。いつもの植木豪演出だ!
そして舞台の幕が上がった。オープニングは世界観の説明で、これはヒプステでも見たやつだ。そこからダンサーズが出てきて踊り……これもまた大体いつメン……曲はやはりヒップホップ! なぜならKEN THE 360さんが手がけているからです。
このおかげで昭和に作られた原作が全く古臭く見えなくなる。そこからサイボーグ戦士たちの来歴が語られ、島村ジョーがサイボーグ化して目覚める。
ここで登場する戦士たちがかっこいいんだ! もう登場の仕方からして……いつもの!!
ヒプステでもBFSでもよく見るやつ。飛び交うレーザー、ロボット兵を表現した光るスーツ、映像に出るラップの歌詞、無機質なセットやするりと降りてくるスクリーンに投影される様々なプロジェクションマッピング、ボディカムによるリアルタイムなアクション、場の転換でもまったく間を開けない様々な仕掛けに息もつかせぬスピーディーかつコンパクトな1時間30文弱……まったくもって、いつものやつだー! 

ところで今回のキャストは我々のよく知る俳優陣+七海ひろきさんと音波みのりさんなので、客席も大体いつものヒプステが大好きそうなオタクと宝塚時代から応援しているらしきご婦人がたである。我々がいつものやつだー!と心の中で盛り上がっている時も、そうでない人たちはドキドキしていたかもしれないし、しなかったかもしれない。

サイボーグ戦士たちは様々な力を持っている。ジョーの加速装置はもう1人影武者を用意することで表現され、ジェット・リンクは普通にいつものように飛んでいた(知ってる)。火を吹く006の場面ではステージが赤く染まり、変身する007はいつもの衝立で投影、008の水中潜航もスクリーンで再現された。ここにTOYOTAKAさんが選ばれたのもわかるよ、わかるわ……そしてこれらがチケッツ12,500円で見られるんだから、安い安いッ!

そして……今回の敵である0010! 双子のプラスとマイナスが、あまりにも……あまりにも!

ヒプアニ2期を見た人なら叫んだことであろう。

終演後、我々が2人のソロブロを買いに走ったのは言うまでもない。
相澤莉多さん、可愛いのよねぇ。ナナシのブコツなんだけど、今回も硬派な感じでカッコよかったし可愛かった。
0010に関しては双子でプラスとマイナスと言う属性以外は原作から離れた大胆なアレンジっぽいが基本の路線はぶれておらず、それもまたいつもの亀田真二郎脚本である。
いやしかし、それにしても!(口ぱくぱく

ただ、我々の知る「いつものやつ」で終わらなかったのは七海さんと音波さんの歌唱があったからである。いつものかっこいいヒップホップの世界に飛び込んでくる圧倒的歌唱力。これらの世界がうまいこと融合して本当によかった。さらに言うと003は009以外との絡みがほとんどなく、双方のファンにとってもノンストレスだったのではないかと……実際ここは公式らしいので……、ジョーには王子様みもビシバシと感じた。この辺りのバランスも本当にすごい。

ちなみにカーテンコールは撮影OKタイムの日で、みんなでカメラを構えてたくさんアクションを撮りまくった。私はとりあえずジェット・リンクがカッコ良すぎてスマホを持つ手が震えた。2階席にも登場してたのに気づいていなかったよ。

ここからバンバン飛ぶ
最後にダンサーズ引き連れて登場するジョーがカッコ良すぎた

カーテンコール後の七海さんの挨拶もすごく良かったしやっぱりこの人は美しくて素晴らしくて最高だった。私は七海さんと同時代に生きていることに感謝しかない……ほれ、私はサンファンで沼に落ちたので……!

終わってからは売店に並び0010のソロブロやランブロ20枚を買ってしまう。か、体が勝手に……! 友達に至ってはランブロにとどまらず、再びカプセルガチャに挑んでいる。これは素晴らしい舞台に対する最大の返礼である。本当にありがとうの気持ちを込めて惜しみなくマネーを突っ込める、そんな舞台はなんぼあってもいいですからね?

それから表参道で働いていた頃に行ってたお店で軽く飲んでランブロ開封式をした。ここで上記のような感想をババーッと言えたことで言語化がうまくいく。いってるのかな? あと原作の根底にある、「昭和の冷戦下における各国の緊張感」は今も乱れている世界とはやっぱり空気や雰囲気が違っていて、そこをあまり押し出してこなかったのも良かったねという話をした。植木豪さんは我々と同世代なので当然それを知ってるだろうけど、メインターゲットの層には伝わらないこともちゃんとわかっているのだ。そもそもキャストも若いしね。

とにかく大満足であった。なおこの友達とは昨日一緒に映画を観た人でもある。2日も付き合ってくれてありがとうと言われたがこちらこそだよ! 楽しい日々を過ごすことができたのはこの優れた友達のおかげである。

そして最後にジェット・リンク役高橋駿一の話をしたい。

めちゃくちゃ細かった。あまりにダボっとした谷ヶ崎の格好の印象が強すぎて(よく考えたらその後も制服だったり奇抜だったりスーツだったりしていたが)、今回はまた、七海さんと並んでもわかる足の細さ、スタイルの良さよ……! そしてダンスは今までにない可愛さがあり、知ってたのに、またしてもこんなこともできるんかいの連続だった。ずーっと009の造形がかわいいって言ってたのも知っていたのでその可愛さがダンスに出てきちゃったのかもしれない。可愛いだけでなく原作通りのカッコ良さは当然あったのだが、やっぱりとにかくスタイルが良い、顔が良い、運動神経が良い、歌が上手い。いつも「俺たちが世界を壊すんだ」みたいな役が多くてそれはそれで悪の美学はあったんだけど、今回は善の美学が感じられて本当にこの人をジェット・リンクにしてくれて植木豪さんありがとう〜!って気持ちでいっぱいである。本当に見に行ってよかったしかも初日。私はD4の亡霊をやめられないけれども、こうして日々新しい高橋駿一も摂取できることに感謝しかなくてこれからもずっと応援しなければならないという使命感を抱いた。大好き!!

まあ……買いすぎたよね……