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【夢と平和の話】

6ヶ月前の日記の掘り起こし。もうすぐ終戦記念日。家族を大切にしようと思った。 きっかけはTwitterでフォローしている植物に詳しいベジータ氏のツイート。読んでいたら無性に読み返したくなった別のSNSに投稿したこの日記を、せっかくなので少しばかり加筆して、noteにあげることにした。

おざます。6時間睡眠。

夢を見た。なんか紛争中の地域にいる夢。銃弾の飛び交う中、実家のメンバー(父母私弟)と逃げ回ってる。離れ離れになった弟が撃たれた、と血まみれのワイシャツだけを届けてくれた現地の青年に弟の最期の様子を聞く。手に持った血染めのシャツはまだ生温く湿っている。なぜ弟はひとり「戻ってはいけない場所」に戻ったのか。

なぜか途中から私はブルマになっていて(自分の顔は見えないからハッキリしないがどうやらそうらしい)、弟の最期の意思を確かめに行くと周りの制止を振り切って走った先で敵に囲まれ絶体絶命。もうアカン。そこへ埃に煤けたような黒いワイシャツにベージュのチノパン姿のベジータが颯爽と現れて、周囲の敵を全部マルッとやっつけてくれた。(夢にありがちなご都合主義)

心配ゆえにめちゃくちゃ私(ブルマ)を叱りつけるベジータと言い争いながら弟が倒れた場所に向かう。古いほったて小屋のような小さな建物で、古い木製のデスクの一番上の引き出しにはカギがかかっている。

血まみれのワイシャツの胸ポケットに入っていたカギで開けると、小説家になろうとしたらしい弟の手による肉筆原稿の束と、夢を綴った中学生の頃の作文のようなものが見つかる。原稿の束を抱きしめて立ち尽くす私の傍で、バカめ。とベジータが絞り出すように呟く。爆発音。一瞬閃光が小屋を染めて2人の影だけが浮かぶ。小屋のガラスが爆風で鳴り軋む。おい、出るぞ、とベジータが私の肩を掴む。痛い。でも温かい。

あまりに血まみれで母がショックを受けるかもしれない、と弟のワイシャツをその辺の水たまりで手洗いで白く(茶色く?)してから父母の待つホテルに向かう。オレにはやることがある、と別の道へ行くベジータとは別れて私だけ父母のもとへ走る。

「逃げるぞ(亡命的な?)」という父の号令のもと、銀河鉄道スリーナインのような旧式鉄道で、ものすごい凍りついた切り立った場所にある線路を「落ちる落ちる」と言いながら列車は猛スピードで走る。母の顔は見えない。ひとことも発しないままずっと窓の外を見ている。

やけにリアルなそんな夢。そういえば兄は一度も姿も名前すら出てこなかったな。(すまん兄ちゃん)

起きた時に泣いてた。夢だとわかっていたのにやたらと悲しかった。弟が死んだと聞かされた時の胸が張り裂けそうな思い、あちこちで鳴り響く爆発音と爆風、泥水で洗ったシャツからしたたる水、走りながらそれらがウデに張り付く不快感、舗装されていない埃っぽい道、窓の外を無言で見続ける母の後ろ姿、悲しみに一切触れずに家族を生かす道を冷静に厳しく模索する父…その狭間にあってどちらにも寄り添えずに混乱する私…全てがあまりにもリアルだった。

ただの夢だけど、この時たしかに私は、戦争で最愛の弟を一度亡くしたのだ。それほどにリアルな喪失感だった。

やはり戦争は絶対反対だな、と改めて思った。いざ巻き込まれてからでは後戻りはできない。投票のたびに今の与党政党を支持している人の気が知れない。それは自衛隊アフガン派遣是非の小泉政権の頃からずっと思ってるのだけど。

世界中が経済頭打ちなのだ。不景気で不況で失業率は高い。そうなると単純に戦争で儲けようとするアホが湧いてくるのだ。他国が攻めてくるから守るために兵器を持つと言い出すアホも湧いてくるのだ。歴史に同じような局面は何度もあって。今までに何度も何度でも。

資本経済が頭打ちなのだから別の価値観が必要なのだ。お金がなくともシアワセを追求する。富めるものは施す。今の日々の不満なんて戦争状態になったらみんな吹き飛んでしまう。身近な愛しい人や最愛のわが子が国の大義のもとに殺し殺される。そんな世界にしてはダメだ、絶対に。

朝から弟の死を泣きながら悼んだ(リアルには元気に生きておりますし小説家志望という事もない)私はそう思いました。現場からは以上です。かめはめ波。

…てか昨日も夢見たんだよなぁ。ずっと子供の頃から夢なんて数えるほどしか見ないのに(覚えてないのに)、この連続の夢見がちなデイズはなんなんだろう。脳が育ったのか?

■昨日の夢(シュールで平和)
https://twitter.com/kirakiramamama/status/1229876801637216256?s=21

■あと掃除機を掃除した話
https://twitter.com/kirakiramamama/status/1229986005719101442?s=21

#写真は昨日の空 。地震雲かな?

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