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【読書メモ・叱る依存が止まらない/村中直人・2回目読了】※長いよ

これの前の投稿も色々思いついて、アイデアを大幅加筆したので(←だから多いって)、時間がある人はもしよかったらそっちも再読してね♪(鬼かよ)

うををを!奇跡的にお片付けサークルの30分前に読書メモを書き終わった!!(いつでも時間ギリギーリ人生)

さて読了2回目。間で寝落ちしたので朝もはよから読んでいる。しかし読みにくい。(何度もごめん)

夜中一回トイレに起きた三男が、「寝れないから読み聞かせして」と言うので本書の途中から途中までを読み聞かせたけど(速攻で寝た)、まるで地球ドラマチックで動物もののナレーションをする渡辺徹さんみたいな風情になったのが新たな大発見。

読み聞かせながらなんか耳なじみがあると思ったら渡辺徹さんのナレーションの原稿そのものだった。(三男が地球ドラマチックのファンで、以前徹さんの体調不良なのか一時期別のナレーターさんに変わった時は「いつもの声の人がいい」と文句を言っていた)めちゃくちゃ音読しやすい。(渡辺徹さんになりきれる。)でも読みにくいと感じる不思議。

↑この不思議さを前の投稿で加筆含めてとことん掘り下げてみた。なるほどなー自分、こんなこと考えたたのかー、という発見があった。赤裸々すぎて村中さんには顔向けできない。


地球ドラマチックのナレーション原稿に似てると思ってから、改めて既視感を感じたのが、国語の教科書の説明文っぽいな、ということ。説明文構文というか。なんだろうな。つまり、とかの接続語の使い方とかかな。だからなんだと言うわけじゃないんだけど。

さて前置きはこれくらいにして、本書で心に響いた文章をいくつか抜いておく。

・叱るという手段を限定的に使うことと叱らずにいられない状態になってしまうことはちがう。それはお酒を飲むことと、お酒を飲まずにいられなくないことがちがうのと同じ。

・叱るをやめられないのは依存。叱ると脳の報酬系回路が刺激されて気持ちよくなってしまうから。叱る人の脳内ではドーパミンが大量に放出されているはず。

・悪い人がやっつけられると人は脳みそがキモチイイ。脳の報酬系ごほうびというメカニズムは通常本人の気づかない無意識レベルで行動を変化させる。

・子どもに部屋を片付けさせたくて叱るケースでは、叱った直後だけはしぶしぶ片付けても、子どもはいつまでも自発的に片付けようとしない。それなのに、何度も繰り返し叱る状態が続く。その結果、叱るが長期化・慢性化、日常化してしまう。

昔どこかで「叱ることは今している(危険な)ことを【やめさせる】効果しかないので、何かを「やらせよう」として叱るのはナンセンス。叱られた子どもはそのことを【やめようと】する。つまり多くの親は目的と全く逆のことをやっている」というような文章を読んだことがあり、私の心にぶっ刺さり、それはそれは深く深く深ぁーーく(ナイトメア・カタログ風)納得した。

それ以来、子どもに何かを【やらせたい】ときは叱ったらそれを【やめて】しまうと捉えたので、なんとか叱らないでそそのかせないものかと、色々工夫するようになった。

たぶんその文章では「だから叱るの代わりに【褒めましょう】と続いていたと思うのだけど、私は褒めてコントロールするのもキモチワルイと感じて嫌だったので、褒めるというよりも「子どもにとってその方が利益がある」という視点で捉えるようにしていた。もちろん褒めることもあるけれど、それは選択肢の一つに過ぎず、子どもにとっての利益、という視点で、望ましい行動を強化するには(ABA的思考)どうしたらいいかを常に頭に置いて考えてきた。

褒めるまで行くと支配的で嫌なのだけど、その手前の「驚く」なら私にもまだ可能で。これは『自分で考える部下の育て方』(←ただ今Kindle unlimitedで読み放題中!読みたい本が多すぎて読書が追いつかない!)とか子育て本も出しているシノハラさんという人がよくTwitterで言っている手法だけど、【驚く】ことの教育効果はすごいらしい。

▪️親が能動的に「驚く」ことで子どもが自ら宿題をやるようになる魔法のような?手法
https://twitter.com/shinshinohara/status/1500243423764578304?s=21


▪️人間関係を良くする「驚く」の効能・心のATフィールドが硬いことで知られる京都人でも(京都出身の人すみません)この手法で「おいでやす」になるらしい
https://twitter.com/shinshinohara/status/1496693371158806532?s=21


あとは褒めなくても、単に【注目】だけでいい場合もあるし、言葉で大袈裟に褒めなくても非言語で【笑いかける】、などの肯定的なメッセージでも十分な場合がある。私は自分はしぬほど褒められて育ってきたくせに、いかに褒めを【出し惜しみ】するかの工夫に心血を注いできたと言っても過言ではない。

なんたるケチ!!と思わないでもないが、褒められて育ってきたからこそ言える、褒められることのプレッシャーの凄さよ。(でも正直嫌いじゃない。)あと【褒める】だとなにかと華美で過剰になりがちだなと個人的には思う。(ご褒美のあげすぎというか…なんでここまで自分の褒めの出し惜しみに言い訳してるのだろうな私は🤣)

具体的にはその行動で得られる利益を都度言語化する(部屋の掃除だったら「うわー綺麗になったね!(驚き)綺麗になると気持ちいいね!(利益の言語化)」など)、で十分な気がする。無理やり心にもないことを言ったり褒めたりするとこっちが疲れてしまうというか。さじ加減がむつかしい。いやはや。

閑話休題。読書メモに戻る。

・叱ると、脳内では不安や恐怖を司る【扁桃体】を中心とした【防御システム】が働く。これは脳内のネガティブ回路を活性化し、【逃げるか、戦うか】の反応を引き出す。心臓の鼓動が早くなったり、汗が出たり、瞳孔が拡大したり、といった反応で、心と体の全体で臨戦態勢、または逃走準備に入る。

・近年の研究では、扁桃体が活性化した防御システムが働いた状況では、脳の知的分野(前頭前野)の活動が著しく低下することが知られるようになった。

・「防御システム」は人の学びを支えるメカニズムとは真逆のシステム

ははぁ、やはり…さっき長々と書いた通り。かつて私にぶっ刺さった文章は、最新の脳科学でも裏付けがあるのだな、とちょっと嬉しいと思うなどする。(思うなどする構文、好き✨)

うーん、ここまででまだ半分も読み終わらないけど、とりあえずそろそろタイムアップじゃ。(図書館に返しに行く時間が迫る)

あとは単語だけいくつか抜いておく。

・トラウマティック・ボンディング(DVなどによる被害者の加害者へ向けてのの精神依存性。共依存?名前がトレインスポッティングみたいだな、と思った。)

・順化、鋭敏化、無気力化(犬を使った電気ショック実験こわい…今なら動物愛護団体の声が上がっておいそれとやれなそうな実験だ…)

・マルトリートメント(いやぁあ、出たぁ。めっちゃやってる。ほんと申し訳ない。)

・少年犯罪も、薬物依存対応も、厳罰化には意味がない。香川県のゲーム条例は効果をあげていない。

・効果があるのはむしろ規制を緩める「ハームリダクション」と言う手法。薬物の個人の少量所持・使用を「非犯罪化」する。【合法化ではなく、非犯罪化】。危険薬物の所持者を逮捕するのではなく、治療やケアに繋げる。オーストラリアでは「薬物注射保健センター」が開設され、順次増やされている。

・ハームリダクションは実際に薬物依存患者を減らしているし、薬物による犯罪抑止効果があるとされている。(禁止すればするほど隠れて行うようになり、マフィアに資金が流れるという薬物の悪い仕組みを断つ)

・厳罰化より課題の解決に視点を置いた手法の方が効果がある。

・少年犯罪や薬物乱用、そしてゲーム依存に人工妊娠中絶。こういった社会的な課題をなんとかしたいと思ったときに、罰を与えようとする発想はとてもポピュラーで、私たちの思考の底にこびりついている

・スポーツ指導は「理不尽に耐えることで強くなるという価値観が生まれやすく、根付きやすい。

・スポーツにおいて指導者は「絶対的な権力者」

・益子直美さんによる小学生が参加するバレーボール大会「監督が怒ってはいけない大会 益子直美カップ」(2015年から定期的に開催)この大会ではそれでもつい怒鳴ってしまう監督に✖️マークのついたマスクを配布して自制してもらうなど徹底した子ども目線での運営がなされているそう

・学校での叱る依存。「理不尽に耐える」が美徳とされやすい…部活中の水飲み禁止など…学校以外では「人権侵害」となるルールがまかり通るケースも少なくない

・理不尽なルールを強要する側の叱る依存。理不尽なルールを「正当化」したい人たちの理論がある。曰く「校則すら守れない人は社会のルールは守れない」「社会に出たらもっと理不尽なことがたくさんある」など。

・しかしこれには科学的な妥当性はない。むしろ弊害が大きい。理不尽なルールは「子どものため」というもっともらしい理由を口実にして、ルールを強要する側のニーズを満たしている可能性が高い。そのニーズとは本人も自覚していない無意識の欲求充足(処罰や自己効用感による報酬系へのご褒美で脳がキモチヨクナル)。


読書メモここまで。時間がないと言いつつかなりメモったな。

おかげで?開館ギリギリ5分前に滑り込んで返却ポストに入れてきたのだけど、似たようなスケジューリングの人が私の他に2人くらいいて、図書館前が路駐の入れ替わり立ち替わりだった。

私は駐車場が空いてないなら図書館を通り過ぎてからちょっと横手の人通りの少ない場所に車停めて、と思ってたら、目の前の車が急に図書館正面玄関前で前触れなく停まったからビビった。図書館前の道路がまた狭いのよ。古い道だからさ。

これ危ないから、職員の方がもし出勤してるなら開館30分前、せめて15分前くらいには図書館の駐車場開ける方が良くないかしら?なんて思ったりする。


いや開館時間ギリギリに返しに来る方が悪いんだけどさ、私がモタモタしてる内に何台か次々に来て目の前で路駐してたし、みんな急いでる風でなんだか危なっかしい感じがしたのよ。


これが駐車場が早めに開いてればそのまま駐車場で少し待ってから開館時間にそのまま図書館を利用しようという人も居るかもしれぬし、少なくとも見通しの悪い正面玄関前でパッと停まって返そう、っていう人は減るのでは…?

あ、でも駐車場を早めに開けることで利用者がむしろ増えてほしくないのか?(利用者が増えれば仕事が増えるけど給料一緒だしな…とか脳内で言うのは私の中のイマジナリークロトワさんだわな。タヌキめ、←これはクシャナさん)


はてさて、タイムアップで【学校のルールと叱る依存】までしか読書メモできなかったなー。

また予約して借り直す?いやどうだろう。

ここから先がいよいよ本書の真骨頂、「ではどうやって叱る依存をなくすか?」という章なんだが。

ここから先は各自本書を入手してそれぞれ読んでください、というまるで広告みたいな終わり方になってしまった🤣🤣🤣


全く当てにならない私のうろ覚え記憶によれば、たしか叱る依存をなくすには、すでに叱る依存に陥っている人は、【我慢は禁物】なのだとか。


叱ることを我慢ではなく、少しずつ【手放していく】…気がついたらいつのまにか叱らなくなっていた、というのが理想なんだとか。


じゃあ「そう」なるにはどうすれば……?という肝心なところは……忘れてしまった💦(あとは各自本書を入手して読んでくださいましー🙇‍♀️)

この叱る依存じゃないけど、似た感じの【思考が硬直して考えられない脳みそ】になっている呪いからの脱し方なら、たまたまシノハラさんが呟いていたのを今朝Twitterで見たから、せめてそれを貼って終わろう。(どこまでも他力本願)

https://twitter.com/shinshinohara/status/1503880895526469632?s=21
「私のところに来てくれる学生やスタッフには、まず「呪いの解除」から始めさせて頂く。ほとんどの人が、親や教師、指導者の言うとおり、指示通りに動かねばならない、失敗なんか許されないという「呪い」にかかっている。約1ヶ月ほどかけて、この呪いを解くことにしている。」

シノハラさんのツリーの続きをリンク先からを読んでみると、叱られる恐怖、いわゆる「叱られ共依存」になっちゃってる人が治るやり方がわかる。


叱る依存も結局は自分を他者に投影してるだけだから、【自分に対して「失敗してもいい」】、と心底思えれば、翻って他者に対した時にも叱る依存からは抜けられるのでは?と個人的には思うなどする。


あと愚痴や不満を長々と言い続けるのも【叱る依存】の亜種だろうな、と個人的には思う。不満を口にすることが脳みそキモチイイ、になって報酬系が活性化しちゃうんだろうな。聞かされる方はけっこう疲れるけどね。本人はキモチイイから、ずっと言いたいんだよね。

まぁ愚痴を口にするだけで脳内ですでに本人は報酬を得ているんだなーとそのカラクリがわかれば、変に同情したり「寄り添わなくては!」と変な頑張りを発揮しないで時間がないときは遠慮なくぶった斬れるので助かる🤣

脳みそキモチイイの報酬が出たなら、私が慰める必要は(そこまで)ないやんね、という割り切り。(ただし、深刻なお悩みはこの限りではありもさん←イマジナリー西郷どん)


さて、お片付けサークル、がんばろ!と思ったら今日急きょサークル中止なんだけど、まぁ個人的に片付けます。サークルのためにやってるわけじゃない、これは私の人生の課題。


#写真は三男がお昼に 「ママーこれが欲しい」とこないだがんばってお手伝いした小遣いから「風船ヘリコプター」をネット注文したので代金を回収するの図。本体価格が195円なのに送料700円ってすごいな。残金1円だって、使い切るねぇ🤣(しかし言われた通り買う)

#今日のお歌 …【アイネクライネ】どうして?どうして?が今日の日記のテーマに合っていると思ったので。「私はもう石ころにでもなれたならいいな、だとしたら戸惑いも勘違いもない、そうやってあなたまでも知らないままで…」深いね!米津玄師の歌詞!!この人もまた叱られる理不尽や周りからの無理解に苦しんだ人じゃないかしら、と思うなどする。https://youtu.be/A4-H_RSRggw

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